名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山栗拾い

2009年09月30日 | セカンドルーム

 

昨日からの雨が、今日も降り続いている。
時々止むことがあっても、またすぐに降ってくるので外の仕事は出来ない。


田んぼも稲刈りが出来る状態になっているが、今週は難しそうだ。


稲に止まっていたカマキリを見つけたが、見事な擬態で体の一部が黄金色に変わっていた。
青田の頃は緑一色で見分けが付かなかったが、今は稲穂になりきっているのでもっと分からない。

 
雨が降ると栗がたくさん落ちてくる。
ほとんどが山栗で実は小さいが、炒って食べると香ばしくて甘みも強い。
リスや野ねずみ、ムジナなども食べに来るが、川原で小石を拾うほどたくさん落ちているので、彼らと争うことも無い。
これから名古屋へ行くので、雨の合間を見て孫のみやげ分だけを拾ってきた。

 「飛騨の山里暮らし」10月号を更新したのでご覧ください。

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山里の雨

2009年09月29日 | セカンドルーム

 

昨夜から降り出した雨は、今朝になって本降りになった。
久しぶりの雨を喜ぶ人もいるが、困る人も多い。


雨が長く続くと、はさ干し中の稲束が濡れてカビが生えたり、籾から芽が出ることもあるという。
大規模な田はコンバインで刈り取って、人工乾燥するので天気に左右されることは無い。


はさ干し中の稲は雨が大敵だが、雨よけで覆って晴天を待つ以外に方法は無い。
雨降りの後に冷え込むと、山のきのこが一斉に出るので、この雨を待っている人も多い。

天候だけは人の力でどうしようもないが、それをコントロールしながら工場生産的な農作物もたくさん作られている。
自然が頼りの山里の農業は、効率も悪く不安定だが、雨や風や光を巧みに利用しながら作っている。
きれいな水と空気で育った作物は、大地の味と香りに満ちてとてもおいしい。

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虫たちの不思議な行動

2009年09月28日 | セカンドルーム

 

秋が深まり朝夕の冷え込みが強くなると、虫たちの行動も変わってくる。
毎朝玄関灯の周りには、何匹もの蛾がとまっている。
ほとんどの我は飛び立つことも無く、地面に落ちて死んでしまう。
中には交尾をしている蛾もいるが、恐らくオスはこのまま命が尽きて、メスが子孫を残していくのだろう。


役割を終えた働き蜂も、止まったままの姿を見かけることが多くなった。
近所の人は10月になると、蜂の針が抜けてしまうので刺すことはないと言っていたが、真偽のほどは分からない。

 
ムカデに似た茶色の虫が大発生して、道路や石垣でうごめき、家の中へも入ってくるので気味が悪い。


水路の底には落ちた虫の死骸がたくさん沈んでいる。
死期を知って飛び込むのか、力尽きて落ちてしまったのかは分からないが、毎日おびただしい数の虫が現われては死んでいく。
これほどの大発生は始めて見るが、こんな年は雪が多いと近所のお年寄りが言っていた。
刈り取りが終わった田んぼから、カメ虫たちも家に戻ってきて、冬ごもりの場所を探し始めた。
野山を彩る秋模様の中で、虫たちの不思議な行動が繰り広げられている。

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初物のなめこ

2009年09月27日 | セカンドルーム

 

我が家の前にある田んぼは、隣の家がやっているが、昨日と今日の2日間をかけて稲刈りが終わった。
兼業農家は、農作業が休日しか出来ないので、お天気だったのが何よりだ。
去年は大雨の中を、ぬかるみに足を取られながら手伝ったことを思い出すが、今年は足場もしっかりしているので作業もはかどった様だ。


薪にするために切っておいた丸太を運ぼうと、裏山に入ったら「なめこ」が出ていた。
いつもは椎茸が終わる10月中旬から11月上旬に発生するが、今年はくるい生えをしたようだ。


