散発的ですが、インフルエンザ発生の報告がされ始めました。
このまま流行期に入るとは思えませんが、動向に注意は必要だと思います。
今シーズン、インフルエンザに対してタミフルの処方をどうしようかと考えている医者は多いのではないかと思います。
医学的な判断は別として、現状では10歳以上の未成年者の対する処方は原則行わないといったところでは、ほとんどの医師は同じ対応だと思います。(自分の小児科では、保護者の責任において同意のもとでの処方は行う方向で考えています)
1歳未満の処方(異常行動とは別の問題で製薬会社が通知を出している)に関しては、いろいろと意見が分かれるところですが、保護者に十分な説明をして上で希望があれば処方は可能と考えています。
その他の年齢に対しては、無条件で処方してしてもよいのか?
やはり、「インフルエンザという感染症のこと」および「タミフルに代表される抗インフルエンザ薬のこと」についての正確な情報を元に保護者が判断することになるのではないかと思います。
以前からの何度もの繰り返しになりますが、インフルエンザ自体は無理せずゆっくり療養することで、特別な薬はなくてもほとんどの健康な子どもや成人では自然に治癒する感染症です。
確かに他の風邪に比べて症状が辛いことが多く、重篤な合併症の頻度も多いのは事実ですが、事前にワクチン接種をすることで多くのリスクの低減が期待出来る感染症でもあります。
ここ数年で、「インフルエンザに罹った=早期にタミフルを飲まなくては治らない」といった思い込みが浸透してしまったように思います。
タミフルの他にリレンザという薬がありますが、今のところタミフルのような異常行動に対する注意はでていませんが、今までの使用例がタミフルに比べ非常に少なかったので、今後使用例が増えれば同様の問題が発生する可能性は否定できません。
インフルエンザと異常行動の問題は、タミフル内服の有無に関わらず、熱せん妄や脳症などにおいても起こりうることなのでタミフルを飲まなければ大丈夫という訳でもない(タミフルとの因果関係自体も今のところ明確ではない)ので、保護者の方はインフルエンザに罹ったお子さんの状態に注意を怠らないようにする必要があります。
自分の小児科ホームページ内の情報:「インフルエンザについて」、「インフルエンザの薬(タミフル)について」など参考にしてみて下さい。
このまま流行期に入るとは思えませんが、動向に注意は必要だと思います。
今シーズン、インフルエンザに対してタミフルの処方をどうしようかと考えている医者は多いのではないかと思います。
医学的な判断は別として、現状では10歳以上の未成年者の対する処方は原則行わないといったところでは、ほとんどの医師は同じ対応だと思います。(自分の小児科では、保護者の責任において同意のもとでの処方は行う方向で考えています)
1歳未満の処方(異常行動とは別の問題で製薬会社が通知を出している)に関しては、いろいろと意見が分かれるところですが、保護者に十分な説明をして上で希望があれば処方は可能と考えています。
その他の年齢に対しては、無条件で処方してしてもよいのか?
やはり、「インフルエンザという感染症のこと」および「タミフルに代表される抗インフルエンザ薬のこと」についての正確な情報を元に保護者が判断することになるのではないかと思います。
以前からの何度もの繰り返しになりますが、インフルエンザ自体は無理せずゆっくり療養することで、特別な薬はなくてもほとんどの健康な子どもや成人では自然に治癒する感染症です。
確かに他の風邪に比べて症状が辛いことが多く、重篤な合併症の頻度も多いのは事実ですが、事前にワクチン接種をすることで多くのリスクの低減が期待出来る感染症でもあります。
ここ数年で、「インフルエンザに罹った=早期にタミフルを飲まなくては治らない」といった思い込みが浸透してしまったように思います。
タミフルの他にリレンザという薬がありますが、今のところタミフルのような異常行動に対する注意はでていませんが、今までの使用例がタミフルに比べ非常に少なかったので、今後使用例が増えれば同様の問題が発生する可能性は否定できません。
インフルエンザと異常行動の問題は、タミフル内服の有無に関わらず、熱せん妄や脳症などにおいても起こりうることなのでタミフルを飲まなければ大丈夫という訳でもない(タミフルとの因果関係自体も今のところ明確ではない)ので、保護者の方はインフルエンザに罹ったお子さんの状態に注意を怠らないようにする必要があります。
自分の小児科ホームページ内の情報:「インフルエンザについて」、「インフルエンザの薬(タミフル)について」など参考にしてみて下さい。