名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

紅葉前線

2007年10月31日 | セカンドルーム
先週平湯峠を通ったときは、紅葉も終わって落ち葉が舞っていたけど、今は、家の周りがちょうど見ごろになってきた。
飛騨は狭い地域に、標高500mから3000mまで分布しているので、場所を変えれば花も紅葉も長く楽しむことが出来る。
間もなく紅葉前線は、高山の市街地へ下りてきて、観光客の目を楽しませることだろう。

今年は夜の冷え込みがなく、鮮やかさが少し足りないようだ。
農家の人は、赤カブも育ちがよすぎて、需要期とのずれを心配していた。
天候不順は、色々なところに影響が出てくる。
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なめこ

2007年10月30日 | セカンドルーム
 裏山で原木栽培をしているなめこが、収穫期をむかえた。
林の中に、ナラやサクラカンバなどの広葉樹になめこを稙菌しておくと、毎年、今頃の時期に発生する。
菌床栽培に比べ、自然の条件で作る原木栽培のなめこは、宝石のように輝き、ぬめりや香りも強く食感も格別だ。

朝はインスタントスープに、昼は麺類に入れ、夜は味噌汁の具にして毎日食べている。
野菜やきのこは短い時期に集中する上、長く保存が出来ないので、その時は同じものばかりを食べ続けることになる。
料理のレパートリーを増やそうと思いながら、ついお手軽で済ませてしまう。
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岩井牧場

2007年10月29日 | セカンドルーム
私の住んでいる町内にある岩井牧場へ遊びに行ってきた。
ここからは、西に高山盆地をはさんで白山、南には山なみの向こうに御岳が一望できる。
夏の間、ここで放牧されていた牛たちは、先週、麓の牛舎へそれぞれ帰っていったので、広い牧場はとても静かだった。
この地域には、農家の労力軽減と、涼しい高原で良い飛騨牛を育てるため、「夏山冬里」方式と呼ばる飼育方法をとっている。
牛の居なくなった牧場は紅葉も終わりかけて、落ち葉が風に舞う晩秋の風景に変わっていた。

のんびりと暮らしていた牛たちは、狭い牛舎に帰るのを嫌がり、毎回作業をする人たちを手こずらせるとのことだ。
牧場からの眺めは季節を問わず素晴らしいので、この景観を後にする時は、いつも牛のように躊躇する。
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あぶらえ

2007年10月28日 | セカンドルーム
収穫の終わった田んぼには、刈り取ったあぶらえ(エゴマ)の束が干してある。
乾燥が終わった株を棒で叩いて実を落としたあと、ふるいを使って選別し、さらに、水洗いをしたあと、もう一度乾燥させて料理などに利用する。
飛騨では保存のきく食材として、おはぎや五平餅、煮物、和え物、うどんやそうめんの薬味など、あらゆる料理に使われている。

最近は、生活習慣病の予防効果がある自然食品として評価が高まり、飛騨の特産品として栽培する農家も増えている。
この集落のお年寄りが元気なのは、いつもあぶらえを食べているからだろうか?
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雨の朝

2007年10月27日 | セカンドルーム
夕べからの雨が、今も降り続いている。
窓越しに見る紅葉も、もやに包まれてくすんでいる。
新緑は雨が似合うけど、紅葉は真っ青な空を背にしないと映えない。

お天気任せの仕事をしている訳ではないのに、こんな日は仕事をする気分になれない。
雨も止みそうにないので、平湯まで一走りしよう。
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夜なべ

2007年10月26日 | セカンドルーム
秋も深まり、3時半を過ぎると太陽が西の山に隠れ、朝は7時を過ぎないと東の山から顔を出してくれない。
山里の秋の夜は、これからどんどん長くなっていく。
昔は長い夜を、わら草履や筵を編んだり、ざるや篭を作ったりしていたようだけど、今は夜中まで仕事をする人は居ない。

独り占めの秋の夜は、ちょっと長過ぎるので椅子の座をテープや紐で編んだり、ペーパーナイフやスプーンなどを端材を削って作っている。
塵や埃の出ない軽作業は、もっぱら暖かい居間に持ち込んでやることにしている。
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今日の乗鞍岳

2007年10月25日 | セカンドルーム
数日前の雪で、純白にお化粧をしていた乗鞍岳が、秋の日差しを受けて黒い地肌が少し目立つようになっていた。
高気圧に覆われ天気も安定しているので、お化粧直しは少し先になりそうだ。
しばらくは、こんな繰り返しをしながら真っ白な山肌に仕上がっていく。

白塗りの厚化粧も悪くないけど、多少山ひだや地肌が見えたほうが味わいがある。
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超限界集落

2007年10月24日 | セカンドルーム

 ここから大八賀川を5kmほど下ったところに、戸数4戸の小さな集落がある。
ほんの僅かな山のくぼ地に、上流に3戸、下流に1戸が点在している。
全員が高齢者で、雪のない間はここで農作業をして、11月下旬から春の雪解けまでは、麓の町で生活している。
今日は久し振りに訪れて、親しく付き合っている、83歳になるおじいさんと雑談をしてきた。
毎年少しずつ耕作面積を減らしてきたが、来年は稲作を止めると言っていた。
隣の1軒も高齢のため、去年町へ引き上げて空き家になっていた。
高齢者が50%以上占める所を限界集落と呼んでいるようだけど、全員が高齢者の集落はどう呼ぶのだろうか。

