名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

ペーパーコードで編んだ椅子

2010年08月31日 | セカンドルーム


今朝も雲ひとつ無い快晴で、気温もぐんぐんと上がっていく。
8月も終わろうとしているのに、畑の収穫をしているだけで汗が噴き出してくる。


天気予報では午後から雨と報じていたが、積乱雲だけで一滴の雨も降らなかった。畑はカラカラに乾燥してしまったので、一雨ほしいところだが、週間天気予報を見ていても期待は薄そうだ。

先日来取り掛かっていた、椅子の座編みがようやく完成した。
この種の仕事は秋の夜長や、冬の夜なべ仕事でやっているが、真夏に汗を流してしたのは初めてだ。
注文を受けてから、ずいぶん時間がたってしまったので、恐る恐る電話をしたところ、快く受け取ってもらえて安堵した。

年配のご夫婦が使うので、軽いことを最優先に作ったが、その狙いはかなったし、編み目も整ってきれいに仕上がったと自画自賛している。

毎週火曜日の1時30分から3時30分は、「ひざ腰元気教室」が公民館で開かれているので出席してきた。暑い時間帯でも、開放された窓から山の風が入ってくるので、体操をしていても気になるほどの暑さは感じなかった。
今日で5回目になるが、ここで習ったストレッチや筋力アップ体操を、家でもやっている。
日ごろ使わない筋肉を伸ばしたり、関節の屈伸をしていると、何となく強化されていくような気分になる。
現状維持が出来れば御の字と思っていたが、保健師さんの話によれば、筋肉は高齢者でも強化できるとのことだ。
面倒であまり楽しくないトレーニングはやらないことに決めていたが、膝を守るためには、考え方を変えなければと思ったりした。

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パソコン故障の顛末

2010年08月30日 | セカンドルーム

 

今日の夕方、林道を散歩していて熊を目撃した。
ユキ(柴犬)がきょろきょろと落ち着かないそぶりをするので、視線の先を追うと木の枝ががさがさと音を立てて揺れていた。
木の上で黒い物体が動いていたので、すぐに熊とわかった。
木から下りはじめた熊が途中で止まったので、3枚写真を撮ったが薄暗くてはっきり写らなかったが、真ん中の黒いかたまりが熊である。
この林道で熊を見たのは2度目であるが、木の枝を集めた熊棚はよく目にする。
熊に襲われたという話は聞かないが、小学生はランドセルに熊除けの鈴をつけて登下校している。
どんぐりや栗の実はまだ小さいが、空腹の熊はそれを食べていたのだろうか。


恐る恐る現場を退いたが、ユキは吠えることも、ファイティングポーズを取ることも無かった。
これでは、襲われても飼い主を守ってくれそうにない。

話は変わるが、先週の土曜日にノートPCが故障をしたので、休み明けを待ってメーカーのサポートセンターへ連絡した。
その間にブログを見た知人からの電話で、故障の原因や過去の経験など、参考になるアドバイスや予備知識を貰った。
その中で、最近の猛暑でパソコンがオーバーヒートして壊れることがあるので、空間を作ったりして、熱がこもらないように工夫する必要があると言われた。そのあたりは無防備であったので、故障の原因になったのかもしれない。

サポートセンターへ故障の状況、商品の型番、シリアル番号などを伝えたところ、修理対象外の商品で対応は出来ないと冷たい返事が返ってきた。
2005年以降の製品しか対象にならず、僅か2ヶ月古いだけで、部品の在庫もなく、修理体制も無いとの返答は納得できない。
せめて故障箇所の診断は出来ないかと聞いてみたが、それも受け付けてくれなかった。
同一品番の中古PCを買って、ハードディスクが無事なら付け替えて、データを復旧しようと思ったが、これも出来なくなった。
ハードディスクが壊れている可能性もあるので、ネットで調べてみたら、データの復旧や抽出などを専門に扱う業者が無数に出てきた。
その中で、復旧率91パーセントの実績NO1をうたう業者に電話をしてみた。
同じように症状を話した結果、概算の金額と修理日数などをその場で教えてくれた。
依頼する場合はパソコンを送り、技術者が詳細を調べた上で、再度正確な金額を出して、正式に頼めばよいとのことだ。
メーカーの事務的な対応とは対照的で、懇切丁寧な説明は解かりやすく、わらにもすがる思いの人には心強い味方になってくれそうだ。
幸い壊れたパソコンのデータの大半は、もう1台のデスクトップPCに入っているので支障は無いが、書きかけのホームページの原稿が取り出せないので困っている。
これだけのために、大金を払って復旧するのはもったいないので、もう一度思い出しながら書くことにした。
数え切れないほどデータ復旧業者があることは、世の中に需要がたくさんあるからだろう。
大切な顧客名簿や取引記録などが失われたら死活問題であるし、個人でも住所録やメールアドレス、思い出の写真などが無くなったら大ごとだ。
バックアップをしておいて良かったと思うと同時に、人間だけでなくパソコンも熱中症になることを思い知らされた。

