BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ラヂオつながり ゆふいんラヂオ局 (2014年)

2014-06-15 | 国内局ベリカード
Radioを“ラヂオ”と表記している局です。

大分県由布市にあるコミュニティFM局「ゆふいんラヂオ局」です。

いただいたカードは、受信データは書かれていませんが、スタジオの写真が使われています。
局の事務所とスタジオは、湯布院町にある美術館「由布院空想の森・アルテジオ」の内にあるようです。
ですので、ガラスの向こうに見えている白い物体は、芸術作品のようです。


ところで、昨日の英語の日本語表記だけでなく、日本語の表記でも、どちらか迷うことがあります。
由布院か、湯布院か… 表示が混ざっています。そのためか、局は「ゆふいん」になっています。
どっちなのか、気になるので調べてみました。

どうやら、もともとは「由布院」でした。1955年に由布院町と隣の湯平村が合併することになり、湯平村の「湯」を新町名に入れた「湯布院町」が発足したそうです。
その後、2005年に湯布院町は、挾間町、庄内町と合併し、由布市になりました。現在は、由布市の中の1つの町名として湯布院町が残っていることになります。

由来を調べてみると、結構おもしろくて、楽しいですね。
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高所で受信 ラヂオきしわだ (2014年)

2014-06-14 | 国内局ベリカード
先月、現在、日本で一番高いビルに昇る機会がありました。
60階建で、地上288m地点に設置された展望フロア「ハルカス300」からの眺めは、たいへんすばらしいものでした。

ただ、日本一高い建造物・東京スカイツリーの天望回廊での、セスナ機に乗って眺めているような浮遊感はなく、フロアも広いので、安定感がありました。

せっかく高いところに昇ったので、そこで、ふだんは聴けないラジオ局を聴いてみました。
滞在時間が限られていたので、15分あまりでしたが、受信したのは「ラヂオきしわだ」です。

コミュニティFM局「ラヂオきしわだ」は、大阪府岸和田市に2011年に誕生しました。その時、いただいたカードは、光る雲のデザインで、技術担当の河野晃さんのサインが入っています。

前回のと、今回いただいたカードを並べてみました。
  

受信日が記入いただけるようになりました。
それ以外に気になった点ですが、河野さんのサインの綴りが変わっていました。

ところで、話は飛びますが、日本人の名前のローマ字表記は、むずかしいですね。
河野さんの例をとって、たいへん申し訳ないのですが…

ヘボン式(パスポートの方式)ならKonoでしょう。また、小野さんや大野さんはOnoとなり、区別できなくなります。そこで、KohnoやOhnoとも書けるようです。
訓令式は、kōno、とoの上に長音符号(マクロン・横棒)を使って表わします。
カナ表記を1文字ずつローマ字に変換していく99式なら、Kounoとなります。

これは、ローマ字に長音符に該当するものがないことから来ているようで、日本の固有名詞などは表現しづらいのが多くあります。
東京をTokyoと綴っていますが、トウキョウと知っている外国人なら言えますが、そのままトキョと言うと、違和感がありますね。

また、同様に、外国人名や外来語をカタカナ表記にする時に、悩むことがあります。1つの例として、コンピュータか、コンピューターか、最後に伸ばす―(長音符)をつけるのかどうかです。
その時の気分しだい? とも言えますが、どちらを使うにしても、同じ文書内なら、どちらかに統一だけはしています。

では、最後に…

“Radio”は、普通なら「ラジオ」でしょうが、「レディオ」(この言葉が使われているCFM局が数局あり) とも表わしますし、そうそう、この局のように「ラヂオ」の表記もあり、でしょう。
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DIY & PFC ベリカード

2014-06-13 | BCLアラカルト
放送局が用意したカードに、自分で、聴いた受信日時や周波数、その内容などを書き込んで送る方法の、いわゆる“Do It Yourself”(DIY)ベリカードでは、昨日のRCIや、以前にAWRのカードを紹介しました。

