BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ドイツ語テスト放送カード 台湾国際放送

2016-11-15 | 海外局ベリカード
RTI「台湾国際放送」が行っていた、ドイツ語テスト放送を聴いていただいた、ベリカードです。

8月下旬・9月上旬・10月上旬に、台湾北西部の淡水送信所からの、新送信機による11665kHzでの限定的な試験放送でした。
10月上旬に聴いた時は、あまり状態が良くなく、ましてドイツ語ですので、女性出演者2人がネットや放送関係について対話している、ぐらいしかわかりませんでした。



ベリは、RTI局舎や淡水送信所アンテナなどの写真で、表面はドイツ語だけの特別カードでした。



あわせて、RTIグッズのコースターをいただきました。



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マスコットキャラクター・カード 台湾国際放送

2016-11-14 | 海外局ベリカード
RTI「台湾国際放送」の英語放送を聴いていただいた、ベリカードです。

「2015 RTI国際マスコット・ステッカー・デザイン・コンペティション」の入選作品です。



「ちびっ子トラ」を描いた、キャラクターになっています。

8月に受信した分ですが、11月用のカードで送られてきました。



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ラジオ福島 ベリカード

2016-11-13 | 国内局ベリカード
RFC「ラジオ福島」からいただいた、ベリカードです。

郡山局 JOWO 1098kHz 5kWを聴いたもので、県の花「しゃくなげ」の写真が使われています。



2013年にいただいた時は、60周年シールが貼られていましたが、もう3年が経っていますので、今回はなしでした。

そのかわり、表面に受信データが書かれるようになりました。(左 2013年、右 今回)

      

今年1月、大沼郡金山町にFM補完中継局として「東金山FM局」77.8MHz 20Wが、また、この10月に「西金山FM局」79.3MHz 20Wが開局したようです。
さらに来年春、福島市松川町と郡山市中田町にワイドFM 90.8MHzの中継局が開局する予定です。


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坂本の紅葉  KBS京都・滋賀局

2016-11-12 | 国内局ベリカード
「KBS京都・滋賀局」を聴いていただいた、ベリカードです。

比叡山の山麓にある門前町・大津市坂本の晩秋風景、「坂本の紅葉とラジオカー」の写真になっています。



場所は、グーグルマップ・ストリートビューで見ると、日吉大社に向かう県道316号線、鳥居から約100m行ったところに停められて撮られたようです。

今回のは、ラジオカーの斜め前方からの写真で、初めていただくカードでした。
同じ場所の別方向からの写真を以前にいただいていますので、取り上げてみました。車の左側面と後方からのです。




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Eベリ イラストと写真のコラボ KTWRフレンドシップラジオ

2016-11-11 | 海外局ベリカード
グアム島より、短波で毎週日曜日夜9時15分から放送している、「KTWR日本語放送フレンドシップラジオ」を聴いていただいた、Eベリです。

11月6日放送分のは、アナログ短波開始2周年を迎え、3年目の放送に入ったこと、また、周波数が7400kHzに変更になりましたので、リスナー2人による記念イラストと、受信風景のコラボ作品になっています。



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祖国統一3大憲章記念塔 チョソンの声

2016-11-10 | 海外局ベリカード
北朝鮮の「チョソンの声」日本語放送を聴いていだいた、ベリカードです。

ピョンヤン市街の南ある、「祖国統一3大憲章記念塔」の写真カードです。



2001年に朝鮮統一問題の進展のために建設された、コンクリート製アーチの建造物です。

伝統的な衣裳を身にまとった2人の女性が、南北それぞれを象徴して繋がっていて、その中央部分は、統一朝鮮の地図が描かれています。巨大な塔の上部には展望台があり、エレベーターで上ると市内が一望できるそうです。


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野菜売りの女性 ベトナムの声

2016-11-09 | 海外局ベリカード
VOV「ベトナムの声」日本語放送を聴いていただいた、ベリカードです。

菅笠姿の「野菜売りの女性」の写真です。高いところから、下を通っている女性を撮影したものです。



ベトナムでは、カゴに野菜を入れ、天秤棒でかついで売り歩く女性の姿は、日常的に見かける風景なのでしょう。

あわせて、日本語番組表をいただきました。



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内蒙古風景 満州里市の夜景 中国国際放送局

2016-11-08 | 海外局ベリカード
CRI「中国国際放送局」日本語部からいただいた、11月のEベリカード、その1です。

「美しい内蒙古」シリーズで、内モンゴル自治区の東部に位置する「満州里市の夜景」の写真です。



満洲里は、中国最大の陸路交易の場で、シベリア鉄道により、ロシア、東ヨーロッパ諸国などと、中国の間の輸出入の60%を担っているそうです。

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アンテナ写真 Eベリ KTWRフレンドシップラジオ

2016-11-07 | 海外局ベリカード
グアム島より、短波で毎週日曜日夜9時15分から放送している、「KTWR日本語放送フレンドシップラジオ」を聴いていただいた、Eベリです。

