デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

パンダ

2008-05-30 06:28:35 | Weblog
土産にもいろいろある。来日した中国の胡錦濤国家主席は、あのパンダだった。だが贈り物ではない。貸してもらった。

希少動物保護の国際条約のために売買も贈与も禁じられているからだ。費用は、上野動物園側の東京都と中国が交渉中だが、年間1億円ほどかかるらしい。

レンタル料である。ギョウザ事件、チベット問題などが解決に進めば日中友好の絆としては安いものだが。



愛鳥

2008-05-28 06:01:25 | Weblog
16日までは「愛鳥週間」これまた戦後、GHQ(連合国総司令部)の勧告で始まった。最初は米国並みに4月10日を「愛鳥の日」としたが早すぎる。

そこで5月10日からの週間にした。それにつけてもここ数年というもの、鳥の災難は尽きない。

十和田湖などでは発見されたオオハクチョウからは毒性の強いインフルエンザウィルスが見つかった。渡り鳥では初めてという。

ハクチョウはともかく、ごくまれに白スズメが見つかることがあるらしい。瑞鳥(ずいちょう)めでたい鳥として珍重されたそうだが昨今の世相では現れそうもない。

四川大地震

2008-05-26 05:35:57 | Weblog
四川大地震の被災地から悲惨なニュースが届く。なかでも痛ましいのは崩壊した校舎に生き埋めの子供たちだ。

手でがれきをかき分けた母親の救出劇もったが、多くはもう息をしていなかった。男の子を「息子」という。「産す子」(むすこ)である。

娘は「産す女」(むすめ)のことだ「産す」に息の字をあてたのは、息のつながりを表すからという。

親から子へつながる命の連続を震災は断ち切った。だが今もがれきの下で息づく命があるかもしれない。80時間ぶりに救助された生徒もいる。



スピード社

2008-05-24 07:02:25 | Weblog
人はつい余計なことを考えてしまう。雑念をはらって目の前のことに集中するのは簡単なことではない。

期待の大きさから、故前畑秀子さんには「負けたら生きて帰れない」というすさまじい雑念があった。

1936年8月11日。ベルリン五輪の競泳女子200メートル平泳ぎ決勝当日のことである。だがスタート台に上がると雑念は消え「私は誰よりも練習してきたんだから負けるはずがない」「悔いのないレースをしょう」という心境になった。

水の中に飛び込んでからは、自分一人だけが大歓声の中を泳いでいる感じだったらしい。わずかの差で日本人女性初の金メダルを獲得した。

自著「勇気、涙、そして愛」では自分がもしたたえられるとしたら、ライバルに競り勝ったからではなく「自分に勝ったからでしょう」とつづっている。

本人の努力が報われやすいよき時代だったと言えよう。北京五輪では水着のハイテク競争が左右しかねない。スピード社(英国)製水着の選手が世界新記録を連発している。

日本代表選手の試用でも「加速する感じ」などと評判がいいが、契約の関係で今のままでは本番で使用出来ない。今後の対応は30日を期限とした国内製の水着の改良結果を受けて決まる。

ある選手が「スタート台には納得して立ちたい」と言っていた。日々の努力を想像するに、当然の願いである。




ロボット

2008-05-22 06:21:29 | Weblog
「ロボット」という言葉は、チェコの作家カレル・チャベックによる造語であるという。元になったのは強制労働や農奴を意味するチェコ語。

先日、ホンダの二足歩行ロボットASIMO(アシモ)がやったのは、それとはかなり趣の違う仕事だ。

米国のデトロイト交響楽団を相手にタクトを振ってみせた。楽員の一人が評していわく、「滑らかで優雅な指揮」と。

ロボットの活躍の場は広がってきそうで、できる仕事をどんどん任せていくと、2025年には、国内で352万人分の労働力になるとの試算もある。

だが、あそこでは、できるものなら今すぐにでも手を借りたいのでは。中国・四川大地震だ。救助の手は到底足りず、子どもといわず。お年寄りといわず、まだ数知れぬ人が生き埋めになっている。

