高山祭りの二日目は天気も回復して、大勢の見物客で賑わった。
12台の祭屋台のうち3台はからくり奉納のためお旅所前に、9台は町筋に曳き揃えられ観光客が盛んに写真を撮っている。
龍神台、石橋台、三番叟の「からくり奉納」は祭りの目玉にもなっているので、見物客も多く身動きが取れない状態だった。
お旅所前の広場では、獅子舞や闘鶏楽も日枝神社の氏子たちによって奉納される。
奉納が終わると、お旅所の神様は神輿に乗り移り、各町内を回って神社に戻る「御巡幸」が始まる。
数百人からなる祭行列は、獅子舞、闘鶏楽や警護役など衣装をこらしさながら時代絵巻のようである。
祭りの見物が終わった観光客で、古い町並みや陣屋などの観光スポットは人で溢れていた。
今年の飛騨は春の訪れが遅く、中橋あたりの桜は蕾のままで、柳もようやく芽吹きが始まったばかりだ。
高山祭