子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

そろそろインフルエンザの足音が、

2007-01-30 19:08:39 | 雑記
年が明けて、外来が落ち着いていて少し気が抜けていたのか久しぶりの投稿になってしまいました。

まだ流行まではいかないけれど、インフルエンザの患者さんがそろそろでてきました。
まだ小児科では4~5人程度で、例年に比べると時期的に非常に少ない状況です。このまま流行せずに終わるのか、これから流行期に入るのかここ2~3週間の動向に注目する必要があります。
インフルエンザ以外では、去年からRSウイルス感染症や溶連菌感染症が比較的多く、症状が軽い人が多いですがお腹のかぜ(ウイルス性胃腸炎)もここにきてまた増えて来ている印象です。その他、原因の特定出来ない熱のかぜ(おそらくウイルス感染)の患者さんも比較的多くなっています。

インフルエンザの流行が遅かった過去のシーズンでは、卒園や卒業の時期に流行が続いていたこともありますので、まだまだ油断は出来ません。

年明けの外来

2007-01-06 22:36:16 | 雑記
感染性胃腸炎(ノロウイルス)の流行も落ち着き、インフルエンザの流行もまだ始まらず小児科の外来は比較的落ち着いて今年はスタートしました。
咳のかぜ(RSウイルス)が多く、1歳前後以下の子どもが発熱と喘鳴(ゼーゼー)といった症状で受診されることが比較的多く、その他小学生中心にマイコプラズマによる肺炎が多い感じです。
感染症以外では、この時期にしては喘息の症状がでている患者さんが多い印象があります。

インフルエンザは、流行の開始が遅いシーズンでは過去に2~3月に流行のピークがきた年もありますので、まだまだこれから注意が必要です。

冬休みが終わり、保育園・幼稚園・学校など集団生活が始まると風邪など感染症がまた増えてくると思いますので、日頃からの体調管理を心掛けましょう。