子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

適当なさじ加減

2008-03-10 02:26:17 | 雑記
料理の塩加減、お茶葉の加減、草花の水やり加減、などなど日常的に身について意識せずに適当に行われていたことも、社会が変化し世の中が便利になるにつれて、自ら行い経験する機会が少なくなり、適当に出来なくなっていることが多くなってきている様に思います。

小さい子どもと接する機会が少なくなり、実際に親になり子どもを育てるにも、子ども食事や睡眠の加減、子どもの体調の加減などなど、親がどの程度が適切な加減なのか分らないのではと思われることがあります。
子どもも、子どもの時期にいろいろな経験をして、いろいろなさじ加減を学ぶのだと思いますが、今の社会ではそれが十分に出来ていない様にも感じます。

マニュアルや規則と言うものは、適当なさじ加減の出来ない初心者のためのものである事がほとんどのように思いますが、今の世の中はマニュアルや規則ばかりになってきてしまったように感じます。

いい意味での適当なさじ加減が出来るよう、子どもたちがいろいろな経験が出来ると良いと思います。

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