晴れた日の朝は忙しい。
先ず軒の雪を下ろし、材料を作業場にいれ、薪を軒下まで運び、洗濯などもする。
低気圧が去って、紺碧の空は気分が良いけど、寒気はまだ居座っているようだ。
気温は雪が降っている時の方が高い事もあるけど、鉛色の空を見ているだけで身震いしてしまう。山里の人たちは、激しく降り続く雪ににじっと耐え、再び太陽が巡ってきた時に、それに手を合わせたという。
降り注ぐ陽光を見ていると、その気持ちがよく分る。
晴れた日の朝は忙しい。
先ず軒の雪を下ろし、材料を作業場にいれ、薪を軒下まで運び、洗濯などもする。
低気圧が去って、紺碧の空は気分が良いけど、寒気はまだ居座っているようだ。
気温は雪が降っている時の方が高い事もあるけど、鉛色の空を見ているだけで身震いしてしまう。山里の人たちは、激しく降り続く雪ににじっと耐え、再び太陽が巡ってきた時に、それに手を合わせたという。
降り注ぐ陽光を見ていると、その気持ちがよく分る。
高山市漆垣内町にある工芸学園の進級・卒業作品の審査会を見て来た。
課題にそって作った家具の評価を、学校長や担当教員、外部専門家などから受けるので、学生にとっては緊張の一日だ。
その後、3月6日の京都展をはじめ、各地で作品展が開催される。
この学校は、2年制の家具専攻科と1年制の応用研究科で構成されている。
いずれも、木を主材料に企画デザインから加工技術まで、家具制作に必要な技術が一通り習得出来る。
最近は、もの作りを目指して、大学の新卒や社会人の入学者も増えているようだ。
職人の道を選ぶ若い人たちが増えるのは心強いし、彼らの夢が実現するようエールを送りたい。
旧上宝村と丹生川村にある5ヶ所の霊場を、雪道を辿りながら回ってきた。
いずれも昨年の秋に訪れたけど、冬景色のお寺の雰囲気を味わおうと、もう一度出かけることにした。
山国飛騨でも、お寺は深い山中や集落の外れにあるので、厳寒期にお参りする人は少なく、森閑とした静けさがあった。
上宝村本郷の本覚寺は、槍ヶ岳を開山した播隆上人が、笠が岳を登山した折の記録「迦多賀嶽再興記」を寺宝として所蔵している。
また、飛騨史上最大の百姓一揆「大原騒動」で、獄門に処せられた本郷村善九郎の墓もある。
長倉集落の外れにある桂峯寺は、急な斜面にへばり付くようにして建つ民家や畑の間を、縫うようにして続く小道を登りきった所にある。
ここに安置してある円空仏「今上皇帝像」は十万体目の作といわれている。
丹生川村の袈裟山頂上近くに建つ千光寺は、円空さんのお寺として有名で、境内の寺宝館では63体の像を拝観出来る。
寺の歴史は古く、1600年前に飛騨の豪族「両面空宿儺」によって開かれたと伝えられている。
ほかに永昌寺、正宗寺も参拝したけど、どの寺も戦国武将との関わりが強いけど、円空や播隆など旅の修験僧との縁をいっそう強く感じた。
詳しくは、3月号の「飛騨の山里暮らし」で紹介します。
昨日までは台風並みの低気圧で、各地に被害をもたらしたようだ。
飛騨地方は山に囲まれているので、風の被害は無いけど降雪後の後始末が大変で、今朝も除雪車が轟音と雪煙を巻き上げて走っていった。
早朝まで雪が降っていたけど、食事を終えて雪かきを始める頃には青空が見えてきた。
昨夜積もった分と、薪置き場や勝手口など、昨日出来なかった除雪を終えた時は、雲ひとつ無い快晴になった。
雪の回廊が見事に出来上がったけど、駐車スペースの除雪はスタミナ切れで後に回した。
明日は次の低気圧が来るので、お天気も今日一日になりそうだ。
屋根の雪はぼつぼつ限界に来ているけど、これを下ろすと窓がふさがれて暗くなったり、通路の確保も大変なので迷うところである。
今日は屋根の雪下ろしをするには、絶好のお天気だけど・・・
