デジカメぶらりぶらり

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綱吉

2008-01-30 07:37:32 | Weblog
時代劇などで悪法の見本のようにされているのは「生類憐みの令」だろう。もとより発案者は5代将軍徳川綱吉ではなかったのだが、世にも不思議なこの法令のために現代もなお“犬公方”と呼ばれたりする。

犬はもちろん蚊やハエも殺せないのだから庶民には迷惑このうえなかった。綱吉はほかにも「初物禁止令」という奇妙な法令を出している。

よく分からぬのだが果物など季節の初物を取り締まったのだろうか。綱吉は当初は名君だったという。

考えようでは今こそ新たな「生類憐みの令」が必要かもしれない。北極から南極まで生類は危機を迎えている人類も例外ではないのだ。

スポーツか

2008-01-28 07:38:37 | Weblog
これはもはやスポーツに近いのではないか。先日のことになるが滋賀県大津市の近江神宮で小倉百人一首の日本一決定戦があった。

各人位戦があった、クイーン位戦ともにまさに電光石火。素人には勝敗が分らない。幸田露伴に東西の伊呂波短歌についての一文があってその違いが多いのを面白がっている。

東西同じなのは「にくまれ子は世にはびこる」ほか二、三しかない。東の「塵積もって山」西の「地球の沙汰も金」等はいかにもご当地らしい。

最近は幼児カルタもある。“あ”は「あっちゃんあがつくアイスクリーム」。リズムカルな言葉とかわい絵がほほえましい。

原油価格

2008-01-26 07:06:29 | Weblog
原油価格が上がる。株が大幅に下がる。円高ドル安が進む。日本経済が波乱の幕開け。「景気減速の兆しか」。

「ネズミ繁盛」と子年は縁起がよく2008年は「末広がり八」の年でもある。心の持ち方も大事なのだがNHK放送文化研究所の調査が気になる。

好きな言葉は①ありがとう②思いやり③健康がトップ。続いて「平和」「やさしさ」「正直」の順で「努力」をあげた人が大幅に減っている。

1983年の前回調査で4位の「努力」は15位に後退、「根性」も落ち込んだ、努力や根性があまり通用しない経済社会の反映かもしれない。

一方、10位以内の「幸福」「元気」「明るい」はそんな社会への願いだろう。

予想外

2008-01-23 07:51:56 | Weblog
予想外のことを見たり聞いたりした時には、「えっ、ウソだ」と言ってもいいし「えっ、ホント」でもいい。

だがこれは、どちらでもいいというわけにはいかぬ。製紙会社が郵便事業会社の扱う再生紙ははがきの古紙配合率を偽っていた。

いわば、地球への優しさを偽ったエコ偽装。予想外のニュースだが、この場合の反応はやはり「えっ、ウソだ」が適切だろう。

納入した全社の再生紙はがきが契約の40%を下回り、最高で20%、最低は1%だったという。

コピー用紙などの偽装も判明している。うち一社の社長によれば本当は「現在の技術力では5%が限度」。そもそも無理だったわけだ。

「できないものはできないと言うべきだった」とこの社長。気づくのが遅すぎる。

埋蔵金

2008-01-21 08:03:07 | Weblog
埋蔵金と聞くとなりやらロマンを感じる。そこにはるかな歴史を思うからだろう。ところが時代が現代、東京・霞ヶ関の埋蔵金となるととたんに生臭さが漂う。

なぜか政府関係者の多くは存在を否定したがる。今も埋蔵金を探している人たちの話を聞く。一国一城の主、カリブ海を荒らし回った海賊、東南アジアの旧日本軍。

その財宝をどこかに隠したといった伝説は各地にある。ただし見つかった話はあまりきかぬ。江戸城の埋蔵金説にまつわる著書は多い。

そこから目と鼻の先が霞ヶ関、伝説と違って財政当局はそのありかを心得ている。私たちの税金なのだから当然だろう。問題は使い方を心得ているかどうかである。


性善説

2008-01-19 07:15:40 | Weblog
もし、よちよち歩きの幼子が溝に転落しそうなっているの見かけたとき、人はどうするのか。

だれしもとっさに助けようとする。誰かにほめてもらおうとか、助けないと避難されることを恐れての行動ではない。

「孟子」はかくして、人の本性は善であるという「性善説」を唱えている。これに対して「荀子」は人の性は悪なり、その善なるは偽なりと、「性悪説」を唱えている。

「偽」とは「人偽」、人の努力の結果という意味である。人の本性は善なのか悪なのか。福田首相との党首討論で、民主党の小沢代表が性善説の立場から年金の問題を取り上げた。

