子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

大人がしっかりとしなければ、

2014-07-20 18:46:38 | 雑記
毎日四角い画面の中で、

誰が撃ち落とした、、我々ではない、、

報復による戦争(憎しみの連鎖)、

「日本が再び戦争をする国になる」というようなことは断じてありえない、、

政治家の不祥事、

薬物による事故、

などなど、、

大人たちの行いを子ども達は目にしています、、
夏休みになり、目にする機会も増えると思います、

無条件に見せてはいけないものも多いように思います。

子どもが見ていたら、何が起こっていて何がいけないのか、、「いかなる理由でも戦争はよくない行為である」など、
身近な大人(親)が、しっかり教えていかなければならないと思います。

そして、いけないことをしてしまったら、正直に認めること、

子どもがいけないことをしたら、ただ叱るだけだと、次に何かしてしまった時に隠そうとするかもしれません、
正直に話したことが良い行為だと言う事を褒めてあげる必要もあります。
叱るのではなく、正直に認めたことは褒めてあげて、どうしてその行為がいけないことなのかよく話しをして、
その上で、してしまったことに対して何かペナルティーを課す(一定期間好きな事の制限など)などもよいかもしれません。

叱られただけで、「分かりました、もうしません」は、叱られることを終わりにしたいだけの言葉だけなので、
子どもは何が悪かったのか・今後どうしたら良いのかは、分かっていません。

しっかりと良い事・悪い事を子どもに伝える機会が少なくなっているように感じます。

夏休み、子どもと一緒の時間を大切にして下さい。

予防接種~やり残しはありませんか?~

2014-07-16 19:10:38 | 雑記
もうすぐ夏休みです、

年長さんや小中(高)校生のお子さんがいたら、やり残した予防接種がないか見直してみて下さい。
もしあったら夏休みを利用して接種を済ませてしまいましょう。

まずは、年長さん
1、麻しん風しん(MR)2期接種は、平成26年度中(平成27年3月31日まで)が接種期間ですので忘れないうちに済ませてしまいましょう。
2、日本脳炎1期接種(初回2回と追加の計3回)が済んでいる確認しましょう。
3、ポリオ接種が完了しているか確認しましょう。
  平成24年9月1日から経口生ワクチンから不活化ワクチン(注射)に切り替わっています。
  接種の詳細は松戸市のホームページ「不活化ポリオワクチンについて」を参照して下さい。
4、DPT(3種混合)ワクチン1期接種(初回3回と追加の計4回)が完了しているか確認しましょう。
  DPT(3種混合)ワクチン1期接種期間は7歳6ヶ月までです。
  不活化ポリオワクチンが導入後にDPTと不活化ポリオワクチンが混合された4種混合ワクチンに切り替わり、DPT(3種混合)ワクチンは年内には販売中止(製造中止)されますので、ポリオの接種が終了していてDPT(3種混合)ワクチン接種が完了していないお子さんは、早く接種をしましょう。


小学生
1、日本脳炎ワクチンの接種歴を確認してみて下さい。
  日本脳炎ワクチンは、一時期接種勧奨が見合わされたので、1期3回の接種が完了していない可能性があります。
  接種勧奨の見合わせで接種が完了していないお子さんを対象に接種対象年齢が拡大されています。
  9歳になると第2期接種の通知も送られてきますので、合わせて確認してみて下さい。
  参照:「日本脳炎定期予防接種について」(松戸市)
     「日本脳炎定期予防接種対象年齢拡大について」(松戸市)
2、小学6年生(接種対象年齢:11歳以上13歳未満)には、DT第2期の通知が届いていると思いますので確認して下さい。


中学生以上
1、日本脳炎ワクチン接種勧奨見合わせで日本脳炎ワクチン接種を完了していない場合がありますので確認して下さい。
  参照:「日本脳炎定期予防接種対象年齢拡大について」(松戸市)
2、DT第2期(接種対象年齢:11歳以上13歳未満)の接種歴を確認してみて下さい。
3、ヒトパピローマウイルスワクチン(子宮頸がんワクチン)は、現在積極的接種勧奨はされていませんが、接種を希望される場合は定期接種(対象:小学6年生相当年齢から高校1年生相当年齢の女性)として接種は可能ですので、本人・保護者の判断で接種を検討してみて下さい。
  参照:「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防ワクチンについて」(松戸市)
     「保護者の皆さまへ 子宮頸がん予防ワクチンの接種についての考え方」(NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会)


以上は、定期接種として受けられるワクチンに関しての注意になります。

定期接種の対象年齢を過ぎていても、自費にはなりますが接種していないワクチンを接種することは可能です。
特に、麻しん風しん(MR)ワクチンを2回接種していない場合などは、2回接種をしておくことをお勧めします。
その他、水ぼうそう・おたふくかぜ・B型肝炎など現在任意接種扱いのワクチンも、接種希望があれば年齢に関係なく(水ぼうそう・おたふくかぜは1歳以上ですが)いつでも接種可能です。


何か不明な点があれば、当クリニックに問い合わせ頂くか、
定期接種で分からないことがあれば、松戸市 健康推進課 予防衛生班(電話:047-366-7484)に問い合わせてみて下さい。

夏かぜ

2014-07-14 00:24:22 | 雑記
台風が通過し暑い日が続き、蝉も鳴き始めました。

例年、6~7月は「夏かぜ」と総称される発熱を主症状としたウイルス感染症が多い時期ですが、
今年は6月中にはまだ流行が診療圏内ではありませんでしたが、
7月にはいり、増えてきた印象です。

夏かぜの中でも、口内炎や発疹など特徴的な症状を認めるヘルパンギーナや手足口病も
7月に入ってから増えてきました。

夏かぜはウイルス感染症なので、感染症自体に有効な薬はありません。
通常、発熱は2~3日程度で自然(自分の免疫力)に治癒するので、
その間ゆっくり休む必要があります。

夏かぜ以外に、溶連菌感染症も比較的多く、
症状が夏かぜと区別しにくい場合があり、
こちらの感染症は、抗生剤をしっかり飲む必要があるので注意が必要です。