椎茸はまだ発生する兆しが見えないし、なめこもたくさんある原木の一部しか出ていないので、本格的な発生はもう少し先になるのかもしれない。


自然任せの栽培は、天気次第で思惑通りに行かないが、時には予期しない時期にプレゼントしてくれることもある。


さっそく夕食は初物のなめこ汁を作ったが、カレーライスとはミスマッチだった。
次はしめじでも採れたときに、炊き込みご飯と一緒に秋を味わうことにしよう。

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水路でクルミの収穫

2009年09月26日 | セカンドルーム

 

我が家の横を水路が流れていて、水位を上げるためにせき止めてある所に、落ち葉に混じってクルミやアケビの実が流れてくる。
上流の木から落ちた実が、取水口を通ってここまでたどり着くようだ。


落ち鮎のやな漁のように、拾い上げてしばらく置いておくと、表皮が剥がれて硬い殻が出てくる。
殻の中の純白の実は、香ばしくてとてもおいしい。
間もなく真っ赤なモミジや黄色く染まったカツラの葉が水路に彩を添えてくれる。


春は山桜の花びらで埋まることもあり、枝から落ちる毛虫を狙って岩魚も泳いでいる。
季節の移ろいを流れが教えてくれるが、時には珍客も訪れる。


以前、水路に落ちたうり坊(猪の子)が流れてきてびっくりしたこともあった。
猪一家が、山から下りて来て水路を飛び越える時に、うり坊が落っこちたのだろう。
源平の時代に、平家の落ち武者が住み付いたと言われる下流の大島町で、上流から箸が流れてきたのを見つけて、ここ岩井町と交流が始まったと伝えられている。
ここが最上流なので、生活に関わるものが流れてくることは無いが、流れにまつわる話は桃太郎以外にもいろいろあって興味が尽きない。

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飛騨そば

2009年09月25日 | セカンドルーム

 

今朝は一面の霧に覆われていたが、日が高くなるにつれて青空が広がってきた。


乗鞍岳の上空にかかる積乱雲は真夏のようで、最近は澄み切った秋の空で、ひつじ雲を見ることが少ない。

 
飛騨地方はそば畑が目立つようになって、黄金色の稲田の隣でそばの白い花が咲き乱れている。
荘川や国府、清見などは比較的そば畑が多かったが、市街地の周辺でも目立つようになってきた。
もともと飛騨の高地は米が出来ないため、痩せ地でも育つ粟や稗、そばを主食にしていた。
土地や品種改良で米が取れるようになってからは、雑穀を作ることも食べることも少なくなった。
米の代用として食べていたそばを、好んで食べる人が少ないためなのか、ラーメン屋は多いが蕎麦専門の店は少ない。
好みに合う店を探しているが、観光地で旨い蕎麦屋を探すのは難しい。
手打ちそば「夢の蔵」は、好みの店の一つで、通りかかった時にはよく立ち寄る。


今日は信州産の十割そば(850円)を食べたが、意外に繊細な食感で喉越しも滑らかだった。
いつも飛騨産の二八そばを注文しているが、同時に食べ比べをしてみないと差は分からないが、どちらも旨いと思う。
高山ラーメンは全国区になったが、飛騨そばの評価も上がりつつあり、食生活の変化でそばの需要も増えているようだ。

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稲刈りの予行演習

2009年09月24日 | セカンドルーム

 

名古屋を早朝に出て、せせらぎ街道を通って高山に戻ってきた。
今日は暑くなると天気予報が告げていたが、秋晴れの飛騨路は風も爽やかで涼しかった。
街道沿いの清流は、木漏れ日で緑に染まっていたが、間もなく赤や黄色に変わることだろう。


午前中に高山に着き、気になっていた田んぼを見回ってきたが、猪に侵入されることも無く、黄金色がいっそう色濃くなっていた。


隣の家が稲刈りの真っ最中で、午前中に一枚が終わって午後にもう一枚の田を刈るとのことなので、予行演習を兼ねて手伝うことにした。
この家は80才を過ぎた夫婦とお嫁さんの3人で、山あいに点在する田で米作りをしている。
周囲の田んぼが次々に耕作を止めてしまったので、この一家だけで水路や農道を維持し、動物除けの柵を張り巡らすなど苦労は尽きないようだ。
残った1軒だけで、いつまで耐えられるのかと、ひと事ながら心配してしまう。


