名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

椎茸とナメコの植菌

2012年04月12日 | セカンドルーム

 

昨日の雨と打って変わって、今朝は晴れ渡って清々しかった。
つい先日までは雪で覆われていた田んぼが、雨水を湛えてまわりの山を映していた。

 

裏山のホダ木を見に行ったら、小指の先ほどの椎茸が出ていた。
まだ数本ほどであるが、これから雨が降るごとに次々と出てくる。

畑の雪も下半分が消えたので、春野菜の準備も間もなく始まる。

去年の秋にナラの木を伐採して、太い幹や枝は薪材にし、直径10センチほどの丸太はキノコ栽培用のホダ木にするため寝かせておいた。

ヨシノ桜が開花する前に植菌するのがよいと言われているので、今日は椎茸とナメコの菌を打った。


専用のビットで丸太に穴を開け、菌が付着している駒を打ち込む作業である。


椎茸用とナメコ用の丸太各5本に、計400個の駒を打った。
春うららかな陽気で、裏山のウグイスのさえずりに合わせて、木槌でトントントーンとリズムを取りながら打っていると汗ばむほどだった。


打ち終わったホダ木は、キノコの菌が全体に回るように藁で覆いをして入梅まで寝かせておく。
6月に入ったら裏山の木陰に、椎茸は支柱を介して斜めに立て、ナメコは地面に直接伏せておく。
順調に行けば、椎茸は来年の春から、ナメコは来年の秋から収穫できる。
ホダ木はキノコが養分を吸い取るので、3~5年で腐朽して土に還っていく。
毎年一定量を収穫するため、この時期にホダ木を補充している。
こぶしの花が咲くと遅霜の心配も少なくなり、苗代作りや種蒔きが始まる。
山里にも遅ればせながら春がやってきたようだ。

コメント (4)
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