デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

水着

2009-05-30 07:36:00 | Weblog
競泳の入江陵介選手が出した世界新記録の公認を巡り、ひと騒動起きている。世界新記録を出したのは誰か。「入江?違う、新しい水着や」という声が出て、記録が公認されないかもしれない。と報じられている。

北京五輪以来付きまとう厄介な問題である。世界新を量産した高速水着が引き金になって、開発競争に拍車が掛かっている。


その騒ぎに巻き込まれ、「努力してよい記録を出しても、水着のせいと言われる」と、選手は嘆く。水着の許可問題には、メーカーの思惑や足の引っ張り合いがあるに違いない。

禁止薬物が作った世界新も、散々見せつけられてきた。だからこそ、記録に待ったをかけられ文句を言うのではなく、もう一度世界新を出す、と言い放つ若者のさわやかさがうれしい。

マスク

2009-05-28 07:33:11 | Weblog
犯罪は時代を写す鏡だという。背任容疑で逮捕された男がマスク姿で連行される報道写真は、現在の日本を象徴している。

漢字検定協会前理事長は協会を私物化し、金銭感覚が麻痺する、「感染症」にかかったひとりだったかもしれない。

が、マスクは感染症対策だったとは思えない。後ろめたさや弱気を隠す防具ではなかったか、漢字の成り立ちはよくできている。

例えば「恥」は、耳と心の組み合わせだ。「ものに恥じる心はまず耳にあらわれる」からとある。

うそがばれて耳たぶが赤くなるのは、昔も今も同じらしい。「厚顔無恥」との熟語もある。その人の耳は赤くならない。

露骨な架空業務を言い逃れ続けてきた前理事長の逮捕は、今週末と予測されていた。ところがパスポートを取得したことが分かって早まったという。

厚顔無恥が墓穴を掘った。逮捕容疑は協会に対しての背任だが、最大の背任は奥深い日本の漢字文化に対してであろう。

伝統を食い物にし、向上心を助けるはずの検定制度を悪用したのなら、汚点は後世にまで残る。

マイバック

2009-05-26 07:43:48 | Weblog
「マイバック普及で万引きが増える」のだそうだ。万引きの増加は、「マイバックに入れた商品が店外に持ち出されるからである。

レジ袋追放先進県の富山では、万引きをとがめられる客に中高年が目立つようだ。いい年をしながら、マイバックひとつで崩れる倫理観とはなんだったのか、情けない連鎖話ではある。

景気低迷の中で医薬品医療企業の業績が好調だ。新型インフルエンザでマスクや消毒薬が売れるからで、悪いことばかりが連鎖するわけでもない。

「カネは天下の回りもの」という。ただ、お金が欲しいと願う所にそう都合よく回って来ないのが現実である。

名称

2009-05-24 07:14:26 | Weblog
水を張っ田に合掌造り集落が映る「逆さ合掌」の美しい写真を見た。田植え前後にしか見られない季節限定の観光絵巻である。

同じ所を旅しても、季節や天候などで印象は随分違う。立山連峰の美しさは、澄んだ冬空にそびえる雪の姿が最高だろう。

白山の頂が雲に隠れていると、加賀平野を走っても物足りない。渋滞覚悟の名称めぐりは、ついおっくうになる。

旅を楽しむのも、なかなか難しい。

トキ

2009-05-22 05:50:32 | Weblog
佐渡のトキが山形県や福島県まで飛んでいった。羽がある鳥が海を越えることには不思議はないが、遠くへ行くのは雌が多いことと併せて研究者は首を傾げている。

能登のトキが健在だったころ、生息範囲は40~50キロで富山や加賀にまで飛んだケースはなかった。

今回は170キロにも及ぶ予想もしない距離だった。佐渡のトキ保護センターも理由を考えた。結局、中国トキのこどもたちは、純日本産トキにはなかった距離感を持っていると推理するしかなかった。


同じトキでも2代や3代を経たくらいで性格は変わらないということらしい。DNA は何代たてば変化するのだろう。

民主党

2009-05-20 05:37:14 | Weblog
民衆党代表選に勝利した鳩山由紀夫氏の政治理念は「愛」である。祖父の鳩山一郎元首相以来の考えで、対立しやすい自由と平等を融和させるのが「愛」だという。

