デジカメぶらりぶらり

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英語

2008-12-30 07:10:31 | Weblog
「英語はできなくても物理はできる」と言ったのは、ノーベル賞を受けた益川敏英さんである。

では、「英会話が苦手でも高校で英語の授業はできる」か、多分、これまではイエスだ。だが、5年後からはノーになるということだろう。

文部科学省が公表した高校の新しい学習指導要領に、英語の授業は「英語で行うことが基本」と明記されたのである。2013年度から実施されるという。

「実践的な英語力の向上」につながるなら結構なことだが、問題は、これまで文法や訳読中心に授業をして来た教える側のしゃべる能力。

当の彼らも文法や訳読中心の英語教育で育ってきたわけだから、当然といえば当然だが「英会話が不得意な英語教師」少なくないという。

「英語の授業」に自身はあっても「英語で授業」となると話は別で、現場から早くも長嘆息が聞こえてくる。

実のあるものにするには、実施までに相当な準備や訓練がいること間違いない。ところで、この新しい指導要領案では、必要だとの声もあった日本史の必修化は見送られて、引き続き世界史が必須とされた。

「英語で授業」もしかり、「国際化」への対応ということらしい。

幸福

2008-12-28 05:37:04 | Weblog
何でも、脳の視交叉(さ)上核という部位が、人間の生物時計なのだという。そこが1日周期のリズムで身体の働きを整え、気分にも影響を与えているらしい。

「時計生物学」が専門の学者井上慎一さんが語っている。「夜に苦しい気分だとしても、朝になれば耐えられる、自信が高まる、といった気分の変化は起こり得る」。

覚えがある、夜、深刻に考えていた問題が朝になるとそうでもないと思えたりする。とすれば、新聞に暗いニュースが多いのは、記事の何割かが夜、書かれていることと関係しているのか、いやまさか。

だが、気分を変えて、さあ1日の始まり、という時だ。朝刊にハッピーなニュースを探したくなるのは人情。

これがそう呼べるのかどうか、英紙インディペンデント(電子版)が伝えていた話。米国の有力大学の研究大学の研究チームが5千人近くの幸福度を20年以上継続して調べたら、幸福な人と接触のある人が幸福になりやすいと分ったのだという。

どう調べたものか、曰く、1.6キロ以内に幸福な友人が住んでいると、あなたが幸福になる可能性は25%アップ、隣人なら34%アップ・・・。

こんなご時世。では逆は、などと野暮な質問はおき、記事の見出しを信じておこう。

ほどほど

2008-12-26 08:02:44 | Weblog
あと一問正解すれば、賞金1千万円はあなたのものです。さあ、挑戦しますか?よく見ているテレビのクイズ番組。

司会者が解答者に難しい決断を迫る場面だ。確か、挑んでも不正解なら賞金はかなり少額になるが、やめれば直前の獲得額は手に入るというルール。

結局、解答者が挑戦を回避すると、拍子抜けの一方で、少しほっとしたものだ。それは、いわば「ほどほど」でやめておくという態度である。

このごろ、しみじみ思うが、経済活動はそういうわけにはいかないのだろうか。人間がいくらタイムを縮めても100メートル6秒では走れないのだ、永遠の成長など不可能だ。
ならば「ほどほど」を見極める術を学ぶよりないのではないか。

あのトヨタ自動車が営業赤字に陥るのだという。驚異的拡大で2007年には単体で8百40万台以上に達した世界販売台数だったが、起死回生への考えとして社長が示したのは「7百万台でも利益の出る体質への転換」だった。

これを「ほどほど」への転換と読めるのかもしれない。この経済危機こそ、これまでとは別の道を考えてみる好機のように見える。

成長一辺倒でも無論、衰退でもなく「ほどほど」のところでの充実という道。

特別警戒中

2008-12-24 07:17:40 | Weblog
やはり年末年始はぶっそうな季節なのか。現在は「都道府県警察による特別警戒」中、来年1月まで続く。

とりわけ12月はなにかと金銭からみの犯罪が多い。とかくお金が動く時期である。通行人が少なかったこともあるが江戸時代のほうが安全だったのかもしれない。

まっ暗がりで屋台のそば屋が襲われたりする話は聞かない。落語で勘定を一文ごまかされるていどである。

現在では、まばゆいばかりに明るいコンビニがしばしば襲われている。いささか古い米映画「ボディガード」にK・コスナーのこんなせりふがあった「危機感のない人間は守りようがない」。

