名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

今年初めての草刈り

2011年05月31日 | セカンドルーム

 

薄曇りの空から時々青空が顔を出し、久しぶりの日差しが心地よかった。


ユキも無防備な寝姿で、日光浴を楽しんでいる。


雨上がりの森は緑が鮮やかで、近くで見ると葉の一枚一枚が輝いている。
見るたびに山全体が盛り上がっていくようで、木々の生気も伝わってくる。

雑草も急に伸び始めて、田畑や庭の周りが草で覆われそうになっていたので、朝の涼しいうちに、畑の周りの草刈りをした。

水路の際は刈り草が水路に落ちないように鎌で刈り、のり面は草刈機で刈っていく。
今年初めて使う草刈機は、縁石に当てたり地面の石ころを跳ねたりしながら、何とか予定の場所だけは済んだ。
庭や田畑、裏山など、草を刈る場所はたくさんあるので、順番にやっていると、最初に刈った所がすでに伸びている。
秋まで終わりのない草との戦いが続くが、放っておくとイノシシやムジナなどの潜む場所になって、作物を横取りされてしまうので、止める訳にはいかない。
集落のあちこちで、トラクターや田植え機のエンジン音が聞こえていたが、今は草刈機の音が主役になった。


午後は、田んぼの水漏れを防ぎ、雑草の繁茂を抑えるために、畦にマルチを張った。
マルチは薄くて軽いので、風にあおられるとうまく張れないが、ちょうど良いタイミングで風がおさまってくれた。
天気が崩れる前の一仕事は終わったが、紫外線を浴び過ぎたのか顔がひりひりする。
今の時期は薄曇でも日焼けをするようだ。

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大雨が去って

2011年05月30日 | セカンドルーム

 

低気圧が去って雨は上がったが、西の風が強く吹き、一日中肌寒かった。

大雨による田畑の被害はなく、田んぼも程よい水量を保っていた。

濁流が溢れていた田んぼの水路も、濁りが収まり元の状態になった。
ここには、ホタルの餌になる巻貝のカワニナがすんでいる。


流されてしまったかと心配していたが、子供のカワニナが藻や岩の陰にたくさん残っていた。
この状態なら、今年もホタルの乱舞が楽しめそうだ。


今年の収穫は終わったと思っていた裏山の椎茸が、再びあちこちで出ていた。
気温が低い上に、雨降りが多かったので、椎茸菌がまた目を覚ましたようだ。

5月5日に、孫たちが蒔いたトウモロコシの成長は、例年に比べて少し遅いようだ。
定植の時期にきているので、大きめの苗を選んで、半分ほどを畑に植え替えた。

五月晴れが少なく苗の成長が遅れているが、6月になって取り戻せるだろうか。

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飛騨地方は大雨警報

2011年05月29日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、今朝方から激しい雨が降っている。
トタン屋根を叩く雨音と、樋から溢れた雨水が、地面で飛び散る音がかしましい。
その上雷鳴までとどろき、飛騨北部には大雨警報と雷注意報が出た。
激しい雨は、活着前の幼い稲に厳しい試練となる。
雨がいくらか小降りになったところで、田畑を見回ってきた。

家の脇を流れる水路は、溢れるくらいの水量で、濁流となっている。


田んぼの水源の泉も、樋から飛び出す勢いだが、導水路から溢れることはなく、下の本流へ流れていた。
去年は溢れた水が土砂と一緒に田んぼへ流れ込んで、後始末に苦労したことを思い出す。


田んぼは満水状態で、一部の苗は冠水していたが、株が浮き上がっているようなことはなかった。
念のために排水路を調整して、余分な水は逃がしてきた。


雨に弱いトマトも、昨日立てた支柱に支えられて、しっかり根付いていた。

スイカとメロンの苗も、冷たい雨をビニールの帽子を被って耐えている。
恵みの雨も度が過ぎると始末が悪い。  自然に対して「ほどほど」を求めるのは無理な注文だが、これ以上はもう要らない。

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田植え風景

2011年05月28日 | セカンドルーム

 

雨雲が低く垂れ込め、今にも雨の降りそうな空模様であったが、午前中は何とかもった。
早朝から家の前の田んぼで、田植えが始まった。


集落の田植えはほとんど終わっているので、ここが最後になる。
奥さんも朝市を休んで、苗箱の運搬など手伝っている。
去年は天候不順で、「ひとめぼれ」の出来が悪く等級を落とされたので、今年は米価がいくらか高い「コシヒカリ」にしたとのことだ。
2条植えの手押し田植機を使って、広い田んぼを3時間ほどで終わって、次の田へ移っていった。
田植えを請け負う業者もいて、忙しい兼業農家で依頼する人もいる。