もう1度、「AWR」のDIYのブランク面と、前に紹介したのとは別のカードを貼り付けてみました。これは、1999年のものです。
  

さらに古い、AWRの1983年頃のDIYカードです。
  
AWR-ASIA支局が、インドのプーナに置かれていた頃です。当時いただいたものの、あまり良くわからず、どうしたものかと、そのままにしていました。

次の3枚は、1990年にサイパンからの「KHBI」を聴いて、受信レポートに対するベリカードとは、別にいただいたものです。
WSHB、WCSNも、クリスチャン・サイエンス・モニターが運営している放送局で、裏面はすべてブランクになっています。
  

その後も、CSMからデザインが変わるたびに送られてきましたので、これらはDIYカードかな、と思って、1998年にKHBIを聴いて記入し、本部のマサチューセッツ・ボストンへ送ってみました。
  
カードは、サウスカロライナのWSHBでVerifiedされ、そこからの返信でした。


このほかに、“Prepared Form Card” (PFC)というのがあります。

ベリカードを発行していない (しなくなった) 放送局などへ、受信データを自分で用意したカードやレターに書き込んで局に送り、局員にサインや捺印をもらうことで、受信確認証とするものです。

話のネタに、1度、やってみました。
アドビのアブリを使って、HPにあった局ロゴとキャラクターを取り込むなどして、自分がもらったら嬉しいだろうなと、いろいろデザインしたオリジナル・ベリカードを、ある国内CFM局へ送ってみました。
結果は、お願いしたとおりの、局名印と局印が押されて、返信していただきました。

PFCカード作りは、単に受信データ記入だけなら簡単なのでしょうが、ちょっと考えて凝りだすと時間がかかってしまい (ほんとに肩が凝る) それ以来、作っていません。

DIY 、PFC、どちらにしても普段どおりの受信レポートも書いて、一緒に同封していますので、手間の省力化にはなりません。
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受信レポート用紙  ラジオ・カナダ・インターナショナル

2014-06-12 | BCLアラカルト
RCI「ラジオ・カナダ・インターナショナル」のは、受信レポートの用紙がブランクのベリカードで、局側で確認印が押されると正式なベリカードになるという、ユニークな方法を採用していました。

今月4日に取り上げた、AWRの“DIYベリカード”と同じ方法です。

スタートは、そのブランク・カードを手に入れることですが、とりあえず一度、受信レポートなりをRCIに送ることです。

RCI日本語放送担当の重松彬さんからいただいた、カード取得方法が書いてある説明文書です。


次の段階は、RCIのメーリング・リストへの登録が必要ということで、いだだいた緑色の登録用ハガキに、住所・氏名を書いて送ります。


登録が済むと、RCIから番組表とブランクの受信レポート用紙(兼ベリカード)が、毎年(3年間)送られてきます。

ブランク欄に、受信日時や周波数、聴いた番組を自分で書き込んで封筒に入れ、RCIに送ると、局側で確認印 (Verified) を押して、返送してくれるという仕組みです。

重松さんによりますと、このベリ取得方法は“世界最悪”の方法だそうですが、人出不足に対応する方法として採用されたようです。
あえて、Verifiedの印が必要でないなら、そのまま取っておいても、良いでしょう。

1985年の40周年記念のカードです。(画像は灰色になっていますが、実際は銀色です) 表面には、カナダらしく、英語とフランス語で「確認した」のスタンプが押されています。


同じ年の国際青年年にちなんだデザインのカードです。


1987年に出された、カルガリーでの1988年冬季オリンピック開催記念カードですが、カードが横に長くなりました。


しかし、この方法も、1990年以降は行われなくなったようです。
理由はわかりませんが、メーリング・リスト登録者全員へ自動的に発送するより、レポートを出した人に返信をする方が、経費が少なくて済むような状態になったから? ではないでしょうか。

もう1つ、別の話になりますが、説明文書の下の方に、すぐれた手紙を出したリスナーには、「小さなLPを送る」とあります。そのとおり、何枚かのレコードをいただきました。
カセットテープ全盛の時代に、なぜレコード? と思ったものです。
たぶん、「カナダ・ジス・ウィーク」や「カナダの話題」の番組が録音されていたのでしょうが、レコードプレイヤーがなかったので、一度も聴かずに、その後、処分してしまいました。
テープレコーダーが出現する前の時代は、レコードに番組を録音して利用していたようですので、その名残りなのかも、と今は思っています。
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受信レポート用紙  海外局・ポストカードサイズ

