名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

残念な夜

2010年06月30日 | セカンドルーム


昨日の午後、高山を出て名古屋に来た。
集落の外れの温度計は20℃を指していて、前日の暑さに比べればしのぎ易かった。
午前中かけて、田畑の手入れはしたので、数日間の留守は大丈夫だろう。
田んぼの水管理は、雨の日が多そうで水が涸れることも無いし、近所の人に見てもらうようお願いしてある。
夜行性の動物の侵入は、居ても居なくても起こることなので、無事を願うしかない。
 

途中で立ち寄ったせせらぎ街道沿いの、道の駅「パスカル清見」のラベンダー園は、まだ咲き始めたばかりで、あと1~2週間で見ごろを迎えるだろう。

今朝の名古屋は晴れて蒸し暑く、窓から外の電光温度計を見ると、9時で既に30℃を指し、お昼過ぎには35℃まで上がっていた。今からこの状態では、真夏の名古屋の暑さが思いやられる。
飛騨地方では、道路の要所要所に温度計が設置されていて、冬の路面の凍結状況を教えてくれる。
名古屋の温度計は、夏の熱中症の危険度合いを教えてくれているようだ。
昨夜は、サッカーのパラグアイ戦を応援しながら、ホームページの7月号をまとめていた。
どちらにも集中出来ないまま、試合には負け、作業も翌日に持ち越すという、残念な夜になってしまった。
今夜は悪友と街へ繰り出すことになっているが、作業も終わって楽しい夜になりそう。

 「飛騨の山里暮らし」 7月号をUPしたのでご覧下さい。

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イモリの捕食活動

2010年06月29日 | セカンドルーム


モリアオガエルの繁殖期に入って、ソフトクリーム状の泡に包まれた卵が、池に張り出した木の枝や、畦の草むらに産み付けられている。
今朝も散歩をしていたら、ソフトクリームをあちこちで目にした。


その中の一つで、泡の中にもぐり込んでいるイモリの姿を見つけた。
よく見ると、泡の中で孵化したばかりの小さなお玉じゃくしを、むさぼり食っていた。

周りには10匹以上のイモリが群がって、食い漁っている。
せっかく産み落とされた卵も、蛙になる前にすべて食べ尽くされてしまうことだろう。
木の枝なら、お玉じゃくしになって池に落ちるので、生存率も高いが、畦で産んだ卵は、泡の中で動きがとれず、全部食べられてしまう。
日の目を見ないで、イモリの餌食になってしまうのは可哀そうだが、食物連鎖は自然界の掟で、助けてやっても意味は無い。


イモリは、動くものならミミズから昆虫類まで何でも食べて、時には共食いをするなど、貪欲な捕食活動をする。


イモリもマムシやイタチ、タヌキなどに食われてしまう。
食物連鎖の頂点にいる人間は、あらゆるセーフティネットに守られていながら、意味無く人を襲うことがある。
イモリは必然性があって共食いもするが、動機不明のイモリ以下の行為をする人がいるのは嘆かわしい。


真面目な話はこれくらいにして、イモリは環境省のレッドリストにも絶滅危惧種として記載されているが、この辺りの田んぼや池にはたくさん棲息している。
貪欲な捕食活動と盛んな繁殖行動のせいか、イモリの黒焼きは「惚れ薬」として人気があった。
雄雌のイモリを黒焼きにした粉末を、惚れた人に振り掛けたり飲ませたりすると、効果覿面でなびいて来るという。
落語にも取り上げられて、大家のお嬢様に惚れた男が振り掛けたところ、間違って醜女のお女中に掛かって追っかけられるというお粗末の一席です。
落語になるほど人気があるなら、黒焼きを作って作って一儲けするか、それとも誰かさんに振り掛けてなびかせてみたい。

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梅雨どきの花

2010年06月28日 | セカンドルーム

 

今日の天気は、降ったり止んだり照ったりと、目まぐるしく変わった。
薄日が差すと気温が上がり、渓流から霧が立ち上っていく。
湿度は90%を超えて、ミストサウナの中にいるようで、汗が噴き出たまま乾かない。
人は不快に感じる天候も、植物は快適で根や葉から水分たっぷり吸って、ぐんぐん成長していく。


数日前に開き始めた笹ゆりが、満開になった。


同じ品種でも、日陰のゆりは白く、日当たりの良いところは、ほんのりと紅をさす。
好みが分かれるところだが、日陰で楚々と咲く白いゆりは、香りも強く妖艶な姿にいつも惹かれる。

