デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

アルミ缶

2008-02-29 07:45:24 | Weblog
夏休みにアルミ缶を1200キロ集めて換金し、車いすを町の老人施設などに贈ろう。横浜市内のある小学校の児童たちが、こんな計画を立てた。

「総合学習」の授業である。児童の一人はコンビニの店頭に、回収箱を置かせてもらえば楽だと考えた。

だが強風が吹くと、箱が転がる。入りきらないアルミ缶が周囲に散らばってしまう。頑丈な箱に作り直したという。

ほかにも難問はあったろうが、目標は達成し、4台購入できた。この授業で学んだことを、詩にした児童がいる。


あだうち

2008-02-27 07:46:42 | Weblog
1873(明治6)年の2月、時の政府は「あだ討ち禁止令」を布告した。たかだか135年以前まで仇討ちは公認されていた。

むしろ当然のこととされていた。そのため禁止令に反対を唱える人たちもいた。事実、それ以後も旧秋月藩(福岡県)の藩士が仇討ち事件を起こしている。

討った男は自首して終身刑になった。先進国の仲間入りを目指す当時の日本は外国から野蛮な風習の国と思われるのを何より恐れた。

昔話の「かちかち山」では悪いタヌキがウサギにひどい目に遭う。そのごタヌキが仇討ちをする。

ウサギはウ(鵜)とサギ(鷺)になり飛び去る。他愛もない話だが報復の連鎖がないだけが救われる。

天王山

2008-02-25 07:18:38 | Weblog
なんだか明日でも米大統領が決まりそうな騒ぎだった。さきの5日、スーパーチューズデーのことである。

日本語で“超火曜日”と訳してしまうと訳が分らない。どうやら天王山といったことなのだろう。

各州の共和・民衆両党の指名候補選びがこの日に集中した。ここで勝ち抜かねば勝利は難しいところだったが民衆党の場合はまさに大接戦。

まだ見通しはつかない。候補者、支持者も熱っぽくなるわけである。米大統領選では人気映画スターなども積極的に応援を買って出るのがおもしろい。

おそらくは自らの主義に基づいて支持を表明しているのだろう。タレント候補は別にしてあまり日本では見られぬ現象である。

日本史

2008-02-23 07:25:36 | Weblog
ある親が子を海外に留学させた。留学先から一時帰国した時、とほもない勉強嫌いだったはずの子が熱心に日本の歴史だの地理だのを勉強したがるのでいぶかしんでわけを問うた。

子いわく。「よその国の子と話していたら、自分が日本のことを全然語れないことに気がついた」と。

神奈川県が県立高校で日本史を必須にすることを決めたそうだ。文部省が世界史だけで日本史を必須にしないので独自に、ということらしい。

県教育長が言うように「日本が米国と戦争したことさえ知らない若者がいる」のが事実なら、むしろ日本史で必修にすべきかも知れぬ。

過去すなわち歴史を学ぶことは、つまり現在を知ること、未来を考えることでもあるだろう。

登山家

2008-02-21 07:41:29 | Weblog
登山家として1月に相次いで南極を訪れ、日本人女性として初めて南極点に到達した続素美代さん(40)と「ビンソンマシフ」(4、897メートル)に登頂、最高齢で7大陸最高峰を制覇した石川冨康さん(71)が事前に南極環境保護法に基づく立ち入りの届けを環境省に提出していなかったことが分ったそうだ。

帰国後に環境省から指摘を受けた2人は寝耳に水で「全く知らなかった」と困惑。同省は「届け出は日本人の南極での活動を把握するために必要。南極条約議定書に基づく国内法を守ってほしかった」としており、近く2人から事情を聴く。

厳重注意処分となりそうだ。南極における活動は原則として事前許可の申請か届け出が義務付けられ、無届けでの立ち入りは50万円以下の罰金が定められているという。

東京マラソン

2008-02-19 08:24:37 | Weblog
「東京マラソン」大会開催のきっかけの一つは、有森さんやシドニー五輪女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんらを育てた小出義雄さんの一言にある。

石原慎太郎東京都知事に、「マラソン大会を開いて市民ランナーに銀座通りを走らせてほしい」。

ニューヨークやロンドン、ベルリンなど世界の大都市でのマラソンでは、数万人の市民ランナーとトップランナーが一緒に走っている。道路を主な舞台とした大きな祭りである。

車いすの人が一気に走り過ぎる。伴奏者と一緒に、視覚障害者がしっかりとした足取りで行く。苦しそうな走りの人に、後続の人が次々に声をかける。

家族や知人に手を振りながら、ゆっくりとはしる。祭りのテーマは「共生」なのかもしれない。

義理チョコ

2008-02-17 07:02:47 | Weblog
つまらぬことを調べたものが“義理チョコ”の話はほとんど辞書にない。先日あたりしきりに横行しているはずなのになぜか。

親切なのは「スーパー大辞林」(電子辞書)で本命、友、自分チョコまである。そこで義理、本命などはいずれも“日本のバレンタインデーで”と断っている。

わが国独特の風習なのだろう。一説に1958(昭和33)年、東京・新宿で売り始めたがさほど人気はなかったという。

義理チョコの言葉が使われるのは昭和58年ごろそのころはこの風習も定着したらしい。それにつけてもどなたが言い出したのか。

なるほど義理、本命、友、自分・・・いずれも無視するわけにはゆかない。

徹夜

2008-02-15 08:26:13 | Weblog
まさか徹夜で並ぶ人があろうとは思わなかった。午前5時という時間にもかかわらず、開店前、行列は3百人にもなった。

偽装販売発覚で休業していた三重・伊勢の老舗和菓子店「赤福」が営業を再開した。4ヶ月ぶりである。

客の一人がいわく。「恋人と再会したような気持ち」。売れ残りを再包装して消費期限を改ざんする「まき直し」など発覚した一連の偽装は、顧客からの信頼を粗末にした行為だったというほかないだろう。

創業3百年という老舗が、それこそ、新規まき直しを図る再出発である。「きょうつくって、きょう売る」の原点に立ち戻るという。再開した3つの店で、午後1時すぎまでに、すべての品が、売り切れとなった。

こうまで再会を待っていてくれた、顧客の「愛」のありがたさを忘れないでほしい。

ヒーロー

2008-02-13 08:21:29 | Weblog
フランスの作家ロランは、(英雄とは自分のできることをした人だ。ところが凡人はそのできることをしないで、できもしない事を望んでばかりいる)と指摘している。

耳が痛くなるが、誰もがヒーロー、ヒロインになれるともいえる。国内で昨年公開された映画の興行成績が発表された。

邦画の第一位は「HERO」だった。木村拓哉さん演じる検事が主役なので、見た目のかっこよさはまねできないだろうが、「どんな小さな事件でも真剣に取り組む検事」として描かれている。

わが身に置き換えて、わが身に置き換えて、実行できないことはない。

豆まき

2008-02-11 08:15:22 | Weblog
青森県や秋田県では「鬼は外、福は内、天に花咲け、地に実なれ」と唱えながら、豆まきをするところがあるそうだ。

一般的には「鬼は外、福は内」と唱える。室町時代の京都ですでに行はれていたという。節分とは本来、季節の移り変わる時を意味し、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していたが、やがて立春の前日のみとなった。

代表的な行事が豆まきで、家の出入り口や各部屋にまいていく、あとで自分の年齢の数の豆を食べるが、ところによってさらに一つ加える。年豆などといい、食べると息災だといわれる。

これは素朴に、ただ災いを追い払いたいのが庶民感情ではないか。