「同窓会ブーム」だという。震災以来の現象で、新年会と合同開催も目立っている。人のつながりが恋しい季節。「同窓会、出ねば死んだと 噂され」全国老人福祉施設協から恒例の「60歳からの主張」の川柳入選である。
作者は65歳。年々参加者が減っていく年配者の同窓会の哀歓がにじんでいる。中高年の同窓会は「孫・年金・病気」が三題ばなしで、参加するのがいやになるとの声もある。
選挙目当ての仕掛けにしらけることもある。懐かしさにつけいる根性が憎たらしい。一方で、住民のUターンを狙って同窓会に助成金を出す自治体もある。過疎地の同窓会は切実だ。
「みんな同じ人やけど、なんか少し違う人になっとるから、なんか照れる」若い人の感覚だろう。これが中高年になると「同総会 片思いですみ 大正解」となる。初恋の人も形なしだ。
老いていく友は自分の鏡、向こうもそう思ってみている。同じ時代を無事に生きてきたと思うだけで満足ではないか。
作者は65歳。年々参加者が減っていく年配者の同窓会の哀歓がにじんでいる。中高年の同窓会は「孫・年金・病気」が三題ばなしで、参加するのがいやになるとの声もある。
選挙目当ての仕掛けにしらけることもある。懐かしさにつけいる根性が憎たらしい。一方で、住民のUターンを狙って同窓会に助成金を出す自治体もある。過疎地の同窓会は切実だ。
「みんな同じ人やけど、なんか少し違う人になっとるから、なんか照れる」若い人の感覚だろう。これが中高年になると「同総会 片思いですみ 大正解」となる。初恋の人も形なしだ。
老いていく友は自分の鏡、向こうもそう思ってみている。同じ時代を無事に生きてきたと思うだけで満足ではないか。