2014-06-11 | BCLアラカルト
海外放送局が作成していた受信レポート用紙で、封書ではなく、ポストカードとして出せるようになっているのがあります。
その、いくつかを紹介します。

「ラジオ・オーストラリア」です。
  

「ラジオ・キエフ」です。当時は、ソビエト連邦・ウクライナ共和国でした。
  

モスクワの「ラジオステーション・ピース・アンド・プログレス」です。
  

表面は、ロシア語表記です。郵便番号がすでに書いてあるので、USSRとだけ書けば、届いたのでしょう。

「ラジオ・プラハ」です。当時は、チェコスロバキアでした。
  

「ボイス・オブ・アメリカ」です。
  


ポストカードサイズのほかにも、赤・青の斜線が印刷されていて、折りたためば航空便として出せる、受信レポート用紙がありました。

これらを紹介しようと探してみたのですが、どこに仕舞い込んだのか、見つかりませんので、またの機会にします。
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受信レポート用紙  FEBC日本語放送

2014-06-10 | BCLアラカルト
昨日の北京放送と同じような、昔の「FEBC (Far East Broadcasting Co. 極東放送) 」日本語放送の受信レポート用紙が出てきましたので、取り上げてみました。

書かれてある内容とその特徴、それをヒントにして、このレポート用紙が、いつごろの時期に作られたのか、についても推測してみました。


まず、住所欄に「郵便番号枠」があり、3桁(5桁)になっていますので、1968年7月の郵便番号導入以後ですね。
記入例にあるような、短波11920kHz(DZF2)や9715kHz(DZF5)で、フィリピンのマニラから放送していた頃です。

名称が、「Reception Report」(受信報告) ではなく、「Reception Log」(受信記録)になっています。
想像ですが、マニラ局の英語レポート用紙やアマチュア無線局のログなどを参考にして作られたような感じがして、項目表記も英語と日本語の混在です。
受信状況の報告は、SIOと電波の強さ、混信、総合評価の3つだけです。

そのほか、周波数のkHzやMHzのHz(ヘルツ)表示も、おおよその時期の目安になります。
1970年初期? (日本では1968年頃?) まではkc, Mcのc(サイクル)が使われていました。ここは、MHz表示です。
さらに、今のような協定世界時UTC (Coordinated Universal Time) ではなくて、世界標準時GMT (Greenwich Mean Time) が使われています。
1973年にシドニーで開催された国際天文学連合 (IAU)総会で、世界的にUTC を採用することが勧告されたそうですが、すぐには馴染めなかったように、覚えています。ここは、GMT表示です。

裏面です。


レポートの書きかた、として、いろいろな注意が書いてあります。初心者にもわかるようにという配慮でしょう。
改めて、じっくり見て、思ったことや気になった点です。

1のところで、「アンテナがない場合はナシと明記を」とあります。
短波はアンテナがないと聴けませんので、それ以外の波での受信… ラジオに内蔵されているアンテナで聴ける放送… つまり、FEBCは、1974年から韓国・済州島からHLDA 1570kHzで中波放送を開始しましたので、それを想定しているのかも。

3のところで、会員番号の記入を呼びかけています。
「Signalの会」と「畑の会」ということですが、1970年初め頃は「FEBCリスナーズ・フェロシップ」という会がありました。その後に、これらの会が結成されたのではないでしょうか。この辺のところは、よく知りません。

5のところで、混信の明細を記号で書くようになっています。
Heterodyne or Whistle (混変調、ビート)は、いやに専門的です。Whistleを訳すと笛ですが、ビートという意味があったのは、今まで知りませんでした。

7のところで、ベリカートをいただくためには、1週間すべての番組を聴かないとダメなようです。
ですので、すべての番組を聴いてレポートをしたことはなかったと思います。いつか聴くだろうと、この用紙をとっておいていたのでしょう。

