BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

トルコから Voice of Turkey (1) (2007-2008年)

2014-06-27 | 海外局ベリカード
Voice of Turkey「トルコの声」の英語放送を聴いていただいたベリカードです。
最近は、聴いたことがないので、少し前のです。

パッと見て、何だ! これは? と思った1988年のカードです。
場違いなところに、場違いな季節に、赤い帽子と赤い服を着た白いヒゲ面の、なじみのある顔の男性… サンタクロースがいます。あわてんぼう、なのか?

実は、サンタクロースの起源はトルコに実在した人物、セント・ニコラウスだと言われていて、彼は4世紀頃の東ローマ帝国の司教でした。

貧しくて困っている子供たちに金貨を与えたという話が、その後、クリスマスに靴下を下げておくと、サンタクロースが煙突から入って 贈物を入れてくれる、という習慣に生まれ変わったとされています。
さらに、サンタクロースの赤い服や、トナカイが引くソリに乗ってやってくる、などという、まことしやかな話も、後世の人たちが考え出したそうです。
心温まるセント・ニコラウスの行為が、だれしもが持っている助け合い精神と相まって、さまざまに形を変えた伝説となり、何世紀も続いてきていますので、さらに、今後もずっと続いていくことでしょう。

その後、かなりたった2007年のは、古びた感じの、軍人のポートレートのカードです。
オスマン帝国の将軍であり、トルコ独立戦争とトルコ革命の指導者で、トルコ共和国の初代大統領となった、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの写真が使われています。

「アタテュルク」は尊称で、「建国の父」と慕われています。

もう1枚は、トルコは共和制を宣言した1923年10月29日を建国日としていて、その日を祝う軍人パレードの様子です。



2008年のは、ちょっとギョッとする、ペリカンの頭部のド・アップ写真です。


イズミール郊外のチャマルトゥという海岸沿いの海水湿地は、「イズミール・バード・パラダイス」として繁殖地が保護され、フラミンゴやペリカンなど多種の鳥が生息し、観察できるところだそうです。
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