清流が流れ、緑の山に抱かれた桃源郷を、隠れ里と密かに名付けて呼んでいたけど、実際に生活している人たちの苦労は住んでいる人でなければ分からない。
自然以外に何もないところから、若い人たちは出て行ったまま戻ってこない。

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陽だまり

2007年10月23日 | セカンドルーム
ついこの前までは、日陰を捜して移動していた犬も、今は暖かい陽だまりを求めて昼寝をしている。
寒さに強い柴犬でも、暖かいところがよさそうだ。
夜も寒くなってきたので、ボツボツ小屋の防寒対策が必要な季節になってきた。

太陽が立ち木や南側の山に遮られるようになってきたので、今日のように風も無く穏やかな日は、家の中にいるより外のほうがよほど暖かくて快適だ。
椅子を庭に持ち出し、本を読んでいたけど、犬につられてすぐ眠ってしまった。
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落ち葉

2007年10月22日 | セカンドルーム
ゆうべは少し風が吹いていたので、いつも散歩をする林道が、落ち葉でびっしりと敷き詰められていた。
普通は、紅葉したり枯れたりして葉を落とすけど、今年は緑が残ったままで、たくさんの葉が散っている。
葉が散ってしまうと、森が明るくなり、木漏れ日が暖かく感じられるようになる。
スギやヒノキの人工林は、陽射しを遮るので、いつも暗くてジメジメしているけど、季節ごとに表情を変える広葉樹の森は、歩いていても気分が良い。

これからしばらくは、落ち葉のじゅうたんが日増しに厚くなり、柄や色も変化していく。
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山の冠雪

2007年10月21日 | セカンドルーム
私の住んでいる高山市岩井町は、標高が700~1.500mの高地にあるので、近くの高台に上ると周囲の高い山が見渡せる。
昨夜は冷え込みが強く雨も降っていたので、山は雪になったようだ。
秋晴れの今朝は、、白くお化粧をした御岳、乗鞍岳、槍・穂高、白山などの山々が久し振りに姿を見せてくれた。
高い山は一足先に冬を迎え、日を追うごとに雪が麓へ下りてくる。

険しい山には登れないけど、高い山を眺めながら、雪山トレッキングに思いを馳せるだけでも楽しくなる。
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冬の足音

2007年10月20日 | セカンドルーム
ここ2.3日、夜の冷え込みが続いたので、向かいの山がほんの少し色づいてきた。
もう1~2週間もすれば、あたりの山は紅や黄で覆われるだろう。
昨日は乗鞍岳に初雪が降り、ドライブウエイが閉鎖になった。
今月末で冬季閉鎖になるが、それまでは降雪の都度除雪しながら営業を続けるようだ。

暑い暑いといっていた夏がうそのようで、冬の足音がかすかに聞こえてくる。
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ゴミの不法投棄

2007年10月19日 | セカンドルーム
ゴミの不法投棄は、都会やその近郊の問題かと思っていたら、最近は山里でも目にするようになった。
法律が整備されて監視が厳しくなり、コストも掛かるようになったので、夜陰にまぎれて山奥まで捨てに来るのだろうか。
廃棄物は、建築廃材や家電製品、自動車など大小様々である。
木材や古畳などは、山の湿気と微生物の働きで、いずれ土にかえって行くけど、金属やプラスチック、ガラスなどはいつまでも無残な姿を晒している。
林道が縦横に走っていて、今は山仕事で利用する人も少ないので、不法投棄がし易くなっているし、見つけることも難しい。

先日見た投棄自動車は、雪の重みで屋根がへこみ、そこに枯葉が積もって小さな木や苔が生えていたけど原形はとどめていた。
色々な思い出が詰まった愛車が、山奥で朽ち果てていく惨めな姿を、捨てた人はどんな思いで見ることだろう。

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貰い物

2007年10月18日 | セカンドルーム
毎日、朝は上流の林道を、夕方は下の集落の中を、ほぼ同じ時間に犬を連れて散歩をしている。
夕方の散歩が、集落の人たちとのコミニケーションの場にもなっている。
今日は、散歩の途中で、近所の人から大根と椎茸を貰った。
先日、雑談の折に、裏山の椎茸が出てこないと話したことを事を、覚えていてくれたようだ。、
この集落の人たちは、いつもさりげない心遣いをしてくれる。

今日の夕食は、椎茸と大根の煮つけを作って食べた。

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飛騨三十三観音霊場めぐり

2007年10月17日 | セカンドルーム
先月から、「明日の道しるべ」を探そうと飛騨三十三観音霊場めぐりを始めた。
今日は爽やかな秋晴れに誘われて、丹生川地区のお寺を巡ってきた。
高山市街地のお寺に比べると、どこも草庵風の小さなお寺で、静かなたたずまいからは山寺の雰囲気が漂ってくる。
飛騨の伝説上の英雄「両面宿儺」や「乗鞍権現」縁の寺、円空が逗留してたくさんの円空仏を残している寺など、興味をひく寺が多くある。
かつては賑わった寺も、過疎化で檀家が減り住職が常駐しなくなってしまった寺や、盗難を防ぐために円空仏を大きな、金庫に保管されている寺など、草深い山寺にも現世の風が吹き寄せているようだ。

道しるべは見付からなかったけど、何体もの円空仏のほほ笑みに出会い、心が洗われる秋の一日となった。
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