「国民の善意」を信じて、申し出があれば全員、そのまま認めるべきだと主張したのだ。これ以外に早期解決の策はないという論法だが、首相は「出来るだけのことをやっているので、理解してほしい」と首を縦に振らなかった。

性悪説に立てば、申し出の内容をうのみにすることはできない。残念ながら、「いかにもうそ」という申し出があるのだという。

理解してほしいと言われても、首を縦には触れない。ほかに策はないのだろうか。

新年

2008-01-17 08:46:26 | Weblog
新年がいよいよ始動しはじめた方は多いことだろう。ところで正月三が日、家の周囲を散歩して遊んでいる子どもが少ないのに気づいた。

むろん即、少子化と結びつけるのは早計である。出生率はほんのわずかながら上昇した(2006年)といえ決して歯止めがかかったわけではない。

少子化対策にはお金がかかる。となると財源が問題になる。先進国中、いたって小額なのが現状である。

お正月の凧あげ、五月の鯉のぼり。これは子供たちに大空のすばらしさを知らせる意味もあるという。

子供たちが下を向いてはよくない。目を輝かせ空を見上げてほしい。

成人の日

2008-01-15 07:40:23 | Weblog
ミュージシャンの井上陽水さんは一人息子のため、歯科医師の父親から仕事を継ぐことを期待されていた。

でも、学業はたいしたことなく、受験には3回失敗した。10年ほど後に再度受験することを誓った。

その間どうやって食いつないでいくか、いろいろな仕事をしながら、音楽の道に入って
いった。これは20歳前後の逸話だそうだ。

再受験の誓いが本気だったかは、よく分らない。浪人時代、ギターを弾いたり作曲をしたりと音楽に熱中しており、受験勉強に身が入っていない。

自分のやりたいことと、父親の期待を両立させるための知恵だったようにも思う。昨日は成人の日、どう生きていくのか迷っている若者は多いだろう。

何をやりたいのか分らない人がいれば、やりたいことはあっても自信がなく、踏み出せない人もいるかもしれない。

親としては忠告したいところだが、こちらは何を言っていいのか迷っている人が少なくないのでは。

社会の変化が激しく、自分の経験から先を語ることは難しい。価値観も違ってきている。



福男

2008-01-13 07:18:13 | Weblog
兵庫県西宮市の西宮神社は、「えべっさん」の全国総本社と知られている。毎年正月10日の福男選びが話題になる。

開門と同時、足に自慢の若者ら大勢が約200メートル先の本殿目指して疾駆するさまは、テレビで放映されなかなかの迫力。

今年は同市の大学生が「一番福」を制した。4年前に二番福に泣いており、雪辱を果たしたのだが、実はこの年、事件があった。同僚を勝たせようと、複数の消防士が手を広げるなどして他のものを邪魔したのである。

思惑通り、同僚は一着になったが、抗議が殺到した。この際、神社は言った。「コメントする立場にない。行事はあくまで神事。レースではない」確かに競技でもレースでもないのだから「妨害は禁止」と、どこかに書いてあるわけではない。

だが、書いてないからといって、していいことにはならない。そこには、たとえば良識と呼んでもいい書かれざるルールあればこそ、周囲から怒りの声も上がったのであろう。



小学生の国語力

2008-01-11 07:57:13 | Weblog
小学校の先生が感じているのだから間違いはあるまい。小学生の国語力が確実に低下しているという。

東京の「岩波書店」が百人の教師を対象に調査した結果では「まったく低下していない」の回答はゼロだった。

なんでも“個”で数える児童がいたそうだが、これは以外、大人にもいそうである。不思議なことにゲームの攻撃本となるとすらすら読んだりする。

こうなると好みや流行といった問題もあるのかもしれない。