BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

モスクワ放送 ベリカード(6)

2016-11-06 | 海外局ベリカード
「モスクワ放送」のベリカード(その6) です。1990年~1994年のです。

(1990年) モスクワ市内の風景ですが、どこなのでしょう。



高層アパートの街並み、多くの人がいる歩道、地球儀の広告塔のある建物、の写真が使われています。広告は、「アエロフロート」と書かれてあるようですが?
次のカードの、カリーニン大通りに接している地区なのでは? と推理していますが。

「アルバート広場とカリーニン大通り」の風景です。



ソ連崩壊後は、「カリーニン大通り」は「ノーヴィ・アルバート通り」に変更されたようです。奥に見えるスターリン様式の建物は、かつてのウクライナ・ホテルでしょう。

多くの装飾のあるエキゾチックな建物は、「国際友好会館」です。



「スペイン屋敷」というニックネームを持つ「旧モロゾフ邸」で、大富豪のモロゾフが、欧州旅行中にスペインの中世建築に魅せられて設計させた、と言われています。

巨大な「コスモス・ホテル」の写真です。



モスクワオリンピックのために建設されたそうで、25階建て、部屋数は1,700室あまりということです。

凍り付いた「モスクワ川とクレムリン宮殿」です。



城壁に囲まれている帝政ロシアの宮殿で、城壁内には様々な時代様式による建物があるようです。右側から左側へ。アルハンゲリスキー聖堂など黄金の丸屋根。外国政府要人との会見や国家祝典などに利用されるクレムリン大宮殿。中央がヴォドヴズヴォドナヤ塔。今は博物館となっている武器庫。そして、ボロヴィツカヤ塔です。

ライトアップされた、夜の「モスクワ川とクレムリン宮殿」です。



(1991年)  モスクワにあるプーシキン広場の「プーシキン像」です。正面のと、横からの、2種類があります。



プーシキンは、19世紀前半の作家・詩人で、ゴーゴリ、ドストエフスキー、トルストイなど後のロシア文豪に大きな影響を与えたので、「近代ロシア文学の祖」と呼ばれていて、また、国民詩人として、たいへん人気があるようです。

(1992年) ヴェーデンハーとよばれる「国民経済達成博覧会」会場です。



たぶん、コスモス・ホテルの屋上から撮られたと思われる、正面ゲートと中央パビリオンなどの写真です。

(1993年) 「山の斜面に生えている木」のカードです。周囲はかなり高い山地のようです。



「雪景色の山と木」のカードです。特色のない、普通の、山の風景写真のように思ってしまいましたが、何か意味するものがあるのでしょうか。



(1994年) マトリョーシカ人形や飾り物、木製の食器など、「ロシアの民芸品」のカードです。



1991年12月のソビエト連邦崩壊にともない、ロシア連邦が成立しました。
それにより、長年に渡って使われてきた「モスクワ放送」という局名は、1994年10月29日より「ロシアの声」に変更されました。

ここまで、「モスクワ放送」時代のベリカードを取り上げてきました。
「ロシアの声」のカードについては、このブログの初めの方に取り上げていますので、また、次の機会にまとめてみたいと思っています。


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