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イモチ病の発生

2010年08月29日 | セカンドルーム

 


田んぼに入ってタベ(稗科の雑草)を取っていたが、一頃の耐え難い暑さは無く、吹き抜ける風に秋を感じた。

稲の一部が白穂になり、葉の付け根や茎も茶色に変色しているのを見つけてギョッとした。
以前、葉に茶色の斑点が付いていたので、イモチ病ではないかと心配していたが、悪い予想が的中したようだ。


イモチ病の病原菌はカビの一種で、その菌糸が稲の葉、茎、穂に付着すると、養分が供給されず枯れたり白穂になる。
発生原因は、高温多湿が続いたり、風通しが悪い場所、冷水灌漑など、さまざまな悪条件が重なって発生すると言われている。
そのために病気に強い品種の改良や、種籾から苗、稲、出穂にいたるそれぞれの段階で、薬剤によって防除している。
谷沿いの田んぼは風の通り道になっているし、畦際の草刈りもまめにやっていたので、薬剤を使うことなく安心していた。
今年は異常気象で、昼間の気温が夜間もそれほど下がらず、湿度の高い日が続いたので、イモチ病の菌がはびこったようだ。
これ以上広がらないように、感染した稲穂を抜き取っているが、果たして効果はあるのだろうか。
雑草は目に見えるので、手間暇かけても取り除くことは出来るが、見えない病原菌は手の打ちようが無いので困ってしまう。
一部の発生に止まってくれることを願うしかないが、米作りは何かと厳しい試練を与えてくれる。

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ノートパソコンの故障

2010年08月28日 | セカンドルーム

 

澄んだ空に浮かぶうろこ雲は、秋の訪れを感じさせるが、昼間の暑さは相変わらずだ。


昨夜は満月がこうこうと輝いていたが、今朝は6時頃まで名残りの月が東の空にあった。
朝の気温は20℃を切るようになったが、日中は30℃を越す暑さで、その余熱が残り7時になっても27℃ほどある。
8月も末になれば、朝晩は窓を閉めてちょうど良いくらいであるが、今年は夕方も蒸し暑さが続いている。
月末になると、ホームページの更新のため、パソコンを使う時間が長くなる。
パソコンはデスクトップとノートの2台を使っていて、ノートPCは名古屋へ移動する時以外に使う事はあまり無い。
毎月更新しているホームページの作成だけは、長時間使うため座椅子にもたれてノートPCで作業をしている。
今日は一日かけて、下書きだけでも仕上げようと朝から書き始め、午後になってほぼまとまったところでトラブルが起こった。
突然画面が真っ黒になり、どのキーを押しても反応はまるで無い。
電源コードの点検やバッテリーパックを外したり、違うコンセントに差し替えたりしても復旧しない。
メーカーのコールセンターも土日休みで、ホームページの故障のヒント集やトラブルシューティングを読みながら操作をしてみたが、結果は同じであった。
「電源ユニットなどのハードウェア的な障害の可能性が考えられます。ご購入元にて相談頂くか、または弊社修理サービスにて点検/修理をお受けください。」
の一文を読んで、休み明けまで待つしかないと覚悟を決めた。
パソコンのトラブルは度々経験しているが、ハードの不具合は今回が初めてだ。


残照鮮やかに日はが暮れたが、故障は直らず、HPの更新も危うくなり、ストレスの残る一日となってしまった。

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実山椒の佃煮

2010年08月27日 | セカンドルーム

 

裏山の山椒の実がまだ青かったので、少し摘み取ってきた。


赤く熟した実を粉にした香辛料は、鰻丼などでよく使われる。
奥飛騨では山椒の栽培が盛んで、特産品として粉山椒が販売されている。
昆布とじゃこがあったので、山椒の実を入れて佃煮を作った。