作業はおばあさんが田の隅の稲を刈り、お嫁さんが操るバインダー(稲刈り機)が1条ずつ刈り取っていく。


刈り取った田に、おじいさんの決めた位置に丸太でハサを組んでいく。
向きや高さ、突っかい棒の角度、結び方など一通りを教わった。


完成したハサに刈り取った稲束を二又に分けてて架けていく。


10日前後天日に干した後に、脱穀、籾摺り、精米の行程を経て「お米」が出来る。
今年は日照不足で粒が小さいと、おじいさんはぼやいていたが、猪の被害も無く収穫の日を迎えたのは何よりだ。
いろいろと作業の勘どころを教わったので、來月あたりは本番を迎えても上手くいきそうだ。

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納屋橋界隈

2009年09月23日 | セカンドルーム

 

昨日は久し振りに夫婦二人で過ごしたが、今日は近くに住んでいる三女一家が遊びに来たので「宮鍵」でうなぎと鳥料理をご馳走した。
明治創業の老舗は、池波正太郎も贔屓にしていたといわれるが、彼の好みに合ったのは料理の味か店が醸し出す雰囲気だったのだろうか。
店先で焼くうなぎの香りが、風向きによっては我が家にまで漂って来たことを思い出すが、当時と変わらぬ匂いが食欲をそそった。
以前ここの親子丼がテレビに取り上げられて、連日行列が出来たこともあったが、今は落ち着いた雰囲気を取り戻していた。
夕方には、長崎の実家で連休を楽しんでいた次女一家が戻ってきたので、老夫婦だけの静かな休日は1日で終わってしまった。

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お彼岸を名古屋で

2009年09月22日 | セカンドルーム

 

お彼岸参りと木工品の納品を兼ねて名古屋へ来た。
1000円の格安料金で、高山ICから一宮ICまで走ってきたが、上下線とも行楽客の車で混雑していたが、時間が少しずれていたせいか、渋滞で止まることも無くいつも通りの時間で着くことが出来た。
名古屋は曇り時々雨で天気はすぐれないが、暑くもなく寒くもないお彼岸日和となった。


納品を終えてお墓参りに行ってきたが、境内の彼岸花は満開で、木の葉もいくらか秋を感じる色に変わっていた。
暑かった名古屋も、ようやく秋が訪れたようだ。
帰り道、栄の別々のギャラリーで開催中の、織物と絵の作品展を見てきた。

小学校以来の友人が描いた風景と人物の水彩画は、何となく当時の雰囲気が伝わってくるような懐かしいタッチで描かれていた。
小学校の教室に張り出されていた彼の絵を羨ましそうに見ていたことを思い出すが、今日はその時以来の作品を見ることが出来た。
仕事を退き趣味の世界を楽しむ人たちは、子供の頃に得意だったことや、忙しくて出来なかったことを思い出しながら、今は余裕を持って取り組んでいるようだ。

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「平湯温泉」日帰り入浴

2009年09月21日 | セカンドルーム

 

連休の真っ只中に平湯温泉へ行ってきた。
やはり国道158号線は、上下線とも高山方面へ向かう車と信州方面へ行く車でかなり混雑していた。
予定していた温泉施設「ひらゆの森」は、大きな駐車場も満車で外で待つ車が並んでいた。
他を2軒ほどまわったが、どこも駐車場がいっぱいで、風呂も芋を洗うような状態だろうと思って敬遠した。