10月30日の放送から、周波数が7400kHzに変わりましたが、受信状態は良好でした。



ベリは、グアム・メリツォにあるKTWR送信所のアンテナマストから撮影した敷地の全景写真が使われています。
また、今回、受信に使用したラジオ機種の写真が入っています。


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モスクワ放送 ベリカード(6)

2016-11-06 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その6) です。1990年~1994年のです。

(1990年) モスクワ市内の風景ですが、どこなのでしょう。



高層アパートの街並み、多くの人がいる歩道、地球儀の広告塔のある建物、の写真が使われています。広告は、「アエロフロート」と書かれてあるようですが?
次のカードの、カリーニン大通りに接している地区なのでは? と推理していますが。

「アルバート広場とカリーニン大通り」の風景です。



ソ連崩壊後は、「カリーニン大通り」は「ノーヴィ・アルバート通り」に変更されたようです。奥に見えるスターリン様式の建物は、かつてのウクライナ・ホテルでしょう。

多くの装飾のあるエキゾチックな建物は、「国際友好会館」です。



「スペイン屋敷」というニックネームを持つ「旧モロゾフ邸」で、大富豪のモロゾフが、欧州旅行中にスペインの中世建築に魅せられて設計させた、と言われています。

巨大な「コスモス・ホテル」の写真です。



モスクワオリンピックのために建設されたそうで、25階建て、部屋数は1,700室あまりということです。

凍り付いた「モスクワ川とクレムリン宮殿」です。



城壁に囲まれている帝政ロシアの宮殿で、城壁内には様々な時代様式による建物があるようです。右側から左側へ。アルハンゲリスキー聖堂など黄金の丸屋根。外国政府要人との会見や国家祝典などに利用されるクレムリン大宮殿。中央がヴォドヴズヴォドナヤ塔。今は博物館となっている武器庫。そして、ボロヴィツカヤ塔です。

ライトアップされた、夜の「モスクワ川とクレムリン宮殿」です。



(1991年)  モスクワにあるプーシキン広場の「プーシキン像」です。正面のと、横からの、2種類があります。



プーシキンは、19世紀前半の作家・詩人で、ゴーゴリ、ドストエフスキー、トルストイなど後のロシア文豪に大きな影響を与えたので、「近代ロシア文学の祖」と呼ばれていて、また、国民詩人として、たいへん人気があるようです。

(1992年) ヴェーデンハーとよばれる「国民経済達成博覧会」会場です。



たぶん、コスモス・ホテルの屋上から撮られたと思われる、正面ゲートと中央パビリオンなどの写真です。

(1993年) 「山の斜面に生えている木」のカードです。周囲はかなり高い山地のようです。



「雪景色の山と木」のカードです。特色のない、普通の、山の風景写真のように思ってしまいましたが、何か意味するものがあるのでしょうか。



(1994年) マトリョーシカ人形や飾り物、木製の食器など、「ロシアの民芸品」のカードです。



1991年12月のソビエト連邦崩壊にともない、ロシア連邦が成立しました。
それにより、長年に渡って使われてきた「モスクワ放送」という局名は、1994年10月29日より「ロシアの声」に変更されました。

ここまで、「モスクワ放送」時代のベリカードを取り上げてきました。
「ロシアの声」のカードについては、このブログの初めの方に取り上げていますので、また、次の機会にまとめてみたいと思っています。


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モスクワ放送 ベリカード(5) 

2016-11-05 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その5) で、1989年のです。

(1989年) 空に向かって銀色に光る、巨大な像です。
宇宙に旅立った「ガガーリンの像」で、建つのはガガーリン広場です。その足元に少し見える球体は、地球に還ってくるのに使ったカプセルのモニュメントのようです。



人類初の宇宙飛行士といえば、ユーリイ・ガガーリン。米ソどちらが一番早く宇宙に人間を送り込むことが出来るかの競争していた1961年、ボストーク1号で地球を一周することに成功しました。その後、ガガーリンは訓練飛行中の事故により、1968年に34歳で亡くなりましたが、長い間、公にはされませんでした。

次は、赤の広場にある「レーニン廟」です。



1924年に亡くなったレーニンの遺体を保存処理して公開するために建てられたものです。建てられてから80年がたち、老朽化が目立ってきたため補修工事がなされ、2013年5月に再び公開されるようになったようです。