さて、このレポート用紙が、いつごろの時期に作られたのか? 推測で出した結論は、1974年頃としておきます。
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受信レポート用紙  北京放送・中国国際放送

2014-06-09 | BCLアラカルト
受信レポートは、昔、毎回、コツコツと便箋に手書きしていましたが、そのうち、BCL用として販売されていた既製の用紙を使うこともありました。
また、いくつかの放送局では、受信レポート用紙が用意されていて、それらを使っていました。

北京放送の1970年の、受信レポート用紙が出てきましたので、取り上げてみました。

受信状態を表わす「SINPO」は、一般的に5段階表示ですが、ここは中国独自の段階別です。また、「SIN“F”O」となっていますが、Propagation Disturbance(伝播障害)と言うより、Fading(フェーディング)と言った方が具体的でわかりやすいので、一部で使われていたのでは。
「混信」欄は、ラジオなのにテレビの混信も? 電報音とはモールス通信で、雑音(人為的)とは妨害電波? 「雑音」は3段階、「フェーディング」は深さ、速さ別に分かれています。
それぞれの該当欄に○を入れるのも、ユニークです。

使用ラジオは、使っている真空管の数の「球」、トランジスタ使用数の「石」を書くようになっているのは、今では、懐かしい表現です。

航空便使用を想定した、薄い紙に印刷されています。


次は、2000年代のレポート用紙です。

上部3分の1の部分だけを、上から2005年、2009年、2010年と並べてみました。

表全体は、こんな感じです。


裏の下部、3分の1です。



英語部用のレポート用紙です。

受信状態は「SIO」のみ、ラジオの機種やアンテナについては、書く欄がありません。
薄い紙に印刷されています。
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チョソンの声放送局からの郵便物 (2)

2014-06-08 | BCLアラカルト
昨日の続きです。

VOK「チョソンの声」放送局から郵便物の中身は、今回、ベリカード、周波数表、そして、英字新聞「ピョンヤン・タイムズ」でした。

周波数表は、小さい紙に印刷と手書きになっています。



午前6時からは中波を含めて3周波数、午後4時からは、4周波数が書かれています。放送が出ているのかも知れませんが、日によって聴こえない周波数もあります。また、まったく聴こえない時もあったりしますので、北朝鮮の電力事情と関係があるのでしょう。

送られてきた「ピョンヤン・タイムズ」は、4月26日号でタブロイド版8ページ。記事内容というより、どんな写真が載っているのかを見ています。



この号では、女子サッカー1次リーグ閉幕や、文化遺産保護と修復の記事が載っていましたので、ちょっと注目しました。
サッカー試合を見ている人々は、若者より年配の人が多い感じですし、サポーターはいないようです。
写真にある仏教寺院は、前庭が整地されたようです。(北)朝鮮では、本殿である大雄殿の前には、石塔を建てる様式のようで、それが、日本の寺院では、三重塔や五重塔を建てることに変わっていったのでしょう。

さて、話は変わりますが、このブログで、過去の時期を表わすいろいろな言葉を使っています。とくに、昨日は多く使っていて、わかりづらいと思います。
というのは、実際、いつの出来事か、はっきりとは覚えていなくて、あいまいな表現になっています。

テレビのバラエティ番組のクイズ問題をまねて、私がブログで使っている言葉を、古い順から並べてみました。
「昔」(=おおむね1970-80年代を言っている)、「ずっと前」「もう何年も前」(=10年以上前)、「数年前」(=5-6年前)、「すこし前」(=2-3年前)、「ちょっと前」(=1-2年前)、「最近」(1年-1カ月)、そのほか、使い分けることなく、漠然とした以前を「かつて」などと…
こうした並べ方が、正しいかどうかは知りませんし、いい加減なところですが、自分で使っていて気になっている言葉なので、ちょっと書いてみました。


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チョソンの声放送局からの郵便物 (1)