乗用8条植えの大型田植機は、瞬く間に終わってしまうが、その分経費がかさむ。
米価が安いので、労働力と手間を家族でまかなうことで、何とか採算を取っているのが現実のようだ。

高冷地の栽培に適した「ひとめぼれ」を作る農家が多かったが、最近は市場で人気の高い「コシヒカリ」が主流になってきた。
倒伏するなど栽培の難しさはあるようだが、売れる米つくりをスローガンにJAも推奨している。
以前、このあたりの田植えは、気温が上がる6月になってから行われていたが、品種改良や温暖化の影響もあって、平地並みの5月の田植えと、「コシヒカリ」の栽培も出来るようになった。

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飛騨も梅雨入り

2011年05月27日 | セカンドルーム

 

今日、東海地方でも、梅雨入りが発表された。
昨年より17日も早いとのことだ。
今年は梅雨明けも早くなって、暑い夏が長くなるのだろうか。
飛騨地方は朝から雲に覆われてすっきりしない天気であったが、午後は予報通りに雨になった。
梅雨冷えなのか肌寒くて、夏の準備をした途端に火が恋しくなってしまった。


それでも休耕田の花菖蒲は開花して、初夏の装いを見せてくれた。
沢沿いのくるみの木も、真っ赤な花を付けている。


花の元には小指の先ほどの実が付いていて、秋には実ってリスやクマたちの格好の餌になる。

稲の苗が余っていたので、もう1度雨が降る前に、1本植えの所や、弱々しい苗の植え直しをした。


余った苗は、発泡スチロールの箱に田の泥を入れて、孫の教材用のミニ水田を作った。
秋を楽しみに世話をしてくれれば、都会のベランダでも、米の収穫が出来るだろう。


ユキも蛇毒の後遺症もなく、いつも通りに田んぼ脇の定位置で、辺りを窺がっている。
暑い日は腹ばいになって水につかったりするが、今日は飲むだけで入ろうとしない。
ユキも梅雨冷を感じているようだ。

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山里の田んぼ

2011年05月26日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の今日は高曇りで、乗鞍岳にも霞がかかっていた。
ひと頃、代掻きをするトラクターや田植え機のエンジン音が、あちこちから響いていたが、今は山里の田も静寂を取り戻している。


田植えが終わった山上の田は、水をたたえて静かな入り江のように見える。


ちょうど山フジの花が満開で、まわりを甘い香りで包んでいる。
今年はフジの花が例年に比べて多いし、石楠花や春先のこぶしの花もずいぶん目立った。
こぶしが多い年は豊作だといわれているので、秋の収穫が楽しみだ。
昔はフジのつるが小屋がけや吊り橋などの材料にされていたが、今は利用する人はいない。

むしろ木に絡んで枯らしてしまうし、山仕事の邪魔になるので、切り捨てられることが多かった。
今は山仕事をする人も少なくなったので、フジがあちこちで目立つようになって来た。

田んぼを見回っていたら、青大将が田の中へ入っていた。


水を張った田に蛙が棲みつき、それを狙って来るようで、泥の上には蛇の通った跡があちこちについている。
満腹で動きが鈍くなった蛇は、鷹やカラスの餌食になる。
田んぼには水生昆虫や毛虫、ミミズなどもたくさんいるので、それを餌に蛙はどんどん増えていく。


蛙の産卵期になると、今度は卵を狙ってイモリがやってくる。
捕食する姿は、養鰻場のうなぎが餌の塊を貪り食うようで凄まじい。
夏になればカマキリや蜘蛛も、昆虫を狙って参戦してくる。
静かな田んぼでは、収穫の秋まで、激しい命の営みが繰り広げられる。

 

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今日は家事に専念

2011年05月25日 | セカンドルーム


今日も飛騨地方は高気圧に覆われて、爽やかな一日だった。
乾いた風が少し冷たかったが、外で仕事をするにはもってこいだ。
乗鞍岳に雪が降って、吹き溜まりでは1メートルを越したとのことだ。
スカイラインが通行止めになっていたが、日差しが強いので解除になるのも早いだろう。

今日一日の晴天ということなので、部屋の掃除をして、去年の11月から敷いてあったホットカーペットを外した。  栗の1枚板を雑巾がけをし、建具もきれいに拭いた。
部屋を夏仕様の板の間にしたが、まだ夜は暖房を使っているので、少し早かったかもしれない。