外から見えない場所に、ひっそりと咲いているので、花を愛でるのは虫しかいないので、ゆりにとっては不本意なことだろう。


田んぼの脇の睡蓮が盛りで、赤い花の隣で白い花も咲き始めた。


こちらは品種が違うので、混じることも無く、毎年同じ場所で向き合って妍を競っている。
1ヶ月ほど咲き続けて、蓮の花にバトンタッチする。

田んぼへ行く小道が、すっかり雑草に覆われてしまったので、雨の合間に草刈りをした。
時々雨が降ってきたが、体は雨より滴る汗でずぶ濡れになってしまった。


荒っぽい刈り方になってしまったが、少しは見通しも良くなり、歩き易くなったので、これでよしとした。

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田んぼの除草作業

2010年06月27日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は梅雨前線の真っ只中に入っているようだ。
湿度も90%越して蒸し暑く、雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日となった。
昨日のおじいさんの除草作業に刺激されたわけではないが、小雨の中を「中耕除草機」を使って、田の草取りを決行した。


稲も順調に育っているが、同じように雑草もかなり生えていた。
この時期は、タベと呼ばれるヒエ科の草が繁茂してくる。

稲とそっくりの姿で、稲株の際や中に生えるので、抜き取るのも厄介だし、見分けるのも難しい。
穂が出て稲との違いが分かるが、それ以前は慣れた人でも見落とすという。
除草剤を使わない田は、稲刈りまでタベの除去作業が続く。
午前中の3時間で作業は終わったが、前回よりは慣れたこともあって、少しは手際よく出来るようになった。

仕事の後は、湧き水で冷やしたスポーツドリンクとおやつで、一息入れることにしている。
この水は、真夏でも長く手を入れられないほど冷たく、飲んでもおいしい名水だ。

田んぼへ行く途中にある蓮池の脇で、小枝に止まっているモリアオガエルを見つけた。
木の葉に変身して天敵を避けながら、間もなく産卵をするようだ。
梅雨時にはよく見かける光景で、泡状の卵を池に張り出した木の枝に産み付けて、孵化したお玉じゃくしは池に落下して蛙に成長する。
この蛙は池で暮らすことなく、名前の通り森の中にいて、繁殖期だけ水辺にやってくる。
動きが緩慢なので、ヘビやタヌキ、イタチなどの餌食になり易い。
水中では、イワナやイモリが落下してくる餌を、身を潜めて待っている。
梅雨時は、命の営みがあちこちで繰り広げられる。

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山里のファッション

2010年06月26日 | セカンドルーム


朝から雨が降ったり止んだりして、梅雨らしい一日となった。
こんな日は、部屋に居ても山栗の花の生臭い匂いが漂ってくる。
癖のある匂いは馴染めないし、毛虫のような花穂も美しくないが、実は甘くて香ばしい。
裏山には大小たくさんの栗の木が自生していて、落とした実が発芽して育っていく。

南側の窓から覗いたら、知らぬ間に庇に届くほどに伸びていた。
梅雨時の植物の成長はびっくりするほど早く、廃屋などは瞬く間に蔦や雑木で覆われてしまう。


雨の合い間に散歩していたら、近所のおばあさんが「あぶらえ」の植え付けをしていた。
荏ゴマとも呼ばれる飛騨の特産品で、煮物や和え物に広く使われている。


雨が降り出して家に戻る姿は、まわりの風景にすっかり溶け込んでいた。


田んぼでは、おじいさんが「中耕除草機」を使って草取りをしていた。
集落でも、この道具を使う人はあまり見かけないが、この家だけは毎年使っている。

2条押しで同時に2列の除草が出来て効率は良いが、私の使っている1条押しに比べると倍の力が要るので、見ているだけでも大変そうだった。
菅笠と蓑は、お年寄りの野良着の定番ファッションで、日除けと雨よけを兼ね、風通しもよくて蒸れない優れものである。
ここでは、昔からの生活の知恵が、今も引き継がれている。

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裏山の下見

2010年06月25日 | セカンドルーム

 

梅雨の晴れ間で、今日も朝から青空が広がっていた。
昨夜はデンマーク戦を見るつもりで早く寝たが、目が覚めたらすでに日本が2点入れて、前半が間もなく終わるところだった。
試合開始直後の緊張感を味わえなかったのは残念だが、その後は余裕を持って観戦できた。
度々ビデオで流していた、本田と遠藤のフリーキックは何度見てもすばらしい。
PKを川島が1度は止めながら、一瞬をついてねじ込まれたのは残念だった。
本田と岡崎の連携ゴールも、とどめの一発となって見事だ。
この結果を予想した人はあまりいなかったので、選手もリラックスして戦えたのかも知れない。
次のパラグアイ戦も、あまり期待しないで、応援することにしよう。


裏山を下から見上げると、笹や雑草が生い茂って入れる状態でなくなっている。


足元の草を鎌で払いながら、草刈りの下見をしたが、つたが足に絡み、野イチゴの棘が刺さるなど、酷い状態だった。

 
そんな中で、雑草に隠れて笹ゆりがあちこちで蕾をつけ、一輪だけ開花していた。
来週あたりは見ごろをむかえるが、ここで咲く笹ゆりの高貴な香りと妖艶な姿は、人目に触れることない。 いつも、ひとり占めして楽しんでいる。