作り方はネットで調べた結果、まず山椒の佃煮を作った後で、昆布とじゃこと一緒に炊き込めば、それぞれの味と香りが引き立って美味しく出来るとのことだ。
いつもはだし汁を作って一緒に煮ていたので、山椒の辛味が強すぎて唇まで痺れたことがあった。
今回は予め山椒を茹でてあく抜きをし、味付けをしてじっくり煮込んだので、辛味と香りは程よい加減になった。


レシピ通りに味醂や酒も使ったので、見栄え?も味も佃煮屋並だった。
日持ちもするし、ピリッと来る涼味は夏向きで、食欲をそそる。
簡単料理を旨としていたが、料理もひと手間かけると違うことがわかった。

 

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椅子の座編み

2010年08月26日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は今日も雲ひとつ無い快晴で、真夏のような暑さだった。

 
それでも朝夕の涼やかな風は秋を感じさせるし、山すその萩やススキからは秋の気配が漂ってくる。


午後6時に西の空を真っ赤に染めて日が沈むと、あたりに人工の光が無いので、すぐに闇に包まれる。


長くなった夜は、テレビを見ながら椅子の座編みをしている。


昨夜は一脚がようやく完成したので、今は2脚目に取り掛かっている。
座の編み方や使う材料も様々だが、今回はペーパーコードを使って平織りにした。
布テープは伸びてたわむこともあるが、ペーパーコードを強く張りながら編むと、適度なクッション性を保ち、気になるたわみは無い。
直径3ミリほどの細いコードを使うので、編み上がるまで時間が掛かり、最後の桝目まで正方形を作っていくのに根気も要る。


2脚目も同じ作業で、まず縦糸を2本ずつ同じテンションをかけながら編んでいく。
横糸は手製の編み棒を使って、交互に縦糸に通していく。
結び目を少なくするために長い紐を使うので、横紐を1本通すのに時間が掛かる。
張りが甘いとだれた感じになるので、力んで編んでいるうちに指にまめが出来てしまう。
テレビに見とれて編み目を間違えたり、引き込まれて力が入りすぎたりして、度々編み直しをするのではかどらない。
途中定規を当てながら編んでいても、最後の横編みがぴったり収まらないこともあるので、この先はの作業はテレビを止めて集中しなければならない。
昔は籐や竹で編んだ椅子をよく見かけたが、機械化や量産が出来ないので、目にすることは少なくなった。
手編みの椅子は、暇な職人の独壇場かもしれない。

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湯治?で奥飛騨温泉郷へ

2010年08月25日 | セカンドルーム

 

昨日の「ひざ腰元気教室」を実践したわけではないが、野良仕事で使いすぎた膝と腰を休めようと奥飛騨温泉郷へ行ってきた。
ここには150ヶ所以上の露天風呂があると言われており、たまには新規開拓をしてみようと思ったが、最近お気に入りの平湯温泉「穂高荘倶楽部・やまがの湯」へ足が向いた。


71℃の源泉から引かれた湯は、温度が高めと低め、超低温の三つの湯船があり、サウナも付いている
いつも低めの湯船に長く浸かってから、体温より低い超低温風呂で汗を流している。
開放感のある岩組みの露天風呂は、季節によって周りの風景が変わるので飽きることが無い。


温泉ベッド?があって、半身浸かって横になっていると、ウトウトしてくるほど気持ちいいが、天気の良い日に長湯をしていると日焼けする。
入浴後は併設の食事処で昼食をとり、休憩室でゆっくり寛いだ。


帰り道に立ち寄った朴の木平のコスモス園は5分咲きで、これから見ごろを迎えるだろう。


スキー場のオフシーズンを利用したコスモス園は、500万本のコスモスが咲き乱れ、9月下旬まで楽しめる。
露天風呂で心身のリフレッシュをし、涼風に揺れるコスモスに癒されて、たまった疲れも吹き飛んだ。

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5回目の「ひざ腰元気教室」

2010年08月24日 | セカンドルーム

昨夜の夕立のせいか、今朝は乳白色の霧が立ち込めていた。
少し涼しく感じたのも束の間で、日が昇るといつもの蒸し暑さになった。
ススキの穂も開いて秋を告げているが、陽射しのあるところは真夏の暑さが続いている。