ついでにユキの小屋の敷き藁を出して、ここも板の間にした。
小屋を洗っている間は木陰で休み、不思議そうに作業を眺めていた。


飼い主ともども、7ヶ月ぶりに冬の名残りを吹き払って、快適に夏を迎える準備が出来た。


花粉が気になって干せなかった布団を、裏表を返しながら思いっきり乾かし、たまっていた洗濯も済ませてしまった。
すがすがしい陽気で、家事をするのは惜しい気もするが、兼業主夫としては、家事に専念する日も必要だ。

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「朝日新聞デジタル」の購読

2011年05月24日 | セカンドルーム

 

朝のうちは雨が降っていたが、間もなく止んで初夏の爽やかな青空が戻ってきた。
たっぷりと水分を吸収した野山の植物は、ひと際鮮やかに輝いている。

休耕田の睡蓮も一部開花していた。


睡蓮の花期は長いので、夏中楽しめそうだ。

話は変わるが、朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」を20日から購読している。
二重生活をしているので、名古屋で朝日新聞を取って、高山では中日新聞を購読している。
高山の住まいは僻地で、新聞の宅配はなく、お昼ごろに郵便配達が朝刊だけを届けてくれる。
日曜と祝日は配達がないので、本来の新聞の役割を果たしてない。
朝日新聞を定期購読していれば、デジタル版は1000円で利用できるので購読を決めた。
中日新聞をを止めれば2000円の節約になる。

構成は、毎朝配信する「朝刊」と、24時間リアルタイムでニュースを更新する「24時刊」、夕方に配信する「You刊」である。
デジタルならでは機能も、過去の記事の検索や、スクラップブック作成などに加えて、天気予報やテレビ番組からも多様な情報が検索できる。
紙の新聞は紙面を開いて、見出しを見ながら拾い読みをし、ページを繰って次々と進んでいくという読み方をしていた。


50年以上も続いていた新聞の習慣が、突然クリックとスクロールに変わる戸惑いはあるが、活字に比べて画面は明るく読みやすいし、文字サイズが簡単に変えられるのも良い。
紙面の電子化だけなら、数多くのニュースサイトと変わらないが、今後、社会、生活、エンタメ、スポーツ欄などに動画が導入されれば、テレビと新聞の間を埋める、新しい媒体として存在感は増すだろう。

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ユキ(柴犬)の受難

2011年05月23日 | セカンドルーム

 

暑い日が続いていたのに、昨日も今日も暦が戻ったように肌寒い。
今日も野良仕事をしていたら、冷たい雨が降り出した。
ユキが外で動き回っている気配が、部屋の中へ伝わってきた。

 しばらくすると激しく吠え始めたので、気になって見に行くと、大きな青大将に向かって吠えていた。


既に体の一部が食い千切られて、頭も少し怪我をしてぐったりとしている。


睨み合っているのを引き離して庭の隅に逃がしてやったら、裏山の茂みに入っていった。
ユキは動く小動物に本能的に飛び掛る習性があるので、縄張りに侵入してきた蛇をくわえて振り回していたのだろう。
その後ユキの様子がおかしくなり、盛んに首を振ってつばを吐き散らし、ついに苦しそうに食べたものを戻し始めた。
最後に白い泡のようなものを吐いて、しばらくぐったりとしていたが、程なくいつもの状態に戻った。
青大将は無毒といわれているし、咬まれた痕もないので原因が分からない。
蛇を逃がしてやろうと棒切れで掴んだ時に、口から黒い液状のものを吐き出して威嚇してきた。
それが運悪くユキの口に入ってしまったのだろうか。
去年は大きなガマガエルをくわえて酷い目にあったが、その症状に比べれば軽いようだ。
毒があっても弱いのか、すべて吐き出して大事に至らなかったのかは分からない。
動物病院へ連れて行こうかと思ったが、餌もぺろっと食べて元気も出てきたので、そのまま様子を見ることにした。
これからユキの小屋の近くには、いろいろな侵入者がやって来るので、油断が出来ない。
ガマの毒には懲りて飛び掛らなくなったが、今度は蛇に遭っても学習効果を発揮してくれるだろうか。

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飛騨民家のお手入れお助け隊に参加して

2011年05月22日 | セカンドルーム

  

「飛騨民家のお手入れお助け隊」の活動に参加して、築90年ほどの古民家の手入れをしてきた。
この活動は飛騨に移住してきた若い人たちが、古民家が手入れされないままに傷んでいく姿を見て、1軒でも多く残したいという思いからスタートしたプロジェクトである。
かつての飛騨は、農業以外に養蚕や炭焼きが盛んで、大家族が一つ屋根の下で寄り添って暮らしていた。
多くの家は2階で蚕を飼い、同じ棟に農耕用の牛馬も飼っていた。
生活様式の変化に伴い、豪壮な庄屋造りの農家も、若い人たちには馴染めず、老夫婦だけで辛くも維持されている家をよく見かける。