2014-06-07 | BCLアラカルト
今月3日に取り上げた、「海外の日本語局からのベリカード」に関連した話です。

朝鮮民主主義人民共和国、VOK「チョソンの声」放送局からのベリカートを紹介しましたが、送られてきた郵便物についてです。

ずっと前はそうではなかったのですが、数年前から、郵便物が税関で検査されるようになりました。

開封した目印にテープが貼られ、ちょっと前までは付箋でしたが、今は小紙片が付けられています。また、検査は成田郵便局から川崎東郵便局で行われるようになりました。



戦時中の日本軍、戦後のGHQ、はたまた、刑務所に入っている受刑者宛て、といった郵便物で検閲が行われていたという話は、耳にしたことがありますが、今の時代に経験するのは、北朝鮮からの郵便物ぐらいでしょう。まあ、検閲というよりは、中に何が入っているのかを、検査するのが目的でしょうが。

北朝鮮からの物品が同封されている郵便物は、外国為替および外国貿易法に基づく輸入禁止措置に抵触していて、税関検査でひっかかるようです。

以前、別のブログで取り上げたことがありますが、画像は、2013年の税関からの告知状の一部です。



VOKから送られてきたのは、英字新聞と刺繍布と書かれていますので、新聞は「ピョンヤン・タイムズ」と「局の布製ペナント」だと思われます。

輸入禁止物品を受け取るための手続きは、個人でも可能なのでしょうけれども、手続きの煩雑さなどを考えると、結局は、あきらめ(品物は返送?没収?)となりました。
税関の開封検査を通り、宛先人に送られてくるのは紙類…新聞・雑誌・本、それにベリカードぐらいのようです。

X線検査で、内容物はおおよそがわかると思うのですが、うがった見方をすれば、新聞や雑誌とはわかっていても、どんな記事が載っているか、他に何かまぎれこんでいないかまではわからないでしょうから、オープンしているのかも知れません。

北朝鮮からの封筒ですが、放送局名はいつも手書きで、茶色の手作り的な封筒が使われています。かつては、白色封筒もあったのですが。
切手は、70年代初めには貼られていましたが、ずっと貼られていません。その必要がないのでしょうし、横流しや途中で剥がされて再使用の防止策なのかも知れません。
使用済み切手を、昔、プレゼントとしていただいたことがありましたが、これらは外国向け郵趣用では、と思ったりします。

封筒には、切手に代わり、PAR AVION(航空便)、T.P(Taxe Perçue=フランス語で郵便料金支払済)、PYONG YANGのゴム印が押されています。また、すこし前から差し出しの日付印が押されるようになりました。
もう1つ、AOのスタンプ(autres objets)が押されていますが、この意味はよく分かりません。

(追加)「チョソンの声放送局からの郵便物」については、より新しい内容で書いています。→こちらへ。



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ラジオを聴く人々 AWR (2007-2012年)

2014-06-06 | 海外局ベリカード
アジアやアフリカの人々が登場する、AWRのベリカードです。

2007年のは、アフリカ、中東、アジアの感じがする3人の顔写真と、アンテナタワーが配されています。


表面ですが、シンガポールにあるアジア・太平洋地区の事務所の住所になっていて、アジア漢字圏、とくに中国を意識したような、朱肉印が押されています。印の漢字は3文字なので、中国語でAWR? と発音するのでしょうか。

もう1枚は、中国人っぽい2人の少女の写真、コントロール機器のつまみがAWRのマーク、QSLの文字になっています。


2008年のは、ポータブルラジオの写真です。ぼけていて、どこのメーカーのかは、はっきりしません。


これも、表面はシンガポールの事務所名になっています。

2008年のは、ラジオを聴くアフリカの子どもです。

2010年のは、放送を聴いているアフリカ女性2人で、ラジオはソニー製ICF-SW7600GRのようです。


1987年から始まったAWRの日本語放送は、2010年10月末で放送を止めました。

2011年のは、ラジオを聴くアフリカの男性です。
ラジオは、カイト・エレクトロニクス社(Kaito KA008)のようです。カイト社は、米国ロサンジェルスにあるようですが、たぶん、中国メーカーによるOEM製品ではないでしょうか。
また、この年は、AWR放送開始40周年のようです。