 
白い実が目立っていた桑の実が、紫色に熟して食べ頃になった。


木イチゴもオレンジ色の実をたわわに付けていた。
どちらも手を触れると、ポロッと実を落とすぐらいが甘味も強くておいしい。
大きなスズメバチが止まっていたが、肉食なのでイチゴや桑の実は食べないが、近づいてくる虫を捕らえようと待ち構えていたようだ。
裏山の下見で思わぬお駄賃があったので、笹ゆりの花が散った頃に、完全武装で草刈りに取り掛かろう。

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今日の仕事

2010年06月24日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、梅雨の中休みで、朝からすっきりと晴れ上がった。
しばらく顔を見せなかった乗鞍岳も、雪化粧を落とした夏姿を見せてくれた。
家の戸を全部開放して、かび臭い空気を追い出し、部屋いっぱいに緑の風を入れた。
部屋の掃除をし、布団を干し、たまっていた洗濯物を洗い終えて、すべてがさっぱりした。

 
午前中は、久し振りにチェンソーで薪作りをした。
去年の秋に裏山で伐採した木を、一部はきのこ栽培の「ほだ木」に使い、残りは140センチの長さに切って積んでおいた。
今日はそれを、35センチの長さに玉切りする作業である。
2時間ほどで終わったが、次は斧で割って薪棚へ運ぶ作業が待っている。
1年ほど薪棚で乾しておくと、良い薪が出来る。
毎年薪作りを暑い盛りに始めるが、薪がすべての棚に積みあがった頃に、ストーブを使う時期がやってくる。

 
午後は山裾の草刈をした。
畑の中は、毎日少しずつやっているが、それ以外の場所は面積も広く足場も悪いので、つい遅れがちになってしまう。
伸びたままに放置しておくと、動物たちが身を隠しながら畑に近づいてくるので、見通しを良くしておく必要がある。
大汗をかきながら、畑の南側だけは、何とか終えることが出来た。
草刈りは、チップソーが高速で回転する、エンジン刈り払い機を使っている。
すすきや笹はもちろん、細い雑木なども簡単に切断するので、能率は上がるが、慎重に扱わないと怪我をする危険もある。


仕事が一段落したところで、高山グリーンホテルの温泉へ行ってきた。
山奥の秘湯と趣は違うが、広くて明るい露天風呂は、身も心も癒される。

7時過ぎに家に着いたが、外はまだ明るく、間もなく西の空を真っ赤に染めて日が沈んでいった。
昼間の時間が長いと、何となく色々なことが出来て、得をしたような気分になる。

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ワイドショーの大相撲賭博問題を見て

2010年06月23日 | セカンドルーム

 

夜半からの雨は、明け方になっても止むことがなく、激しく降り続いていた。
起き抜けに、雨の中を田んぼの見回りに行ってきたが、イノシシも入らず、冠水することもなく稲は無事だった。
飛騨地方は大雨注意報が出ていて、しばらくは土砂崩れなどに対する警戒が必要とのことだ。


いつもの清流は水かさを増して、濁流が渦巻いていた。

午前中にテレビを見ることはあまり無いが、外の仕事はお預けにしてワイドショーを見ていたら、大相撲の不祥事を盛んに報じていた。
コメンテーターなどの論調は、野球賭博に関わった力士の名前や、処罰問題などが中心で、ちょっと論点がずれている様に感じた。
相撲協会の理事なども、関係者は厳しく対処すると、他人ごとのように言っている。
公然の事実を、事実として認めることもなく、覆い隠してきた付けが、今になって協会に降り掛かってきた。
たしかに賭博行為は良くないし、暴力団との関わりなどは論外であるが、野球賭博や賭け麻雀、ゴルフなどは、サラリーマンの世界でもよくあることだ。
競馬、競輪やサッカーくじ、宝くじなども賭博の一種であり、国が胴元なら許されるのもちょっとおかしい。
申告した力士がスケープゴートにされて、古い体質の協会がそのまま残ったら、大相撲の将来は無いだろう。