3枚目、「モスクワ国立総合大学」です。



スターリン様式の建築物で、中央正面の中庭には、創立者ロモノーソフの像が立っています。

4枚目、「モスクワ川」に架かるホロジンスキー橋などです。



2番目に見える橋は、モスクワ地下鉄の鉄橋のようで、フィリョーフスカヤ線? の車両が走っているようです。
真正面に見える白い巨大な建物は、「ベールイ・ドーム」で、その名のとおりホワイト・ハウスです。ロシア最高会議ビルとして知られていて、エリツィン大統領と保守派との間の対立によるモスクワ騒乱事件で、1993年10月4日、砲撃を受けました。現在は、改修されて政府行政庁舎となっているようです。

5枚目、「(旧) コメコン本部」の建物です。モスクワ川近くの、ノーヴィ・アルバート通りにあります。



この高い建物は何なのか、写真説明がないので、なかなかわかりませんでした。各階にある窓のような開口部に、特徴があります。ヒントは、意外なところにありました。前に掲載したのモスクワ川のベリカードをじっくり見ていたら、良く似た建物が右の方に写っていました。

6枚目、「ボリショイ劇場」で、ロシアを代表するバレエ・オペラの劇場です。



噴水のある大宮殿といった建物で、正面のファサード最上部に、鎌とハンマー、麦の穂で囲んだソ連邦国章が刻まれていましたが、ロシアになった今は、双頭の鷲に変えられているようです。

最後は、英語放送を聴いて、いただいたカードです。

   

アメリカの10歳の少女が描いた、米国とソ連の人々が握手などをしている友情の絵で、両国の友好をも表現したものになっています。長く続いた、東西対立の冷戦が終わりつつあるのかなと、強く感じた1枚でした。


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モスクワ放送 ベリカード (4) 

2016-11-04 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その4) です。1987年・1988年のです。

(1987年) 「ロシア・ホテル」の正面玄関です。建物は現在、取り壊されてありませんが、このホテルを取り上げたベリカードは、何種類かあります。カードは右上に、1980年開催のモスクワ・オリンピックのシンボルマークが入っています。



(1988年)  「国立トレチャコフ美術館」です。赤い色の建物で、キリル文字が書かれてある装飾壁が特徴になっています。これも、モスクワ・オリンピックのシンボルマークが入っています。



ここで、少しブレイク…

年ごとに、新しいベリカードが順次発行されている、と思っていましたが、どうも以前に作られたカードの在庫があるようで、それらも使われていることがわかりました。

また、同じ写真のベリカードを、年を跨いで何度かいただいた場合については、説明が重なりますので、ここでは、初めていただいた年にだけ、取り上げています。

さて、カードの写真説明を書くにあたっては、インターネットが大いに役立っています。この時期にいただいたカードには、写真説明がないものや、ロシア語での説明しかないのが、ほとんどです。

ロシアを代表する有名な建物ならすぐわかるのですが、それ以外はいただいた当時、まったくお手上げでした。でも、ネットが利用できるようになって、ようやく、それが何なのかがわかってきました。

カードに書かれてあるキリル文字の説明文を、文字表と照らし合わせながら文字列を取り出し、それをグーグル翻訳にかけると、おおよそのキーワードを導くことが出来ます。それをもとに検索すると、お目当てのが出てきます。

そこのページ(ウィキペティアなど) の説明文を引用する形で、このブログの説明を書いています。ですが、正確さについては、あまり当てにならないところがあったり、ひょっとすると正しくないのがあるかも知れません。

ただ、カードに説明文がないのは、未だにわからないのがあります。それでも、写真に写っている建物などの特徴をもとに、いろいろなページを検索し、探し当てる、というのも楽しみになりました。

これまでに取り上げてきたカードで、わかりにくかったのは、「クルィラトスコエ・ボート競技場」「旧コメコン本部」「国立トレチャコフ美術館」でした。

「ボート場」「モスクワ川沿いの建物」「赤い壁の建物」では、なかなか出てきません。一例では、ネットでようやく探し当てた、トレチャコフ美術館は改修されていて、赤色の外観がこげ茶色に、前庭も整備されて、ここに載っているカード写真とは見違えるほど、綺麗になっています。まあ、何せ、40年ほどの前の風景を元にしていますので。

「モスクワ放送」からは、ベリカードの他には、絵ハガキもいただきました。それらについても同様に調べて、以前のブログで書きました。→こちら


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モスクワ放送 ベリカード(3)

2016-11-03 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その3) です。1985年・1986年のです。