2012年のは、スワヒリ語(Kiswahili)サービスのアナウンサーの写真です。


もう1枚、インディアナポリスにあるSDA教会の、絵ハガキを利用したベリカードです。


表面で、これまで白い紙に受信データが書かれて貼り付けられていたのが、スタンプに変わりました。
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バリエーション AWR (2003-2008年)

2014-06-05 | 海外局ベリカード
AWRから2003-2008年にかけて、いただいたベリカードです。
いろんな種類のカードに、バリエーションがあります。

2001年頃から発行されている聖書イラストシリーズで、創世記から神が世界を創った話をもとにした、1番目のカードです。


表面には、イラストの説明が書いてあるデザインのカードと、何もない白紙のがあります。

白紙のカードには、小さい紙が貼られています。
この紙の大きさは、世界最小のベリカードの大きさと同じで、その様式を少し変えて利用したもののようです。

ちなみに、世界最小のベリカード(1997年当時)の裏・表面です。


AWRが制作している国際放送情報などのDX番組「WAVESCAN」が、2004年8月1日に放送5,000回を迎えました。その時のカードです。
記念のベリが発行されるのかと思いましたが、小紙片が貼り付けられているだけです。


使われているカードは、1993年に発行されたSDA70周年の記念カードです。

昔の写真は、SDAによって1923年4月29日にミシガン州エマニエル神学校(現アンドリュース大学)で、放送を開始したKFGZ局の初期の放送設備機器と、1925年にWEMCとコールサインが変わった時の局舎です。当時、米国内では、「Voice of Prophecy」(預言の声)として、番組を流していたようです。
それから70年が過ぎ、世界各地で中波・短波・FMを使い、50の言語で毎週1200時間の放送(この時期)をするようになりました。

もう1枚、2004年にいただいた、Adventist World Radioの文字、羅針盤、コイン、3人のパスポート風顔写真のカードです。


この写真カードの表面です。後の2枚は、その後の2005年と2008年のです。



AWRの事務所の住所が、イギリス・ロンドンになっているもの、アジア・太平洋地区のシンガポールになっているもの、そして、何も住所がないので、アメリカ・インディアナポリスのスタンプが押されているもの、です。
また、2つは同じデザインですが、1つはちょっと違っています。

カラーのデザイン面に目が行きますが、反対面もいろいろバリエーションがあり、楽しめます。
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カードいろいろ  AWR (2002・2003年)

2014-06-04 | 海外局ベリカード
AWR「アドベンティスト・ワールド・ラジオ」から、2002-2003年にいただいたベリカードです。キリスト教放送局として、世界各地にある送信所を使って、番組を放送しています。

2002年のは、AWR送信所がある、イタリアの「フォルリ」(Forlì) 周辺のイラスト地図のカードです。

ローマの北方・エミリア=ロマーニャ州にあり、州都はボローニャです。そこからさらに東寄りに行ったところがフォルリで、アドリア海岸沿いにはリミニがあります。その下には、世界で5番目に小さな国、サンマリノ共和国も描かれています。

フォルリ局からは、中央ヨーロッパとアフリカに向けたサービスを行っているようです。局舎をイラストにしたカードも1999年に発行されていましたので、貼り付けてみました。

2003年のは、カナダ・トロントで2000年に開催されたSDA(セブンスデー・アドベンチスト)教団世界大会の開催記念のカードです。

たぶん、トロントの街と思われる夜景と、局プレート付きマイク、球体をしたAWRラッパのマーク、カナダを象徴するカエデの葉が配置されているコンピュータ・デザインによるものです。

同じ年のカードで、アフリカ、インド、イスラム女性、東南アジア系の4人の顔が使われているカードです。

AWRでは、これらの人々が住む地域を中心に、これからは放送をしていこうとしているのだな、と感じました。

同じようなデザインで、マタイによる福音書11章28節の言葉が書かれたものもあります。


もう1つ、世界地図が描かれた、緑色と紺色の2種類のカードです。


表面は、“Early QSL Cards”の文字と、初期のカード3枚が採り上げられていて、右半分の各項目は、ブランクになっています。
これらのカードは、2002年12月に作られたようです。

放送局から、たまに受信データが何も書かれていないブランクのベリカードが送られてくることがありますが、これらは受信データが記入されたベリカードと一緒に、返信封筒に入っていたものです。