名古屋も、夕べは雪が降ったようで、日陰にうっすらと積もっていた。
8時に家を出て、一宮ICへ入った頃は快晴で、路肩に雪が少し積もっている程度だった。
美濃ICから高山方面はチェン規制をしていけど、いつも出る郡上八幡までは積雪は無かった。
せせらぎ街道は地吹雪の状態で、高山の市街地も真っ白だった。
僅か160km、3時間の違いでまわりの様子がすっかり変わってしまう。
家に着いたら、除雪車の通った後の雪の壁で車を入れることが出来なかった。
取りあえず車1台分のスペースと、玄関までの通路を除雪をして、ようやく家に入ることが出来た。留守にした分、仕事が増えている。
昨日、用があって名古屋へ戻ってきた。近所の四季桜も既に散って、柳の新芽が風にそよいでいた。少し歩くと汗ばむほどの陽気で、太平洋側は1ヶ月ほど季節が先をいっているように感じられた。今日は天気が一転して、晴れたかと思うとにわかに曇って、雨が降ったり雪が舞ったりと、目まぐるしく変わる。北の風も強くて冷たく、まるで飛騨に居るような気がした。 堀川河畔も寒さのせいか、土曜日でも散歩する人の姿は無く、川面も波立って寒々としていた。
遠くからは見えないけど、ゴミの入った袋やぺットボトル、空き缶などが流れ、メタンガスの泡が吹き出ている。相変わらずこの川は汚い。
昨日は久し振りにスノートレッキングを楽しんできた。携帯の繋がる所が増えてきたので、ブログ投稿のテストもしてみた。谷や山の陰になるところは無理であったが、開けた場所からはリアルタイムで山の情報が伝えられそうだ。
「乗鞍青少年交流の家」から、日影平山、御岳展望台、カブト山をまわって下山した。
このエリアには、青少年の家以外にも、飛騨高山スキー場、岐阜大学研究施設などがあるので、道路はいつもきれいに除雪がしてある。日影平山(1595m)は、乗鞍岳から西へ伸びる尾根で、丸黒山(1956m)を最高峰に多くのピークが連なっている。
季節ごとの変化が美しいので、よく訪れるけど雪山シーズンが特に素晴らしい。
積雪は3mほどあるけど、スノーシューを履けば、いつもは藪などに阻まれて入れない所も自由に楽しむことが出来る。
ピンポイントの気象情報を調べたら、昼間の5時間は晴れ間も出て穏やか、との予報が的中した。
日影平山に着いた頃は、日焼けが気になるほどの晴天であったが、麓へ戻った時はすっかり雪雲に覆われてしまった。
家に着いた時は、勢いよく雪が降り、見る見る積もっていった。
いつものことながら、山の天気の激変振りも体験できた。
今朝は、7時20分に太陽が山から姿を見せた。
しばらく見ない間に、日の出の時間が随分早くなっていた。
ここは周囲を山に囲まれているので、短い日照時間を最大限利用するため、家は多少日陰になっても田畑だけは陽射しが確保されている。
そのため、田畑の雪が融けても、屋根や庭の雪はいつ迄も残ってしまう。
陽射しのある田畑を暗い部屋から恨めしく眺めていたけど、ようやく居間にも入るようになった。
長くて寒い冬も、やっと峠を越したかと、太陽を浴びながら気持ちまで明るくなった。
今日は久し振りに雪が降っていない朝を迎えた。
1週間ほど降り続いていた雪もようやく上がって、居座っていた寒波も今日を境に少し緩むようだ。
気温が日中でもプラスになる日が少なかったので、何もかも凍てついてしまった。
今朝も外気温はマイナス6℃で、たっぷり入れておいた犬の水も底まで凍結している。
朝お湯を入れておいても、すぐに表面が凍ってしまう。
薪ストーブの煙突から滴り落ちる木酢液の氷柱が、昼間も融けることがないので、雪面とつながってしまった。
15日から平湯大滝の結氷祭りが始まったけど、煙突の結氷を眺めていても祭り気分になれない。