生死を分ける目安ともされる発生後「72時間」過ぎてしっまた。

ナイチンゲール

2008-05-20 07:49:52 | Weblog
看護師、ナイチンゲールは統計学者としてもすぐれた才能の持ち主だった。ギリシャ哲学に詳しく数カ国語をこなした。

1854年、クリミア戦争に従軍中は天使呼ばわりされるのを嫌った。戦場での彼女は衛生状態のひどさに驚く。

だが軍医長官は「満足すべき状態にある」と平然としていた。軍医たちの多くは看護士を無視した。伝記から英軍軍医の派閥争いごときものが垣間見えたりする。

おそらく嫉妬もあったことだろう。そんな重圧にも彼女たちはめげなかった。5月12日はナイチンゲールの誕生日。「看護の日」だった。

食糧

2008-05-18 07:39:12 | Weblog
“食糧危機“の言葉に敏感になってきたのではないだろうか。だれだって食べ物が無くなるのは不安である。

戦中戦後の食糧難を体験した人にはみじめさが身に染みついているだろう。国連の事務総長が非常事態を訴えている。

世界各国で食料が異常に高くなった。途上国では抗議デモや暴動が起き、死傷者が出た国もある。

先進国でも米国などは貧困層が飢えている。7月の北海道洞爺湖サミットで食糧問題も主要議題になるという。

中国・インドの需要増、バイオ燃料への転用、投機的な動きなどがからんでことは複雑、地球規模の米騒動が起きかねない。

主婦の友

2008-05-16 06:17:19 | Weblog
91年間、雑誌が続くのはただごとではない。「主婦の友」がこの6月号をもってとうとう休刊することになった。

編集長は「これはスタートー」と締めくくる。新たな活動を期待したい。特別付録に第1号の復刻版がついている。

1917(大正6)年の3月号。「暮らしの智恵」総集編の別冊付録があり戦時下の昭和18年には商工大臣、岸信介閣下の記事もある。

豪華版の最終刊号を手に思う。これほど生活に密着した歴史書はないだろう。

禁煙

2008-05-14 06:51:05 | Weblog
神奈川県が禁煙条例を検討中だそうだ。公共施設のほか飲食店やパチンコ店も全面禁煙とする方針という。

愛煙家には住みにくい世の中になった。この際、嫌われ者のたばこをやめてはどうだろう。こんな大騒ぎになるならやめたらと思っている人もいるだろう。

厳戒下の長野市で行われた北京五輪の聖火リレーでは。何人もの逮捕者が出たのは残念で、世界に平和を訴える五輪精神はどこに。その北京では5月から公共施設、五輪会場が全面禁煙となる。

無煙五輪を実現する意気込みだ。白髪3千丈の国だから誇張かもしれない。しかし、禁煙検査員が十万人というのは想像を絶する。

姥捨山

2008-05-12 06:01:59 | Weblog
「姥捨山」。よくよくの事情があり、息子は老いた母親を山奥へと連れて行かねばならなくなる。

母の方も承知で息子に背負われている。すると、道々、母が木の枝を折っていく。どうしてそんなことを、とわけを聞く息子。

母が言う。「お前が帰りに道に迷わぬよう、栞(しおり)にしておいてやるのだよ」。深く打たれた息子は、そのまま母を連れ帰って、以前にまさる孝行をしたという。

母のありがさが沁みる。昨日は「母の日」。最愛の母親を失った米国の一女性の言い出したのがそもそもだが、それは1908年のこと。

今年で、ちょうど百年になる、最近、ある団体が小中学生を対象に調査したら、73%が、一番良く話しをする相手に「お母さん」をあげたという。

わずか5%の「お父さん」はかたなしだが、うなずける結果である。