何なのか、考えあぐねていたのですが… 紙質が通常のと比べるとよくないし… “DIY(Do It Yourself=自分でやる)ベリカード”ではないでしょうか? AWRでは、この4-5年前に“Reception Report QSL Card”というのを出していましたので、その一種だと考えましたが。
ただ、この項目様式が、他のカードにも使われているので、はっきりしたことはわかりません。

放送局が用意してくれたカードに、自分で受信日時、周波数、番組内容などを記入して送ると、放送局側で確認のサインなどをして、送り返してくれるものです。
受信レポートのポストカード版と同じサイズで、1999年にKSDAグアム局を聴いて送り、いただいたDIYベリカードです。

AWR以外では、「ラジオ・カナダ・インターナショナル」が一時期、この方式を採用していました。
まあ、放送局にとっては、手間がかからない方法だと考えたと思いますが、言うほどに簡素化されないのでは、と思ったりもしました。
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5月の海外日本語局のベリカード (CRI HCJB  R.T. VOK)

2014-06-03 | 海外局ベリカード
5月にいただいた、海外の日本語局からのベリカードです。

CRI「中国国際放送」の5月上旬のE-ベリは、「美しいチベット・シリーズ」です。
ナムツォ(納木错)湖のほとりにある、手を合わせた形で立っている「合掌石」の写真です。大きな石には、チベットの5色の祈祷旗である、タルチョが巻かれています。


もう1枚、中旬のE-ベリは、草原と「ナムツォ湖」です。

CRIの普通のカードも「美しいチベット・シリーズ」で、「ニェンチンタングラ山脈」の写真です。


「リーチ・ビヨンド」(HCJBオーストラリア)のカードです。
アリゾナ州ツーソンにあるサビノ渓谷に咲く、サボテンの花々です。


「ラジオ・タイランド」からのベリカードです。
連休中に日本語番組を聴いて、ウドンタニIBB送信所に英文でレポートし、そこからいただきました。
バンコクにある王室守護寺「ワット・プラケーオ」の写真です。

ラーマ1世が本堂に安置したエメラルド色の仏像(プラ・ケーオ)が祀られているので、エメラルド寺院とも呼ばれていますが、正式名は、ワット・プラシーラッタナサーサダーラームというようです。
写真中央には、19世紀中頃にラーマ4世が建てたといわれている、黄金の仏舎利塔(プラ・シーラッタナチェーディー)が輝いています。

左手前の像は、頭の上にさらに2つの顔が乗っている、「ヤック」と呼ばれる守護神(鬼)です。この寺院には、8匹の鬼がいるそうですが、それらは全部、「ラーマキエン物語」(インドの「ラーマーヤナ」が伝わってタイ式になった古典文学)に登場するキャラクターだそうです。

このところ、政治の混乱が続いていたタイでは、5月22日に軍部によるクーデターが起こり、陸・海・空軍、警察が国家平和維持評議会を組織して、全権を掌握している、との情報です。

「ラジオ・タイランド」の日本語放送は、クーデター直後は放送を止めていたようですが、現在は良好に聴こえています。

ラストは、VOK「チョソンの声」から、6月2日に届いたベリカードです。
平壌・万寿台にある、金日成主席が生まれた家の写真のカードです。

2月にいただいたのと同じ写真カードですが、表面が違っていて、前回は英語による文章でしたが、今回はロシア語になっています。


VOKからは、これまで日本語のほか、英語、フランス語、ドイツ語のをいただいたことがありますが、ロシア語表記は初めてです。これは、日本語や英語カードの在庫が一時なくなったため?