殺すか殺されるかの戦国の世に、ヤワな「愛」が闘争のスローガンになると思うのは甘すぎないか。

政治は、敵と見方を峻別して権力を獲得を獲得する過酷な闘いだ。時には相手を抹殺する非情さを覚悟したのが武将であり政治家だ。

「愛」の裏に「僧」が透けて見えるといえば皮肉にすぎるが、政治史はその積み重ねである。

修学旅行

2009-05-18 07:18:02 | Weblog
新型インフルエンザの発生で、徳島市の小学校が京都や奈良の修学旅行を一斉に取りやめた。市教委の「苦渋の判断」と報じられた。

保護者からは「過剰反応」の声が出ているという。子供たちはさぞ落胆しているだろう。察するに、一部の父母が「学校は責任を取れるのか」と騒いだに違いない。

新型インフルエンザよりも、教育現場を事なかれ主義に追い込む親の「モンスター」ぶりのほうが、もっと怖い。

この種の出来事はいつも過剰反応と風評被害が付きもとう。慌てふためかずに、日ごろの備えを大切にしたい。入念な手洗いも、その一つ。

新型インフルとの闘いは、長期戦になりそうである。過剰に反応して危機をあおる者は大概、いつか油断をし、童謡のウサギのように泣きを見るのがオチだろう。カメのように、地に足をつけた賢い歩みを心掛けたい。

青色

2009-05-16 07:33:35 | Weblog
赤い防犯灯を青色に変えたら犯罪が減ったとの報告がある。赤色が人を興奮させるのに対し、青は安心感を与える色だからだという。

「青いマスク」はどうか。国内初の新型インフルエンザ感染者が確認され、「青いマスク」を準備するところが出始めた。

この時期に青いマスクで街を歩けばギョッとされるに違いない。日本では「白いマスク」の方が恐怖心を鎮めると思うがどうだろう。

もっとも、感染予防目的を絞るなら青にした方が効果的なのかもしれない。青色が安心感を与えるかどうかも時と場所による。

マスクも色にもTPOがあるということか、民主党の小沢代表が一時期、マスク姿で現れて、ひんしゅくをかったことがある。

政治家が病気を連想させるのはタブーとされる中、マスク姿をさらした小沢さんの自信に感心したが、風当たりの強い今なら別の話題を呼ぶかも知れない。

政治家は医者に似ている。要は国民に安心感を与えることだ。

流行

2009-05-14 06:02:46 | Weblog
団塊の世代には「憲一」や「和子」など、憲法公布や平和ちなんだ名が目立つ。その娘には、人気女優にあやかって「小百合」という命名が流行した。

名前は時代を表す。今の若い世代の命名センスには目を見張る。「大翔」(ひろと)「陽菜」(はるな)など、にわかには読めない名が人気を集める。

当初は戸惑ったが、美しい漢字と名の響きは、子への愛情の思いがする。「海」と書いて(まりん)、「花音」を(かのん)と読む名だそうだ。

母の日

2009-05-12 07:05:09 | Weblog
才能があり仕事もよくできる女性が結婚を機に職場を去るのは、男女機会均等法の施行から20年数年たった今も珍しくない。

才能や可能性が中断されるようで、惜しいと思ったことは一度ならずある。だが、たくましい母親になっているのを見ると、それもまた嬉しい。

仕事と子育てを両立させた見事な人もいる。人生の価値は多様で一様ではない。大阪の専業主婦・若林朋子さんの絵本「お母さんはめっちゃ忙しい」読んでみると感じる。

仕事を辞め、かつての夢もどこへやら、3人の子育てに追われて時に悩むお母さんが描かれている「お母さん何になりたかったの?」と、子どもたちに聞かれたら答える。

「あんたらのお母さんになりたかったんよ」今年の「母の日」は「こどもの日」と接近している。祝日に関する法律では、子どもの人格を重んじ幸福を願うとともに母に感謝するのが「こどもの日」だ。

「母の日」が「こどもの日」に感謝し忘れた。母への思いを取り戻す日になるといい。