飛騨地方の今日の天気は、雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日だった。
高山市街地の桜は今が満開で、花を散らす雨になってしまったが、乾燥気味の大地には恵みの雨になった。
集落の桜の蕾が大きく膨らみ、わずかに紅を差していた。
農道の脇の水仙は蕾も多く付けているので、もうしばらくは楽しめそうだ。
道端のつくし行列は、盛りを過ぎてすっかり大きくなってしまった。
湧き水のほとりでは、わさびの白い花が咲き、クレソンも密集して茂っていた。
夕食のおかずに、数本ずつ摘んできた。
まな板に置いて熱湯をかければ、お浸しが出来上がる。
わさびのつんとした辛さは春の香りがいっぱいで、クレソンはくせが無く淡白なので、サラダのほうが合いそうだ。
裏山の椎茸も勢いよく出ていた。
手ごろな大きさだけを取ったが、レジ袋に2つ分ほどあった。
取れたての椎茸は、軽く炙って塩を振って食べるのが一番好みに合う。
これからしばらくは、野山の恵みが食卓を賑わせてくれる。