また、5月18日に放送を聴いたのですが、カードには、5月20日の日付が書かれています。局に到着した日付にしては、早すぎる… 19日朝、ポストに差し出した航空便が2日で届いたことに? 早くても3~4日でしょう。
ただ、今回の返信は、かなり早くいただけました。

ところで、この日の放送で、ちょっと驚いたことがありました。
ニュースの中で、「平壌のピョンチョン地区で住宅事故があり、人命被害が出て、責任者が住民に謝罪した」という内容です。詳細についてはありませんでしたが、自国内の人的事故発生で幹部が謝罪をした、このような不都合と思われるニュースを、聴いたことがなかったからです。

それに続くニュースは、韓国での旅客船セウォル号沈没事故の報道で、国営放送(KBS)が大統領の圧力で、隠ぺい報道をしていた、という内容を流しましたが。

昔と比べれば、このところVOK日本語放送の内容も、少しずつ変わってきているような感じがしています。

そんな折、日本と北朝鮮の外務省局長級協議が、5月26~28日にストックホルムで行われ、北朝鮮側が拉致被害者や特定失踪者に関して再調査を行うことを約束した、と報道されました。
今後、日朝関係は徐々に変わり、ひいては、VOKの日本語放送も変わっていくのでしょうね。
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5月の海外局のベリカード (RFA KBS W.R. RRI R.Praha)

2014-06-02 | 海外局ベリカード
5月に海外局からいただいたベリカードです。
毎月、同じような局しか聴いていません。

RFA「ラジオ・フリー・アジア」のベリカードです。

アジアの楽器シリーズとして、ベトナムの伝統的な撥弦楽器(弦を、指・つめ・バチなどで弾いて鳴らす楽器)の「ダン・チャン」(Dàn Tranh 彈箏)を、採り上げたカードです。
RFAの4~6月の受信報告に対して、発行されるものです。

「KBSワールド・ラジオ」のは、「キムジャン」の写真のカードです。


キムジャンとは、韓国で立冬の前後に家族などが集まって、キムチを大量に漬け込む行事のことだそうです。
このキムチ漬けの風習が、昨年、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
これと同じような、日本料理「和食」も、同時に遺産登録となりました。

「ラジオ・ルーマニア・インターナショナル」のは、中央ルーマニアのブラショヴ地区にあるフグラス城塞の写真です。


「ラジオ・プラハ」のは、北ボヘミア、チェコとポーランド国境にあるスニェシュカ(Sněžka)山の写真です。

チェコで一番高い山ですが、標高は1,602m。
山の名前は、sněhem pokrytá(雪に覆われた)と言う意味から、しだいに、Pahrbek Sněžný(雪の丘)、Sněžovka(雪の土地)、そして1823年からSněžka(雪ちゃん)と呼ばれるようになったそうです。
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新会社 CBCラジオ (2014年)

2014-06-01 | 国内局ベリカード
名古屋の「CBCラジオ」から、いただいたベリカードです。

新しいラジオ会社になり、局舎の中の、社名板を撮影したと思われる写真が使われています。



「中部日本放送」(CBC) が、日本初の民間放送局「JOAR」として、1951年9月1日、午前6時30分に放送を開始しました。

その後、ラジオとテレビの両方を放送する、いわゆる「ラ・テ兼営局」でやってきましたが、開局60周年にあたる2011年9月に、ラジオ局の運営業務を委託化しました。
受入先の子会社・テクノビジョンが、「CBCラジオ」と社名を変更し、放送の送出、制作、営業を担当する新会社として誕生。さらに、2013年4月には、CBC本体から免許を含めたラジオ放送事業の全てを継承しました。

CBCラジオのコールサインは、当初からの「JOAR」がそのまま残り、テレビの方は「JOGX-DTV」に変えられました。なお、テレビについても、今年4月に新会社「CBCテレビ」に継承されました。

これで、ラ・テとも、新しい会社が引き継いでやっていくことになったわけですが、これまでは放送会社と言っても肥大化し、ラ・テ以外の事業も広く行ってきたということになりますね。

民間初の放送局といえども、経営のスリム化を図らなければならない時代に、なっているのでしょう。

さて、2011年のベリカードは、名古屋城、白川郷、伊勢の夫婦岩の写真を組み合わせたものでした。ただ、左上の写真は、女性の横顔のようですが、これはアクセントなのでしょう。



表面は、受信証明書となっていて、きっちりと中部日本放送の会社印が押されています。



新しい会社になっても、表面は、受信確認ではなく、受信証明書となっていて、引き継がれています。




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