デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

2008-06-30 05:47:53 | Weblog
英国人ジョン・ウェバーさん70歳は古びたカップを持っていた。幼いころ、おもちゃとして、おじいちゃんにもらったものだ。

空気銃の的にして遊んだぐらいで、別に大切にしてきたわけではない。ところが、引っ越しを機に鑑定を受け、びっくり。

実は、金でできた古代ペルシャの珍品だと分ったのである。先ごろ、競売にかけられ、約一千万円で落札された。

こういう祖父を持ちたいものだが、ふと思ったのは、人間は、案外、自分の持っている「宝」に気がついていないものなのかもしれない。

美しくなるためになるならお金を惜しまない、という女性は世に多い。そのニーズ大なればこそだろう、岐阜県にある大垣共立銀行は最近、整形手術な女性の美容に用途を限定した全国初のローンの取り扱いを始めたという。

誰にでも「変身」への願望はあろうが、まずは、今の自分の中に、「宝」を探してみるのはどうだろう。


またか

2008-06-28 06:50:43 | Weblog
またかの偽装である。今度は飛騨牛に疑惑。低い等級の肉をブランド牛と偽り販売していたなどとされるケース。

問題の食肉卸業者の社長は最初、「従業員が勝手にやったこと」と主張していた。ところが、面談で従業員に詰め寄られるや、「確かに言った」と偽装の指示を認めたのだという。

不正が発覚すると、まず従業員のせいにする。あるいは、はっきりそうは言わなくても「自分は知らなかった」と、経営者としての責任を逃れようとする。

しかる後、実は経営者が指示していたことだったと明らかになる。ミートホープしかり、高級料亭「船場吉凶」しかり。

こういう経営者の「責任の偽装」も、また繰り返されている。指示までは認めないものの「不正は承知していた」と後で経営者が認めるパターンもあるが、とにかく、現場だけに責任を押付けようとしたという点では、これも同断だ。なにも食品偽装には限らない。

何らかの不正発覚時に「すべては私一人の責任」と、潔く頭を下げる経営者なりの姿というのは、残念ながら、あまり記憶にない。



イカ

2008-06-24 07:32:33 | Weblog
小型のイカ釣り漁船の漁業者で作る全国組織が2日間、一斉休漁した。漁業も燃料高騰の波をもろにかぶっているが、イカ釣りは集魚灯を使うために一層影響が多きい。

主要燃料のA重油の値は5年前の倍以上とか。その窮状を訴えるための行動だ。まったく、この原油高は異常というしかない。

ガソリン代もレギュラーで1リットル180円台に迫る。ほかの物価も押し上げ、まさに生活直撃だが、どうにも業腹なのは、この狂騰の一大要因が、切実な暮らしとは塩遠い投機マネーだという点である。

もはや、個々が行動を起こす時なのかもしれぬ。

おしゃれ

2008-06-22 06:50:36 | Weblog
今どきは着るものを選ぶのが難しい・・・といった話を女性に聞いた。確かに暑い日があるかと思えば妙に涼しくなったりする。

おしゃれを気にする女性にしたら、なにかとたいへんなのだろう。もっとも最近では男性とりわけ若者たちの、おしゃれが多い。

着るものはいうまでもなく男性用化粧品やヘアスタイルなどにもずいぶんお金をかけているらしい。

かってなかった現象だろう。第一次世界大戦はオーストリア大公の暗殺がきっかけになった。大公はおしゃれだった。

ぜいたくな服を脱がすのに手間がかかり出血多量で死んだともいう。ここにも歴史の“もし”がある。

みちのく

2008-06-20 06:34:23 | Weblog
みちのくの栗駒山(標高1,627メートル)は宮城、岩手、秋田の三県にまたがっている。山肌にはブナの原生林や湿原、渓谷などの自然が手付かずで残っているという。

今は新緑の季節である。岩手、宮城内陸地震は、栗駒山とさほど離れていない。震度6強という巨大な力で揺さぶられた山間地は、楽しむ風景ではなくなった。

広範囲の及ぶ斜面の崩壊によって、山が消えたように見える地域もある。「車がうさぎ跳びのように跳ね上がった」。地震の瞬間をこう証言する人がいる。

旅館などを襲った土砂のすさまじさは計り知れない。誰もが泰然としてはいられなかったろう。

道路の寸断などで実態がつかみにくかったのか、時間の経過とともに被害の深刻さが増している。行方不明になっている人の安否が気がかりである。

中国・四川大地震はまさに、人ごとではなかった。今回の地震を起こした断層は、事前に把握されていなかった。

専門家の話では未知の断層はほかにもあり、大きな地震が起きてもおかしくない。明日はわが身と思って備えを急ぐことにする。

戒めるべきは根拠もなく、自分の身には何も起きないと思うことである。



スピード

2008-06-16 06:01:56 | Weblog
先のジャパン・オープン平泳ぎ200メートルで世界新を出した北島康介選手の記録は2分7秒51。

4月にマークした日本記録は2分8秒84、無論、それだけが1秒33短縮の要因とは言えないが、今回が、例の英スピード社製水着レーザー・レーサー(LR)を着用してのレースだったことは確かだ。