 
最後に、以前入浴して気分が良かった「穂高荘倶楽部」へ行くことにした。
ここはオープンして間もないので、施設は新しくタオルや浴衣も用意してあるので、休憩室でゆっくり寛げる。
他の施設の倍以上の入浴料(1.200円)だが、それに見合う満足感は得られる。
大きな露天風呂も貸し切り状態だったし、内湯やサウナものんびりと楽しむことが出来た。
観光地に限らずマスコミに登場すると客が殺到して行くのをためらうこともあるが、探せば穴場はどこにもあるようだ。

この集落でも稲刈りをする家が増えてきた。

 
他に仕事がある人たちは、シルバーウィークが貴重な農作業日になるので、おおわらわで取り入れをしている。

 
わが田は田植えが遅かったこともあって、まだ青い部分も多いので少し先になる。
本業も一段落したので、一番良いタイミングの来週あたりには稲刈りが出来そうだ。

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豊穣の秋

2009年09月20日 | セカンドルーム

 

秋祭りが終わった後は、祭りで使った道具や衣装の後片付け、神社の清掃、幟下ろしなど何かとやることは多い。
きれいに掃き清められた後に、本殿で氏子総会をして、お下がりを頂きながら秋祭りの一連の行事がここでお開きとなった。


鎮守の森は再び静けさを取り戻し、宴の後の一抹の寂しさだけがが漂っている。


まわりの山では、栗やアケビが実をたわわに付け、きのこも採れはじめた。


広い田はコンバインが入って、稲を瞬く間に刈り取っていく。


稲刈りが終わった田には稲束が干され、干し藁の香りが漂ってくる。
山里は豊穣の秋を迎えている。

話は変わるが、先週は穂高のジャンダルムで遭難救助中のヘリコプターが墜落し、昨日は乗鞍岳の畳平で熊騒動が起こった。
飛騨ならではの3.000m級の山中で起こった事故で、原因究明や今後の対策が問われている。
今朝も乗鞍スカイラインは閉鎖中で、安全確認した上で解除の判断をすると報じていた。
スカイライン周辺を大勢でパトロールをして、熊の姿を見かけなかったので安全だと判断するのはあまりにも形式的で乱暴な話である。
野生の熊は異常を察知すれば、山奥へ逃げ込んで身を潜めているので、人の目に触れることは無い。
むしろ、人を見て逃げる熊が逆の行動に出たことや、熊の領域を人が侵していることを問題視すべきと思う。


これ以上野生動物の領域を侵したり、過剰な駆除を続ければいずれ絶滅に追い込むことになる。
熊に襲われて命を落とす人は年間10人前後、蜂の刺傷で30人前後といわれ、交通事故死は1万人以上、山岳遭難は300人前後といわれている。
野生動物や昆虫の肩を持つわけではないが、人間の都合だけで一方的に害獣害虫と決め付けて、生態系のバランスを崩すことは許されない。
駆除する前に、折り合いよく共存できる方法を工夫すべきだと思う。

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山里の秋祭り

2009年09月19日 | セカンドルーム

 

飛騨地方では9月中旬から10下旬にかけて、各集落で秋祭りが行われる。
青い空に祭り幟がはためき、太鼓や鉦の音が鎮守の森から聞こえて来ると、秋の深まりを身近に感じる。
ここ岩滝地区でも9月18日に岩井神社の例祭が行われ、19日に津島神社、20日に白山神社で行われる。
小さな集落で行われてきた祭りは、踊りの輪が年々小さくなったり、祭りの役を簡素化するなど、過疎高齢化によって少しずつ変化している。
長い歴史に支えられてきた伝統の祭りを絶やしたくないという氏子たちの使命感と、集落の一体感を維持するための行事としての意識も強く、様々な障害をを乗り越えて行われている。
足腰のおぼつか無いお年寄りも祭列に加わったり、幼い子供たちがけな気に舞う姿などは感動的である。
いつもの事ながら、自然を敬い自然と一体となって暮らしてきた人たちの祭りが、いつまでも続いてほしいと願う気持ちが募ってくる。

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岩井神社の秋祭り準備

2009年09月18日 | セカンドルーム

 

