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恐竜

2013-06-16 06:32:11 | Weblog
あなたは恐竜を食べたことがありますか?何を朝から寝ぼけているんだ。と言うなかれ。

恐竜学の最前線をわかりやすく解説する『恐竜時代―』(岩波書店)の著書、北海道大学の小林快次(よしつぐ)准教授は一般向けの講演のたび、こう説明する。

「鳥は恐竜なんです・・・インコやジュウシマツを飼っている人は、恐竜を飼っていると自慢してもいいんですよ」ここ20年で、恐竜研究は飛躍的に進んだ。

かつて恐竜と鳥との進化の歴史をつなぐのは、19世紀半ばにドイツで見つかった「始祖鳥」だけだった。それが、1990年から中国で羽毛や翼を持った恐竜の化石が、数え切れないほど発見されてきた。

進化の大樹から見れば、爬虫類(はちゅうるい)という大きな枝から恐竜という枝が生じ、さらにそこから伸びて、現在へとつながっている枝が鳥類。大絶滅期を生き延びたのが、鳥類型の恐竜―ということになるらしい。

小林さんが今、頭を悩ましているのは、鳥は肉食の恐竜から進化したのか、それとも植物食の恐竜かという問題。「植物連鎖の頂点に立つ肉食恐竜からならば、強者がさらに空に覇権を求めたことになる。植物食恐竜からであれば、弱者が空に追いやられたということになります」。

鳥のご先祖さまはどんな思いで、空に羽ばたいたのか、焼き恐竜(つまり焼き鳥)でも味わいつつ、想像してみますか。