LRを着た他選手も日本新記録を連発した。国内メーカーと用具契約を結ぶ日本水泳連盟も昨日、北京五輪での水着選択「自由化」を正式に認めざるを得なかった。

個人のスポンサー契約の問題はあるが、本当に自由なら、一番早く泳げる水着を選ばない選手はいまい。

米選手が1992年樹立した200メートル平泳ぎの世界新記録を北島選手が破ったのは2002年、世界中のスイマーがかかって、たった0秒19の更新に実に10年という時間を要したのである。

そう思えば、水着を換えて1秒33短縮の衝撃も大変なものである。新技術はいつも、人間を、ちょっと切なくさせる。


心機一転

2008-06-14 06:16:15 | Weblog
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、60代になってからは引退する年になったとの意識が強く、目標を見いだせずにいた。

不摂生を続けていたため、身長164センチに対して体重は85キロ。体力は予想以上に落ちていた。

幸いにして心機一転、70歳でのエベレスト登頂という目標を持ってからの登山であった。心の方が落ち込むことはなかった。

今はまだ「できなくて当然」と楽観的に考え、一から体力づくり取り組んだという。当時はさすがに70歳に続いて75歳になる今年、エレベストの頂に再び立てるとは想像できなかったと思う。

2回にわたり持病の不整脈の手術を受けており、誰が見ても限界は近づいている、それでも無事に帰国するや、80歳で3度目の登頂という新たな目標を口にした。

年齢への挑戦に終わりはないようだ。楽しみながら目標に向かっていく。これが流儀だがら可能なのだろう。

トウモロコシ

2008-06-12 06:42:15 | Weblog
人は米やパンを食べて生きている。それがかなわなければ、死ぬ。国際世界食糧計画(WFP)によれば、飢えと貧困で死亡する人、一日2万5千人。

これが現実である。昨今の穀物価格高騰は、それへの追い打ちだ。食糧支援にもしわ寄せが来て、たとえば、カンボジヤの子ども45万人へのWFPの給食支援は、資金不足で5月から続けられなくなっているという。

価格高騰の要因の一つがトウモロコシなど穀物が使われるバイオ燃料。ローマでの食糧サミットでも、その見直しがテーマの一つだが、米国などのバイオ燃料生産・輸出国の抵抗は強い。

原油価格も高騰のおり、代替燃料としてのうま味は一層増していようが、人間の食う分を食い荒らすようなものは困る。

今、このたった6秒の間に子どもが一人、飢えに関連する病気で命を落としているという。「われわれには関係ないと思わず、まず、関心を持たねばならない。


若い脳

2008-06-10 06:33:48 | Weblog
電話番号が思い出せない。人の名前が、どうしても出てこない。年をとると、だんだん増えてくる。

「やれやれ、年をとると脳の方も・・・」と考えがちだが、さほど悲観することもないようだ。

最近の研究で高齢者の脳のほうが若者の脳より「賢い」ことが分ってきたと米紙ニューヨーク・タイムズが伝えている。

高齢者になると注意力散漫になる分、名前のような一つの事実を覚えておくことは苦手になるが、逆に、より幅広い情報を頭に入れておけるようになる。

たとえば、わざと「場違いな言葉」を潜ませた文書を読む実験では、若者は、それを無視して読むため速度では高齢者に勝る。

だが、後で「場違いな言葉」に関する問題を出されると、正答率は高齢者にかなわない。ただ読む時につまずいているのではなく、高齢者の脳は、「場違いな言葉」という余分な情報でも吸収、整理してしまう。

これが、全体状況の把握や現象の背景を読む時に威力を発揮する。つまり、現実社会で必要な「賢さ」で“若い脳”に勝るというわけだ。

英語

2008-06-08 06:19:29 | Weblog
今は、何か知りたい時は、インターネットで調べてみる。という人は多い。確かに手軽だし、簡単にヒントや手掛かりがみつかることがある。

だが、情報収集の手段としては、あくまで「応用編」。いわば“上級者コース”だけに、まぎわらしい情報も満載だ。

やはり、人に聞く、本を読む。が「基本編」。そこで目を養ったうえでないと「基本編」に振り回されることにもなりかねない。

だから、せめて小学生のうちぐらいは「基本編」をしっかり、と思うが、近年はインターネット教育も盛ん。

そればかりか英語まで小学校で学ばされるのだという。政府は、小学3年からの必修化を言い出した。

小3といえば、やっと「習」という漢字を習い、「かえるのぴょん」というような詩を勉強したりするぐらいの年ごろだ

日本語という「基本編」さえこれからという時に、英語という「応用編」まで、とはどだい無理がある。