飛騨地方は、雪降りで大晦日を迎えた。
日なたの雪は融けていたが、再びあたり一面が雪に覆われて、墨絵の世界に変わってしまった。
久し振りに妻が高山へ来るので、駅まで迎えに行ってきた。
帰省客や年末年始を温泉などで過ごす人たちで、列車や高速バスが着く度にたくさん降りてくる。
バスは定刻より1時間遅れで着いたが、事故や渋滞は無かったようだ。
雪降りは安全運転のためスピードを落として走るし、チェン規制になると大幅に遅れるので、その分を読んでおかなければならない。
帰りに陣屋前の年の瀬市に寄って、しめ縄を買ってきた。
最終日で客は少なく、売り切った店はお昼前に店を片付けていた。
娘の出産で母子の世話にかかり切りだった妻が、昨日まで仕事のあった婿ちゃんにバトンタッチして、正月だけは解放されたようだ。
労をねぎらう訳でもないが、ホテル・アソシアの温泉付き年越しランチへ行ってきた。
値段の割りに豪華なメニューで、2種類のお膳に潮汁と飛騨牛ほう葉味噌焼きなどがずらっと並んだ。
日頃は味噌汁と漬物で済ませているので、久し振りのご馳走に早くも正月気分になってしまった。
宿泊客が着く前の温泉も空いていて、ゆっくりと入ることが出来た。
今年も雪の中で年を越し、雪に埋もれて明けそうだ。
「飛騨の山里暮らし」 1月号をUPしたのでご覧下さい。