(1985年) 「(旧) コメコン本部の建物とモスクワ川」です。

 

「経済相互援助会議(コメコン)」は、1949年にソ連主導のもとで東ヨーロッパ諸国を中心とした共産主義諸国の経済協力機構として結成されました。
本部建物は1968年に完成。1989年の冷戦終結に伴って東欧革命が始まり、1991年6月に解散しました。建物は現在、モスクワ市政府によって使用されているようです。

次は、「(旧) レーニン図書館と広い道路」の写真のカードです。



図書館が建設されたのは1862年で、左側の建物はパシュコフ・ドームと言われ、モスクワでも最も古典的な建物の1つだそうです。世界最大級の図書館で、現在は「ロシア国立図書館」と呼ばれています。正門前には、ロシアの文豪ドストエフスキーの記念碑が建てられているようです。

もう1枚は、「テレビ塔と宇宙航空博物館(宇宙飛行士記念博物館)」です。



1967年に完成した高さ537mの「オスタンキノ・テレビ塔」と、手前、高さ107mの巨大モニュメントの「宇宙征服者のオベリスク」です。宇宙探査におけるソビエト人の達成を記念して、1964年に建てられ、ロケットが飛んでいく形をしていて、内部は宇宙飛行士記念博物館になっているそうです。
一番手前の円筒形の建物は、「地下鉄ヴェーデンハー駅」です。

(1986年) 「聖ワシーリー聖堂から赤の広場を眺めた風景」です。



手前右にミーニンとポジャルスキーの像があり、17世紀初めにポーランド軍をモスクワから撃退した2人を顕彰して建てられたのだそうです。

次は、モスクワ川から眺めた (かつてあった)「ロシア・ホテル」です。



床面積約40 000 ㎡、1993年にアメリカ・ラスベガスのMGMグランドが出来るまでは、世界最大のホテルでした。

3枚目は、「モスクワ川とウクライナ・ホテル」で、手前はポロジンスキー橋(ノヴァアルバツキー橋)です。



高さ198mのスターリン様式による摩天楼ホテルで、1957年に完成。重厚なファサードとウクライナの伝統的な内装が特徴的ということです。現在は、ラディソン・ロイヤルホテル・モスクワになっているようです。

4枚目は、「モスクワ大学」の建物です。



これもスターリン様式になっている中央校舎は、高さ240m、32階建て。320haの敷地に40の建物があるそうです。1755年に、ロモノーソフによって「すずめが丘(旧レーニン丘)」に設立され、正式名は「M.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学」と言うようです。

5枚目は、「ノヴォデヴィチ女子修道院」の写真です。



正教会修道院として1524年に創建。敷地内には「スモレンスク生神女大聖堂」があります。正教会では、「聖母マリア」を「生神女」と言うようです。

6枚目は、金色の女性像が輪に並んでいる、「諸国民の友好」という名の噴水です。ヴェーデンハーという会場内にあります。



ヴェーデンハーですが、「ソ連国民経済達成博覧会」の略称です。1939年、「全ロシア農業博覧会(VSHV)」として進められ、1959年から「VDNH・ヴェーデンハー」として、社会主義体制の展示場として重要なプロパガンダの役割を担いました。

もう1枚、噴水を上の方から撮影した「ヴェーデンハー会場」の写真カードです。



噴水の奥は、「ウクライナ・パビリオン」と、左はスターリン様式の「黄金館(旧農業館)」で、ソ連時代は、毎年約1,100万人の国内客、60万人の外国人が訪れたそうです。1992年に、「全ロシア博覧センター(VVC・ヴェーヴェーツェー)」に名称を変更しましたが、2014年には、以前の「ヴェーデンハー」に戻されたようです。


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モスクワ放送 ベリカード(2)

2016-11-02 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その2) です。1982年~1984年のです。

(1982年) 「ロシア・ホテル」の写真です。
クレムリンのそばにあり、世界最大の威容を誇ったホテルでした。
モスクワ川と反対のワルワルカ通りから撮られた写真のようで、周辺には旧ズナメンスキー修道院聖堂などロシア教会が点在しているようです。



当時のフルシチョフ第一書記の命令で1968年に完成し、客室数3,070~3,200室を数えたそうで、何でも世界一でなければというのが、誇りだった時代だったのでしょう。2005年末に営業を止めて取り壊され、跡地には国立中央コンサートホール・ロシアが建てられています。

82年の2枚目は、(花火が打ち上がっている)「赤の広場の夜景」写真です。



赤の広場の「赤」には、元々ロシア語で「美しい」という意味があったといいます。右に聖ワシリイ大聖堂(ヴァシーリー・ブラジェンヌイ聖堂)と、クレムリン宮殿、スパスカヤ塔などがライトアップされています。