野良仕事は、熟れすぎたトマトやキュウリのを収穫で切り上げ、毎週火曜日に公民館で行われる、「ひざ腰元気教室」に行ってきた。
例によって、看護師さんの体調チェックと問診で始まった。
ストレッチと筋力アップ体操の後に、今回は市役所の保健師による健康学習会で「膝にやさしい生活」のレクチャーがあった。
膝にかかる力は、平地を歩いて体重の4倍、階段の上り下りは体重の10~15倍もの力がかかるとのことだ。
他の関節に比べて頑丈に出来ている膝関節も、加齢とともに傷んでくるので、膝に優しい動きと筋力アップ、カルシュームやビタミン摂取など食事の工夫も大切なようだ。
長時間の正座や、草取りなどしゃがみ姿勢は避ける、椅子や座布団を使って負担を軽くする、歩くときは杖を使い階段は手すりを利用する、体重のコントロール、プールの歩行や寝た姿勢で膝に負担をかけない筋力アップ体操など、骨格模型を使った具体的な解説は分かり易かった。
いつまでも登山が出来るように、うさぎ跳びやウエイトを付けて階段上りなどをしたこともあったが、これは無謀な冷や水のようだ。
山では杖を使っているが、平地ではもう少し先にしたいと思ったりした元気教室だった。

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田んぼの草取り

2010年08月23日 | セカンドルーム

 

少しずつ日が短くなってきて、午後6時には西の山に太陽が沈むようになった。
昨日は夕焼け空が美しかったが、今日も雲ひとつ無い夏空が広がり暑さが厳しかった。

朝から田んぼに入って草取りをしたが、背中がジリジリと音を立てるような日差しの強さを感じた。

稲の間に隠れて取り残していた「タベ」が、連日の好天続きで再び目立つようになって来た。


午前中かかって、一抱えほど抜き取った。
堆肥に使うと種をばら撒くことになるので、焼却するか川に流せと言われている。
雑草の種は繁殖力が強くて、地中に10年以上も眠っていて、温度や湿度、光などの条件が整うと発芽するといわれている。
1本の穂に何千もの種を付けているので、根絶やしすることは不可能だ。
病害虫にも強く、すさまじい繁殖力の稗科の「タベ」を食用にすれば、自給率は一挙に上昇することだろう。
そんなことを考えながら春からの格闘が、秋の取入れまで続きそうだ。


暑さに弱いユキは、ひたすら昼寝をしてエネルギーの消費を控えている。
朝は日向で平気で寝ているが、日が高くなると木陰に移り、一番暑い時間帯は風の通り抜ける床下にもぐりこむ。


夕方の散歩コースに、立ち寄りスポットが2ヶ所あって、そこへ来ると必ず腹ばいになって水分を補給する。
犬は汗をかかないので、体温の調整は舌を出してハァハァする程度しか出来ないが、犬なりに工夫しながら猛暑をしのいでいる。

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金木戸林道ツーリング(2)

2010年08月22日 | セカンドルーム

笠が岳、双六岳、黒部五郎岳など、北アルプス奥部の山から西に向かって流れ落ちる幾筋もの谷を集めた金木戸川は、双六川となり、高山市上宝町見座で高原川と合流したあと、神通川となって日本海に注ぐ。
いずれの谷も急峻で、昭和の初期まで人跡未踏の秘境、魔の谷と恐れられていた。
人の手のはいらなかった原生林も、国策の木材資源開発のために、森林軌道の敷設が計画された。
昭和5年の着工から昭和27年までの期間で、支線も含めてて総延長は22.000メートルの「金木戸森林軌道」が完成した。
森林軌道の活用による大規模伐採は、資源の枯渇を招き、その一方で安い外国材の輸入によって、林業の採算性が悪化していった。
昭和30年代に入ると、金木戸川流域の電源開発が始まり、ダムや発電所の建設のために軌道が利用されたが、自動車の発達とあいまって、安全性と効率性で軌道から林道網の整備へと変わっていった。
順次廃線や休止路線が続き、昭和38年に全路線が廃止となり、役割を終えて金木戸森林軌道は消えていった。
軌道の跡は林道に変わり、当時のトンネルの一部は、補強されたり拡幅されて現在も使われている。
青の洞門のような素掘りの隧道や崖の切り通しは、重機が無い時代の土木工事の苦労が偲ばれる。
軌道のレールが橋桁や難所のガードれるに使われていて、わずかに当時の痕跡を目にすることも出来た。
現在の金木戸林道は、木材の搬出も無くなり、工事車両や発電所の作業車が通るだけである。
林道の途切れる広河原の先で引き返したが、ここからは小倉谷や打込谷を遡上して笠が岳を目指す難易度の高い沢登りコースである。
産業遺跡を訪ねる猛暑のツーリングは、金木戸川の清流と自然を回復しつつある森で、暑さをしばし忘れさせてくれた。

