子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

開業準備

2008-09-14 17:31:29 | 雑記
もうご存知の方も多いと思いますが、私の病院での診療は10月で終了予定です。

11月には、八柱駅北口(病院とは反対側)の駅前でクリニックを開院できるよう準備中です。

14年間この地域で続きて来た小児医療を、スタッフ・関係者の協力のもと、より良い形で継続できるよう頑張っていきたいと考えています。

クリニック開院に向けて、クリニックサイトを開きました。

クリニックの情報を順次公開していきますので宜しくお願い致します。

日本脳炎ワクチン

2008-09-07 19:23:38 | 雑記
ここのところずっと、日本脳炎ワクチンに関する問い合わせが多くあります。

現在のところ残念ながら、私の病院にはワクチンの在庫はなく、供給の見とおしもありません。

とりあえず夏も終わりに近づき日本脳炎の流行期も終了となるので、今から慌てることはありませんし、今の所は、関東で生活している分には感染のリスクを過度に心配する必要はありません。

蚊に刺さされない様にとよく言いますが、一般的によく刺されるヤブ蚊やイエ蚊に刺されて日本脳炎に感染するリスクは高くありません。

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有しているブタを吸血した水田などに発生するコガタアカイエカ(ブタなどの大型動物を好んで吸血する)という種類の蚊に刺されることで感染することが多いと考えられています。

また、感染して全員が発症する訳ではなく、発症は感染した人の100~1000人に1人程度と言われており、日本での発生数はここ数年10人弱/年で推移しています。

それでは、接種しなくてもよいのかと言うと、温暖化の影響か夏季のブタのウイルス保有率は高くなってきており、今後感染のリスクは高くなってくる可能性が考えられ、ワクチンが接種出来る状況になればワクチンは接種しておいた方が良いと思います。

現行のワクチンは、2005年5月に厚生労働省から積極的推奨接種の差し控えの通知が出されたままとなっており、実質生産が行われておらず供給が不足していて、接種したくてもワクチンがない状態となっています。
また、早ければ来年には新型ワクチンの供給が始まると言われていますが、それでもしばらくは供給不足の状態が続くと予想されます。

今後、感染リスクに応じた接種適応順位の決定、定期接種期間を過ぎてしまった未接種者への対処など行政の適切な対応を期待したいところです。

鼻から

2008-09-04 03:03:20 | 雑記
昨日、上部消化管内視鏡検査(俗にいう胃カメラ)を受けてきました。

最近話題の鼻から挿入する検査法でやってもらいましたが、個人差はあると思いますが検査中も普通に会話が可能でとても楽に検査を受けることができました。

ただ、鼻の状態などで鼻からの検査は出来ない場合もあるようです。

結果は異常なしでしたので、これからも頑張っていきます。