集団避難で故郷を去る被災者の姿が連日報道された。「ふるさと」が、東日本大震災のキーワードのひとつになった。被災者が集団でバスに乗って故郷を去る光景があった。
「必ず戻ってくる」と老いた住民たちは言い、送り出す町長は、仮設住宅建設に取り組む決意を述べて「戻って来れるようにします」と涙ぐんだ。
明治期以来、各地の若者が「ふるさと」を後にして、都会へ向かった。東北はそうした「ふるさと離脱」を象徴する地方だった。若者は故郷を出て、ふるさとの力に気づき、新しい自分を見つけていった。
だが、いま東北で見る「ふるさと離脱」は高齢者が多く、むごいばかりの光景だ。高齢化の進む過疎地を襲った震災の残酷さのひとつは、十年後のふるさとの姿が、行政も住民も描き切れないことにもあろう。
原発周辺の住民は帰るあてもなく、ふるさとを後にした。住民の「帰るべきふるさと」まで奪った災害などかつてあったろうか。市長や町長、議員や区長。有権者に選ばれて就くポストの最大の任務は「ふるさと」を守ることに尽きる。
震災の春に投じる1票の重さを忘れないでもらいたい。
「必ず戻ってくる」と老いた住民たちは言い、送り出す町長は、仮設住宅建設に取り組む決意を述べて「戻って来れるようにします」と涙ぐんだ。
明治期以来、各地の若者が「ふるさと」を後にして、都会へ向かった。東北はそうした「ふるさと離脱」を象徴する地方だった。若者は故郷を出て、ふるさとの力に気づき、新しい自分を見つけていった。
だが、いま東北で見る「ふるさと離脱」は高齢者が多く、むごいばかりの光景だ。高齢化の進む過疎地を襲った震災の残酷さのひとつは、十年後のふるさとの姿が、行政も住民も描き切れないことにもあろう。
原発周辺の住民は帰るあてもなく、ふるさとを後にした。住民の「帰るべきふるさと」まで奪った災害などかつてあったろうか。市長や町長、議員や区長。有権者に選ばれて就くポストの最大の任務は「ふるさと」を守ることに尽きる。
震災の春に投じる1票の重さを忘れないでもらいたい。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
子供の時から思い込みが強いほうで、損ばかりしている。
子供のころは、「日本は必ず勝つ」という軍国主義の神話を教えられ、それを固く信じていた。
この軍国主義は、原爆であえなく崩れ去った。
戦後は、「平和利用の原発は絶対に安全である」という原発主義の神話を教えられ、それを信じていた。
この原発主義の神話は、今回の東日本大震災であえなく崩れ去った。
何せ、我々は、丸暗記と受け売りの学校教育しか受けていないので、問題の解決能力はない。
だが、事態を台無しにする力を持っている。だから、世の中は難しい。
この無軌道が我が国を迷走させる原因となっていて、自分自身にとって危険なものになっている。