今日訪れたのは、高山市国府町の民家で、内部を中心に玄関周りの手入れと掃除をしてきた。


柱や天井、梁、板壁、玄関框、建具などを雑巾がけや乾拭きをした後、荏の油をすり込み糠袋で磨いて仕上げていく。

 

 

柱や建具など全てむく材なので、自然素材とのなじみがよく、仕上がった後は、しっとりとした光沢で見違えるようにきれいになった。
86歳の当主は涙を流さんばかりの大喜びで、ぴかぴかになった大黒柱を撫でておられた。

飛騨に昔から住んでいる人たちは、周りの自然や昔ながらの生活文化の価値を、あまりにも身近かすぎて見失いがちの人も多い。
都会や海外で暮らしてきた人たちが、飛騨の田舎にほれ込み、広く世界に伝えていく活動を、飛騨ファンの一人として心強く感じた。
今日のプロジェクトを主催した、「美ら地球」の発展を心から願いたい。

 

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今日の野良仕事

2011年05月21日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、暖かい南の風が吹いて蒸し暑かった。
初夏のような日が続き、留守にした庭の雑草が、ずいぶん伸びていた。

朝8時から、田んぼで稲苗の補植をした。
田植え機を使った後に、浮いた株や欠株、1~2本植えの株を、人手で補う作業である。
大規模水田では行われないが、狭い山里の田んぼではどこでもやっている。
泥との格闘は午前中で終わったが、めせせりの襲来と、ふり注ぐ強い陽射はかなりこたえた。
田植えは留守中の19日に、田んぼの地主兼師匠にやってもらっていたので、今年はずいぶん楽をしてしまった。
スケジュールの調整が出来ないまま、すべて地主に頼んでしまって、小作人として立場はない。
快く引き受けてもらい恐縮してしまったが、年貢は1俵ほど上積みしよう。


第一ステップの田植えが終わり、しばらくは水管理をしながら稲の様子を見守る。
稲が活着する頃から、雑草も勢いよく繁茂し、害虫も次々と襲ってくる。
今年も無農薬でいくことにしたので、稲を守るために手を抜くことは出来ない。

午後は畑仕事で、トマトとナス、ピーマン、オクラの苗を植えた。
多品種少量の畑は、日にちをおきながら苗を植えている。
収穫の時期が重ならないように、植える時期をずらしていても、天候次第でスタートが遅れた苗が、収穫時期が同じになってしまうことが多い。
露地栽培の作物は、旬を延ばすことはないようだ。

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名古屋から高山へ

2011年05月20日 | セカンドルーム

 

今朝、快晴の名古屋を出て高山へ向かった。
東海北陸道「ひるがの高原SA」で休憩し、新しく出来たドッグランでユキを遊ばせた。


高原を抜ける風は爽やかで、白山連峰の別山や大日岳が一望できるので、犬も飼い主も寛げる。


ここで高速を下りて、分水嶺公園に立ち寄ったが、水芭蕉は終わっていた。
南下する流れは長良川となって伊勢湾に注ぎ、北西に流れると庄川となって日本海へ注ぐ。
荘川の町外れにあるそば屋、「式部の庵」で昼食をとった。


ここの先祖の、一色式部義当が帰農して庵を結んだとのことで、在郷石挽き十割蕎麦を売りにしている。
細打ち粗挽きのざるそばを食べたが、ちょっとざらつきが強くてなじめなかった。
蕎麦通は喜ぶかもしれないが、やはり喉越しが滑らかな二八蕎麦あたりが好みに合いそうだ。


4日間留守にしていた家に異常はなかったが、庭の雑草が伸び、栗や朴の木が芽吹いていた。

話は変わるが、昨夜、山岳部OB会の会合が、名古屋であったので出席してきた。
年に数回、飲み会や旅行などをしているが、今回は昨年亡くなった2名の先輩会員を偲びながらの飲み会で、遺稿集も披露された。