デジブック 『金木戸林道ツーリング』

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金木戸林道ツーリング

2010年08月21日 | セカンドルーム
旧金木戸森林鉄道の跡を見ようと、自転車で双六渓谷を遡って広河原まで行って来た。
笠ヶ岳や双六岳から西に流れる谷は険しく、有史以来手付かずだった森が、昭和初期に軌道が敷設されて用材が切り出されるようになった。
多く犠牲者と莫大な費用をつぎ込んだ難工事の痕跡は、素掘りのトンネルや切り通しに残っていたが、軌道の跡は定かでなかった。
コバルトブルーの清流と森の緑が爽やかだった。
これから温泉に入って汗を流して来ます。
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実りの秋を前に

2010年08月20日 | セカンドルーム

 

連日の猛暑を尻目に、山里では実りの秋の兆しを目にするようになった。
山栗の実がいつの間にか大きく育っている。
裏山には何本も自生しているので、来月の下旬には栗拾いが出来そうだ。


くるみもピンポン玉ほどの大きさになり、これも間もなく実を落とし始める。
柿も青い実をたくさん付けているが、今年は豊作になるのだろうか。

稲も好天続きで順調に育ち、青かった籾も黄みを帯び、やがて黄金色に変わっていく。
山の木の実が豊作なら、動物たちは里まで下りて来ないが、今の時期は餌不足で活発に動いている。

捕獲おり


昨日は近くに仕掛けてあったイノシシの捕獲おりにツキノワグマが入り、市の職員が山に放つためおりを開けたところ、クマに襲われて怪我をした。
興奮したクマに、恩を仇で返すつもりは無かったろうが、専門職としてはちょっと油断があったようだ。
乗鞍岳畳平付近で、クマの目撃情報が相次ぎ、棲息場所とされる魔王岳が入山禁止になっている。
昨年は畳平バスターミナルでクマに襲われ、観光客や店の従業員に怪我人が出たのは記憶に新しい。
今日の朝刊に、岐阜県で有害捕獲されたイノシシが4.000頭を越して、過去最多と報じていた。
高山市も5年間で3.6倍に増えて、農作物の被害も急増している。
山間地の人口が減少して、田畑の作物が取り易くなり、山に広葉樹を増やして餌場を作っても、里の味を覚えた動物たちは繰り返しやって来るという。
本来、人目を嫌うはずの野生動物の行動が、少し様変わりしてきたようだ。


荒廃した山に十分な餌が無い上に、草刈場など人の出入りが多く、見通しの良い緩衝地帯が無くなって、動物も安心して田畑に侵入できるようになったことが被害を大きくしている。
人との接触を恐れなくなった動物が増えたり、作物や残飯を漁る姿がこれ以上増えたら、山里の人たちは安心して暮らせない。
今朝、畑へ収穫に出かけたら、甘いメロンの香りが漂ってきた。

近づいてみたら、案の定、食べごろの2個が何者かに食べられていた。
周りを網で囲ってあり、破られたり穴を掘られた形跡も無いので、犯人はわからない。
相変わらず行儀の悪い食べ方をされ、これでは丹精込めて作った甲斐が無い。


他の作物は無事で、食べ切れないほどの収穫物は、町の人に食べてもらうことにした。

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草刈り

2010年08月19日 | セカンドルーム

 

伸び放題になっていた裏山と庭の草刈りをやった。
しばらく刈らなかったので、ススキや笹、シダ類が繁茂して、庭と山の境目も判らなくなってしまっている。
山側の窓が隠れるほどに伸び、蔦類が庇の上を這っていた。
崖が急なので、スパイク付きの地下足袋に防塵ゴーグルとヘルメットという重装備で取り掛かった。
草刈り機の歯を交換したばからなので、小指ほどの雑木や熊笹も気持ちよく切れた。
草に隠れている石に度々触れるので、切れ味は徐々に落ちていく。
草いきれと強い日差しで、瞬く間に全身汗まみれになってしまうので、30分やって5分休むペースでやっている。
この間に水分を補給して、顔の汗をぬぐい一息入れる。


午前中の3時間で、崖の一部と窓にかぶさる草を刈り取って、今日の作業は終えることにした。
このペースで行くと、あと1週間は掛かりそうだ。
この時期はどこの家も草刈りに追われ、あちこちから草刈り機のエンジン音が聞こえてくる。