左上に小さく1980年開催のモスクワ・オリンピックのシンボルマークが入っていますので、それにあわせて印刷されたのでしょう。ただ、実際に花火が打ち上げられているのかどうか、花火は後で修正で入れられたのでは… ちょっとそんな感じがする写真です。

(1983年) モスクワ市の北西地区、クルィラトスコエ(Krylatskoye) 総合スポーツセンターにある「ボート競技場」です。1973年に造られて、モスクワ五輪のボートとカヌー会場に使用されました。



83年のもう1枚は、クレムリン北西側のアレクサンドロフスキー公園にある「無名戦士の墓」の写真です。



中央にある星の形の墓碑トーチは、1967年5月に当時のブレジネフ書記長が点火して以来、常に弔いの灯火が灯っているそうです。モスクワでは、結婚式を挙げたばかりのカップルがその街の名所を回ることが多く、ここへお参りするというのが慣習になっているといいます。

83年の3枚目は、モスクワの「ベラルーシ駅と駅前広場」の写真です。
1870年に建てられ1909年に再建された古い荘厳な外観の駅で、隣国ベラルーシ行きなどの列車が発着しています。



ベラルーシは、元ソビエト連邦で白ロシアとも言っていましたが、1990年に独立。首都はミンスクで、モスクワから列車で10時間ほどということなので、近い関係にあります。
ちなみに、モスクワには、モスクワという名の駅はなく、駅も中心部から少し離れた場所に、行き先別に点在しているそうです。

(1984年) クレムリンの「スパスカヤ塔」の絵のカードです。また、1917-1977とあるので、ソ連邦60周年にちなんだもののようです。



「城塞」を意味するクレムリが由来のクレムリン。かつては正門として、皇帝たちがここスパスカヤ塔から入城したという。昔、塔に掲げられていたスパス(救世主)のイコンから名付けられたそうで、塔本体は1491年にイタリア職人により、大時計は1624年に、尖塔の部分は1625年に建設されたとのことです。

この時期のカードの、表面です、従来のマークと表記がロシア語のと、その後の新マークとロシア語に英語が併記されたものがあります。

  

また、受信日時などはタイプライターで打たれています。カードを見て興味を持ったのはタイプ文字の使い方で、それからすれば、返信担当者は2人はいたようです。なぜなら、数字の1を1人の方は1で、もう1人の方はアルファベットのIを使って1を打っているからです。


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モスクワ放送 ベリカード (1)

2016-11-01 | 海外局ベリカード
海外局からのベリカードを、局別に古いものから順に紹介していこうと思っています。まずは、海外の日本語放送の局から取り上げてみます。

「モスクワ放送」のベリカード (その1) です。

初めて聴いたというか、ダイヤルを回すと聞こえてきた海外日本語放送は、モスクワ放送で、1967年のことです。
60-70年代当時は、午後5時から11時半ごろまで放送されていて、スイッチを入れれば、どの周波数帯でも(中波620・1250kHz、短波を含めて10波ぐらい) 聞こえている状態で、受信は簡単でした。さらに、Radio Moscow Japanese section, Moscow, USSRと書くだけで、レポートも届きました。

(1967年) 電波が輪になって広がっていくという、地味な色とデザインのベリカード2種です。

   

(1969年) モスクワ放送のマークのと、マークから電波が広がっていくデザインの2種です。

   

表面の受信データは、タイプ打ちです。



ベリではありませんが、こんなお礼状カードもありました。印刷文面を変えれば、ベリカードになりそうです。

   

(1970年) マークから飛行機が飛び立つデザインのです。



(1971年) ラジオ・モスクワのロシア文字とマイク、マークに電波が広がっていくデザインとモスクワの文字、流れる電波がラジオ・モスクワの文字、のデザインです。

   



中波1250kHzを聴いて、受信したのもあり、受信データは手書きです。



(1972年)  マークと地球のデザインのです。



(1979年)  1980年に開催される「モスクワ・オリンピック」のPR用に、クマのマスコット「ミーシャ」(ミハイル・バターピッチ・タプテキン) が五輪マークのベルトをしているイラストが描かれたカードが発行されました。

   

右は、表面です。

この五輪大会は、前年に起きたソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して、アメリカなど西側諸国を中心に51か国近くがボイコットした大会となりました。

モスクワ放送は、堅苦しい感じがした放送内容とは違って、返信サービスはたいへん良く、番組表や絵ハガキ、ソビエトの記念切手などが同封されて届きました。

70-80年代の番組表などは、以前に書いたページを。 →こちら

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