お一人は高校山岳部を創立したメンバーの一人で、学制改革で旧制中学から新制高校に編入された時、そこの山岳部の伝統を引き継いで部が出来た。
私が現役の頃は、部活動の折にエッセンとかダンケ、メッチェンなど、ドイツ語が飛び交っていたのを不思議に思っていたことがある。
恐らく旧制高校山岳部で活躍した先輩が、後輩を指導した時のやり取りがそのまま引き継がれてきたのだろう。
もう一人の先輩は、人生のすべてを山に賭けた典型的な山男で、国内の主要な山を始め、海外遠征でも実績を残された。
日本山岳会東海支部長も務められて、この地区の登山界発展にも尽力された。
お二人の原点は高校山岳部にあったが、それぞれの生き様は対照的であった。
山が人生のすべてであった人も、山は青春の思い出だけにして人生を過ごされた人も、幸せな生涯であったに違いない。

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都会のどぶ川

2011年05月19日 | セカンドルーム

 

今日も名古屋は夏日で、まぶしい陽光が降りそそぎ、緑陰がとても気持ち良い。


それとは対照的に、名古屋の都心を流れる堀川は、真っ黒に濁って悪臭を放ち、暑苦しさを増幅している。
さまざまな団体や役所が、堀川に清流を取り戻すために活動を続けているが、今日の姿を見る限り効果は見受けられない。
護岸や街路樹、遊歩道、花壇、照明などは整備されたが、肝心の川面はヘドロにまみれて真っ黒で、ゴミがたくさん流れていた。


ゴミに混じって、たくさんのコノシロ(酢漬けにしたコハダは寿司ネタになる)の死骸も浮いていた。
魚は河口から上ってきても、酸欠で生き延びることは出来ない。
フラワーフェスティバルも開催中で、川沿いのフェンスにはフラワーバスケットがきれいに飾られているが、川の汚さに比べて、いかにもアンバランス過ぎる。


栄で買い物をして、セントラルパークを通って帰ってきたが、人口のせせらぎで青サギ?を見かけた。


いつまでもじっとしているので、置物かと思ったが、間違いなく泳いでいる魚を狙っている姿だった。
本物の一級河川は泥まみれで悪臭を放ち、公園の人工の川は自然が溢れていた。
もともと堀川は、名古屋城築城の折に開削された人工の川なので、十分な水源を持っていない。
どこかで水を補わない限り、清流は取り戻せない。
水利権が絡んで庄内川の水を自由に使えないのがネックになっているようだが、この程度の障害が何十年かけても取り除けないのが不思議だ。

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名古屋の一日

2011年05月18日 | セカンドルーム

 

昨日は学生時代の友達と会食をし、遊びに来た娘や孫の相手をしている内に一日が終わった。
明日は山岳部のOB会の集まりがある。
快晴の今日は予定も無く、家でのんびり過ごした。
飛騨に居るときは、朝5時に起きて、7時には野良仕事に出ている。
体内時計はそのまま動いているので、名古屋にいてもいつものように5時に目が覚める。
早起きをしてもやることが無いので、テレビを見ながら、また寝入ってしまう。


7時ごろに起きて、犬の散歩が終わった後は何もすることが無いので、花壇の水を遣ったり、近所をぶらついたりして時間を潰している。
炊事洗濯拭き掃除のプロがいるので、ここでは手を出さないことにしている。
そのプロも暇な居候を、終日かまっている暇が無いようで、自分の予定を淡々とこなしている。
取り残されて家で身を持て余しているが、こんな日が毎日続いたら堪らない。


ユキ(柴犬)のように寝そべっているわけにも行かないので、もうしばらくは山里暮らしの方が良さそうだと思ったりしている。

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せせらぎ街道経由で名古屋へ

2011年05月17日 | セカンドルーム

 

昨日、高山を出て、夕方名古屋に着いた。
いつものように「せせらぎ街道」経由で、郡上八幡ICから東海北陸道を利用した。
留守にする畑は種を蒔き、苗も植えたばかりなので、たっぷりと水をやり、田んぼも干割れをしないように、水を当てておいた。
今の時期に家を空けるのは何かと支障があるので、最小限にとどめているが、待ってくれない用件もあるので、どちらかで折り合いをつけながら往復している。

 

 
おみやげに、食べ頃の山ウドと花盛りのわさびを掘ってきた。
一宿一飯の恩義でもないが、自家製米も行く度に持って行くことにしている。
たくさんあると思っていた米も、今月で底をつきそうだ。
梅雨を越した米は味が落ちるというので、ちょうど良い頃合かも知れない。

 

 
昼食は、先月の14日に冬季休業から再開した、「そば処清見庵」でざるそばを食べてきた。

ここは犬同伴が出来るので、ユキを庭に繋いで、新緑の中でゆっくりと食事が楽しめる。


街道沿いのカラマツは鮮やかな緑に変わり、シラカバも芽吹き始めていた。
せせらぎ街道にもようやく、遅い春がやってきた。

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