海賊

2008-12-22 06:21:08 | Weblog
アフリカ・ソマリア沖で襲われたシリウススター号の全長はなんと約330メートル。百億円もの石油を輸送中だったという。

海賊たちは乗ったもののあまり巨大すぎて持て余しているらしい。巨大タンカーと小舟の図式は大国と小国の置かれた状況にも似ている。

政治の無策と貧困は無法者を生み出す。ソマリア沖で起きていることは世界の紛争地域で起きていることと変わらない。

2008-12-20 07:29:37 | Weblog
北海道では、「捨てる」ことを「投げる」と言ったりする。だから「ゴミ投げて」と言われても、その人にゴミを投げてはいけないのだそうだ。

北海道でなく、ゴミでなくても、人に物を投げつけるのは無作法だ。古く欧州では「手袋を投げる」と言えば決闘の申し込みだったそうだから、投げるものによっては大変物騒動。

では、靴ならどうか。西洋では<誰かの後ろから靴を投げつけるのは、その人に幸運をもたらす古い昔からの方法>という。

使い古しを投げて祝福する習慣もあったのだそうだ。もっとも、この人は、そうはとらなかっただろう、バグダッドでの記者会見中、イラク人記者から両足の靴を次々投げつけられたブッシュ米大統領。

しかも、靴は、真ん前から飛んできた。アラビヤ後ではそもそも、誰かをののしる時、「おまえは靴だ」という言い方がある。

「靴でなぐる」となると、ほぼ最大級の侮辱表現。「距離が遠いのでやむを得ず投げたのでしょう」。

最初に、でたらめな戦争を仕掛け、よその国に「土足」で踏み込んだのは、ブッシュさんの方なのだから。

空港

2008-12-18 07:51:50 | Weblog
気のせいかもしれぬが空港に降り立つと、とたんにその土地のにおいを感じる。空気の香りが違うようなのである。

これまた旅の風情とでもいおうか。東南アジアではより強烈なようである。日本ではどうか、外国人に聞いたら「魚のにおいがする」という。

私どもはいっこうに感じない。察するに外国を旅行するとき、人間の五感、とりわけ嗅覚は鋭くなっているのかもしれない。

タイ・バンコク近郊の新・旧国際空港が閉鎖されて、反政府団体に占拠された事件があった。外国人旅行者にすれば迷惑どころか不安がいっぱいだろう。

空港のキナ臭いにおいはいただけない。

12月

2008-12-16 07:28:56 | Weblog
はや12月を迎えた。平成20年最後の月のなってしまった。今年もさまざまな出来事があった。

それぞれ思い返す方が多いだろう。“正月始め”は12月の行事である。正月事始めともいう。文字道り準備を始める日で12月13日。8日だったりする所もある。

その代表的な作業は、すす払い、そして大掃除でもある。今どき、すす払いをするお宅はあまりあるまい。

すすの出どころがない。せいぜいエアコンを洗ったりするていどだろう。ただし、いくつかの官庁では業務上の、すす払いが必要かもしれぬ。



今年の漢字

2008-12-14 06:29:43 | Weblog
2008年を表す「今年の漢字」は「変」だという。どうもオバマ次期米大統領の訴えた「チェンジ」の影響が大だったようす。

だから、この国の今年ということだと正直、しっくりこないようにも思う。予想してみると、ちなみにそれは「崩」「貧」「苦」に「虚」「恐」「憂」、「不」「危」「悪」に「落」。

「今年の漢字」ではなくともこれが「今年の感じ」ではなかろうか。麻生首相が今度は低迷を「ていまい」と読み間違えたと聞き、思い出した。そうか、「迷」もあった!

 

1,2,3

2008-12-12 07:03:30 | Weblog
12月3日は「奇術に日」日だったそうである。たとえば舞台でハトなどを消すときのこのかけ声「ワン、ツー、スリー」と発している。

すなわち1.2.3 12月3日というわけである。もうずいぶん昔になる。晩年の石川天海さんはグレート天海と呼ばれ世界に知られたこの奇術師はベッドでもカードを手に新しいネタを考えていた。

1年を回顧する季節になった。思えば奇術めいたことがまかり通った年でもあった。米国に端を発した金融危機にはネタも仕掛けもあった。

ただしこちらは1,2,3の笑顔で元に戻らない。