地物のスイカが店頭に並ぶ、随分小ぶりである。小さく切ったものもある。何だか以前と勝手が違う。
大きな玉をどしんと据え、車座になって食べてこそスイカはおいしい。包丁を入れる前に手でたたいて「鑑定」する儀式も大事。真二つになった瞬間に漂う甘い香りで、ツバが一気に湧き出る。
楽しい消夏法の一つである。この夏は、天気予報に加えて「電気予報」が出そうな雲行きである。冷房が活躍する猛暑が続くと、停電注意報や警報が出るのだろう。さしずめ、涼しい日は結構な「お電気日和」か。
「電気予報士」が登場し、猛暑に備えてタオルや着替えの下着をお忘れなく、と呼び掛ける。こんな体験、めったにはできまい。スイカも売れるに違いない。冷房の部屋でなく、蒸し暑さの中、肌もあらわに汗をぬぐいながらかぶりつくのがおいしい。
テレビで「お電気姉さん」がにっこり笑ってスイカを勧める。そんな場面も増えそうである。多事多難な折に、たわいもない事を思う。が、深刻ぶってばかりいても夏はしのげまい。
いい事もある。スイカがおいしく食べられる。おいしい産地にも恵まれている。
大きな玉をどしんと据え、車座になって食べてこそスイカはおいしい。包丁を入れる前に手でたたいて「鑑定」する儀式も大事。真二つになった瞬間に漂う甘い香りで、ツバが一気に湧き出る。
楽しい消夏法の一つである。この夏は、天気予報に加えて「電気予報」が出そうな雲行きである。冷房が活躍する猛暑が続くと、停電注意報や警報が出るのだろう。さしずめ、涼しい日は結構な「お電気日和」か。
「電気予報士」が登場し、猛暑に備えてタオルや着替えの下着をお忘れなく、と呼び掛ける。こんな体験、めったにはできまい。スイカも売れるに違いない。冷房の部屋でなく、蒸し暑さの中、肌もあらわに汗をぬぐいながらかぶりつくのがおいしい。
テレビで「お電気姉さん」がにっこり笑ってスイカを勧める。そんな場面も増えそうである。多事多難な折に、たわいもない事を思う。が、深刻ぶってばかりいても夏はしのげまい。
いい事もある。スイカがおいしく食べられる。おいしい産地にも恵まれている。