今朝は冷え込みが強く、集落全体が深い霧に包まれていた。


今日は岩井神社の秋祭りが午後から執り行われるので、朝7時に神社に集合して祭りの準備をしてきた。
季節ごとにいろいろな神事が執り行われるが、秋の例祭が本祭りといわれるように、最も賑やかで準備も大掛かりだ。


それぞれの役割を分担して、神社内外の清掃や神殿の飾りつけ、3ヶ所の旗立て、祭礼道具の準備、しめ縄作りなどが行われる。

 
手馴れた人が多いので段取りや手際もよく、余裕を持って準備は終わった。
これから午後1時に宮司を公民館で迎え、祭り行列を連ねて神社へ向かい祭典が執り行われる。
神事や獅子舞などが奉納された後、お旅所行列を連ねて近くの丘陵にあるお旅所に向かう。
再びここでも神事が行われ、夕方に神社に戻って秋の例祭の幕が閉じられる。
過疎化が進む集落で、数百年にわたって引き継がれてきた祭礼を維持するのは大変であるが、総出で支えようという意識は益々強くなっていくようだ。

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今日も飛騨は秋晴れ

2009年09月17日 | セカンドルーム

 

今日も爽やかな秋晴れで、飛騨地方でも早いところでは稲刈りが始まった。
田んぼによって微妙に色が違ったり、稲刈りの時期が違うのは、品種や稲の育ち具合などによるようだ。
水が冷たいところや、日照不足や養分の足りない田は、黄金色も薄く稲刈りの時期も遅れる。
これから10月上旬にかけて稲刈りが行われるが、日照不足の影響で例年より遅れているようだ。

 
沢ぐるみも盛んに実を落とすようになり、道がくるみで覆われている。
うっかりすると頭を直撃することもあるが、果肉が付いているので栗のイガほど痛くはない。
当分の間、風の日の散歩に帽子が必需品になる。


しばらく中断していた椅子の製作を再開した。
部材の加工精度が高ければ、組み立てたときにガタが出ないが、ホゾの位置が少しでもずれていると後の調整が大変だ。


今回はぴったりと収まったので、研磨、塗装をして座を編めば完成する。


椅子製作と並行して作っていた手打ちそば用の「こま板」も完成した。
そば打ち名人からの依頼の品で、そばを一定間隔で切るときに使う板とのことである。
そばを打ったことが無いので使い勝手は分からないが、包丁を直角に等間隔に送るガイド板なので、木工などでも使う治具に似ている。
治具は同じ形の部材を何個も作る時、予め型を作り、それにならって案内をする道具で、これを使うと効率よく均一の部材を作ることが出来る。
手打ちそばは、多少のばらつきがあったほうが味があるような気がするが、名人は均一にこだわるようだ。

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秋たけなわ

2009年09月16日 | セカンドルーム

  

今日は朝から晴れ上がり、爽やかな青空が山里の秋景色を引き立てていた。
栗のイガも大きくなり、間もなく実を落としそうだ。


黄金色に稔った稲田の脇では、コスモスが咲き誇っている。
あと2週間ほどで稲刈りが出来るかも知れない。

 
菜園も少しずつさびしくなり、実を付けているイタリアントマトとオクラも終期を迎えている。


3個残っていた収穫前のキャベツが、すべて何者かにかじられていた。
青虫の激しい攻勢に耐えながら育ったキャベツなので、半分を切り落として残りを食べることにした。
犯人は野うさぎと思っていたが、食べ方はカモシカだと近所の人は云う。
キャベツの被害は初めてだし、足跡もはっきり残っていないので犯人の特定は出来ない。

(蛇嫌いの人は次の写真はパスして下さい)


家の前の道に枯れ枝のようなものがあったので、近づいてみたら突然動き出した。

よく見たら、大きながま蛙をくわえた蛇だった。
昨日の蜂の子といい、今日も気味の悪いものを見てしまった。
食欲の秋は、人間だけでなく厳しい冬を前にして、動物や昆虫たちも懸命に食べている。

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