近所の老夫婦も、二日前に刈り終わった草を集めていた。


わら縄で束ねた草を、支柱を中心にバランスを取りながら積み上げていく。
乾燥した草は、牛舎の敷き藁や堆肥の材料として使われる。
中には3メートルを越す巨大な塔や、1メートルにも満たないかわいらしい塔など、様々な形を目にする。
にわか農夫は、手伝ってくれる助手がいないので、集めた草を平積みにして、来年田んぼに漉き込む。

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秋の気配が・・・

2010年08月18日 | セカンドルーム

 

早朝は雲が多く霧が立ち込めていたが、間もなく夏空が広がっていった。
稲の開花がほぼ終わったので、しばらくの間は間断潅水を繰り返す。
水温が30℃を越すと、根が弱り葉が枯れて収量や品質の低下につながるので、状況を見ながら新鮮な水を入れて酸素の補給をする。
16日に乾いていた田んぼに水を張ったが、晴天と高温で今朝は既に干上がっていた。


蒸発をするのも早いが、稲も大量の水を吸収しているようで、籾も日ごとに重くなっていく。

 
畑の収穫もピークを迎えて、その日の分だけを取って、3度の食事で食べ続けているが、とても追いつかない。 みょうがも加わったが、そうめんの汁や味噌汁に刻んで入れると、涼味と香りが楽しめる。


お昼過ぎに、乗鞍岳上空あたりに入道雲が現れたが、夕立が来ることも無く、一日中カンカン照りだった。


厳しい暑さが続いている中で、休耕田の蓮が遅ればせながら開花した。
今年は開花の時期も遅く、花の数も例年に比べると少ないのは、猛暑のせいだろうか。


残暑は厳しいが、秋の気配もところどころで感じるようになってきた。
紫色の萩が咲く脇で、ススキの穂が風に揺れて、秋を感じさせてくれる。

 

アキアカネが飛び交い、コスモスも咲き始めた。
山里では、お盆を境に急に秋がやって来るが、今年はその感が薄かった。
ようやく 「秋きぬと  目にはさやかに  見えてきた・・・」 

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上手な水分の取り方

2010年08月17日 | セカンドルーム

 

立秋を過ぎても、猛暑が日本列島を襲っている。
野球試合中の中学生が熱中症で倒れたり、電気を止められたお年寄りが熱中症で亡くなるなど、猛暑の犠牲者が相次いでいる。
涼しくなるはずの夜間に亡くなる人もいるようで、年齢や昼夜の関係なく罹るようだ。
水分補給や防暑対策など、予防法はよく知られていながら熱中症になるのは、今年の暑さが尋常ではないからだろう。

今日も暑くなりそうなので、田んぼの草刈りは朝の7時から始めた。
畦の雑草も好天続きで、勢いよく伸びていた。
稲の病害虫の発生源になるし、種を落とすようになると雑草がますます繁茂するので、早めに刈り取らなければならない。


畦の4面と山側ののり面を刈り終わったが、吹き出す汗で全身濡れ鼠になってしまった。
10時でこの状態では、熱中症になりそうなので、これ以上は無理と作業を切り上げた。
快晴の日向はかなりの暑さだったが、シャワーを浴びて部屋の中にいれば汗をかくような暑さは無い。
名古屋では、日陰でじっとしていても汗が滲み出て不快だったが、吹き出るほどの汗は、かえって爽快感があるような気がした。

午後は公民館で行われる、週1回の「ひざ腰元気教室」へ行ってきた。
血圧や脈拍などの測定と、問診で体調チェックをして、今日のプログラムがスタートした。
毎回行われるストレッチと、腰や膝まわりの筋力強化体操をした後に、保健士さんの「上手な水分の取り方」の話があった。
タイムリーなテーマで参加者も熱心に聴いていたが、参加者の水分の摂取量は共通して少なかった。
水分が不足すると、血液がドロドロになって高血圧症を引き起こし、血管や心臓疾患の原因になるとのことだ。
水分(1日の必要摂取量1500~2000ml、夏場は2500ml)を上手にとるポイントは
①口が渇かなくても、時間を決めて意識的にとる(起床時、朝食、10時、昼食、3時、夕食、入浴前、入浴後、就寝前に毎回200mlほど)
②冷たすぎるものは避ける(お腹をこわし易く、必要以上に汗をかく)
③1日の予定を見て早めに飲む(暑いと感じたとき、予め汗をかくことが分かっている時は早めに飲む)
とのことだが、かなりの頻度と、これだけの量を飲むには、相当意識しないと難しそうだ。
明日から、どれぐらい水分を取ったか量ってみよう。

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