6月中旬頃から手足口病の患者さんが増えてきました。
手足口病は、6月~7月に流行するいわゆる夏風邪の一つです。
エンテロウイルス属に属する数種類のウイルス(コクサッキーA16、エンテロウイルス71など)が原因の感染症なので、何回も罹ってしまうことがあるます。
今まで日本に流行していた手足口病の症状は、発熱(熱のない場合もある)、手のひら・足の裏や膝・肘・お尻のど限局した部位の発疹、口蓋垂(のどちんこ)周辺に口内炎を認めるといった症状でした。
潜伏期は3~6日程度で、特に薬はなく、自然の経過で治癒します。
希に髄膜炎や脳炎なのど合併症を起こすこともあります。
2011年頃より、コクサッキーウイルスA6による手足口病の流行がみられ、このウイルスによる手足口病の発疹は、比較的大きめの水泡をつくり、手のひら・足の裏の発疹は少なく、体の広い範囲に出現し、一見水ぼうそうと見分けが難しい場合があります。
今年もこのタイプの手足口病が多く、発熱時(比較的高熱)で発症し、発疹や口内炎は翌日以降にでてくる経過の子が多いように思います。
当院でも、最初水ぼうそうの診断をして、後日修正した子もいます。
また、このタイプの手足口病は後日、手足の爪がはがれてくることがありますが、また新しい爪が生えてくるので心配はいりません。
咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染の可能性があり、ウイルスは咽頭から1~2週間、便からは3~5週間排泄されます。
ウイルスの排泄期間が長く急性期のみの隔離は意味がないため、保育園・幼稚園・学校などは、しっかり解熱(1日以上熱がない)して、いつも通り食事が取れ、元気であれば、登園・登校は可能となっています。ただし、プールや水遊びは、発疹が落ち着くくらいまでは控えるようにして下さい。
手足口病は、6月~7月に流行するいわゆる夏風邪の一つです。
エンテロウイルス属に属する数種類のウイルス(コクサッキーA16、エンテロウイルス71など)が原因の感染症なので、何回も罹ってしまうことがあるます。
今まで日本に流行していた手足口病の症状は、発熱(熱のない場合もある)、手のひら・足の裏や膝・肘・お尻のど限局した部位の発疹、口蓋垂(のどちんこ)周辺に口内炎を認めるといった症状でした。
潜伏期は3~6日程度で、特に薬はなく、自然の経過で治癒します。
希に髄膜炎や脳炎なのど合併症を起こすこともあります。
2011年頃より、コクサッキーウイルスA6による手足口病の流行がみられ、このウイルスによる手足口病の発疹は、比較的大きめの水泡をつくり、手のひら・足の裏の発疹は少なく、体の広い範囲に出現し、一見水ぼうそうと見分けが難しい場合があります。
今年もこのタイプの手足口病が多く、発熱時(比較的高熱)で発症し、発疹や口内炎は翌日以降にでてくる経過の子が多いように思います。
当院でも、最初水ぼうそうの診断をして、後日修正した子もいます。
また、このタイプの手足口病は後日、手足の爪がはがれてくることがありますが、また新しい爪が生えてくるので心配はいりません。
咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染の可能性があり、ウイルスは咽頭から1~2週間、便からは3~5週間排泄されます。
ウイルスの排泄期間が長く急性期のみの隔離は意味がないため、保育園・幼稚園・学校などは、しっかり解熱(1日以上熱がない)して、いつも通り食事が取れ、元気であれば、登園・登校は可能となっています。ただし、プールや水遊びは、発疹が落ち着くくらいまでは控えるようにして下さい。