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竜巻

2013-06-01 07:32:17 | Weblog
<学校にたつまきがきました・・・つくえにもぐってみをかくしました。ちょっと、見てみたら、ごみとガラスがぐるぐるまわっていました>

今から14年前、愛知県豊橋市は竜巻に襲われて、415人がけがをした。教室のガラスが凶器となった。窓が一枚割れただけで破片が室内に飛び散り、子どもたちを傷つけた。

当時小学2年の男の子が書いた作文が、その恐怖を伝える。<つくえにガラスがあたる音がしました。もう一回見てみたら、大きなガラスがとんでいました・・・目をおおいました。ぼくはこわくてなきそうになりました>

米国オクラホマ州の児童らは、どんな思いで身をひそめていただろうか。巨大竜巻に襲われた学校の校舎が倒れ、多くの子どもらの命が奪われた。がれきだらけの街で途方に暮れる人々の姿が、国境を越え迫ってくる。

日本では米国のような巨大竜巻こそは起きないが、年平均20個以上の竜巻が観測されている。教訓を得た豊橋市は、小中学校の窓を強化ガラスにした。すべての学校で同じような対策をとるのは難しいにしても、心の備えは欠かせない。

真っ黒い雲が近づき急に暗くなったり、冷たい風が吹き始めたりしたら要注意。いざその時は「窓から離れて机の下などに入り、とにかく頭や首を守って」と気象庁の専門家。子どもらに、しっかりと伝えておきたい命を守るすべだ。