話がそれてしまったが、問題は機能が麻痺してしまった、相撲協会の存在そのものにあると思う。
不祥事を繰り返しながら協会の体質は変わらず、過去の八百長問題も未だに霧の中にあり、朝青龍問題も後味の悪いまま放置されている。
「国技」を錦の御旗に掲げて、あぐらをかいてきた相撲協会の責めは大きいが、公益法人としての存続を許してきた文科省の責任も大きい。
税の特典や補助金を出す以上、厳しく業務を監査し、会計をチェックしていれば不祥事が繰り返し起こることは無かったろう。
また、横綱以下3役の大半が外国人で、すでに「国技」としての体はなしていない。 むしろ柔道や剣道のほうが、国技としてふさわしい。
いっその事、古くからの所作や形の美しさを鑑賞する伝統芸能とか、プロレスのようにショー的面白さで見ていれば、八百長云々や星の貸し借りに目くじらを立てることも無い。
もう一方で、度々の不祥事にもかかわらず、相撲中継を続けてきたNHKにも相応の責任がある。
NHKの延べ放送時間のトップは、相撲中継であるといわれている。
そういえば、BSでは幕下から放映し、それに加えて実況から深夜の放映まで延々と流している。
相撲協会と、何か特殊な関係があるかと思うほど、手厚い扱いだ。
公共放送の中立性を逸脱するほどの入れ込みようは、流しておくだけで、手間や知恵が要らないだけでは無いように勘ぐってしまう。
いずれにしろ、トカゲの尻尾切りで終わらないことを、一相撲ファンとして願いたい。
怒りを、田んぼを荒らすイノシシにぶつけていたが、すっきりしない天気のせいで、鉾先があらぬ方向へ行ってしまった。

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田んぼの侵入者はイノシシかカモシカか

2010年06月22日 | セカンドルーム

 

今朝、田んぼを見に行ったら、動物の足跡が入り乱れてついていた。


偶蹄目の動物特有の足跡は、イノシシかカモシカのどちらかだろう。


田んぼの近くでは、イノシシが餌のミミズを探して掘り起こした跡があちこちに残っているし、カモシカも田んぼの奥でよく見かける。


中に入ってよく見ると、20株以上が横倒しにされたり、踏まれて泥の中へ捻じ込まれた状態になっていた。
それほど酷くはないので、起こしたり泥から掘り出して、1株ずつ丁寧に修復した。
イノシシが泥浴びをしたり、掘り起こした田を見たことがあるが、まるで重機で掘ったような、すさまじい状態に唖然としたことがある。
それに比べれば、被害も軽微で、元に戻すことが出来て助かった。


稲株を踏み倒すような乱暴な歩き方でなく、避けるように歩いているのは、荒っぽいイノシシの所業とは思えない。
ひょっとして、おとなしいカモシカが、散歩のついでに田んぼに入ったような気もするのだが。


クンクン捜査官は、足跡を盛んに嗅いでいたが、犯人の特定は出来ないようだ。
冗談はさておき、今後の対策を立てなければならないが、トタンの防護柵を今の時期から作ると、草刈りをするときに邪魔になる。
不寝番をするのは不気味だし、ロケット弾や爆竹、爆音発声器なども慣れると効果は薄いといわれている。
電気柵は設置が簡単で効果があるようだが、にわか百姓は補助の対象外で、自己負担で買うには高すぎる。
動物たちのルートになってしまったら大変なので、ここは危険である事を何らかの方法で知らせる必要がある。


修復作業が終わって、田んぼに水を張ったら、元通りの美しい姿に戻ったが、次の一手が思いつかない。

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菜園の花

2010年06月21日 | セカンドルーム

 

今日も梅雨空の蒸し暑い一日だった。
外で仕事をしていると、薄日の中でも汗が噴き出す。
水分の補給は欠かせないので、スポーツドリンクを2~3倍に薄めて飲んでいる。
粉末を溶かしているが、かなりの量を飲むので、薄めないと塩分や糖分を取り過ぎてしまう。


乗鞍岳の雪解け水で冷やしたドリンクは、魔法の水で、渇きを癒し疲れも取ってくれる。

 
畑のまわりのポピーが盛りを過ぎて、今はアザミや山アジサイ、クローバーなどが咲いている。
夏野菜も競うように、次々と花が咲き始めた。


スナックエンドウの白い花が咲き、間もなく絹さやエンドウの赤い花も開花するだろう。


遅れていたメロンや小玉スイカも、黄色い花が咲いた。


メロンには、小指の先ほどの実も付いている。
順調に行けば、お盆の頃には収穫できそうだが、去年はイノシシに襲われて、ほぼ全滅状態になってしまった。


既にあちこちで電気柵を見かけるようになったが、収穫前の早い時期に、危険信号を送っておけば動物も学習して避けるとのことだ。
去年はやや無防備だったので、今年の対策を考えなければならない。

 
キュウリやナスも、先日に比べると、花も増えて実も大きくなっている。
こちらは動物の被害にあったことは無いが、好みに合わないようだ。 イノシシは甘党なのだろうか。

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田畑の草取り

2010年06月20日 | セカンドルーム

 

空は薄い雲に覆われていたが、雨が降る気配は無さそうなので、田の草取りをすることにした。


外から見ると、雑草はあまり目立たないが、田に入ると株の周りにはいっぱい茂っていた。
手押しの除草機で取り残した分と、新たに出てきた雑草が、大小入り混じって生えている。
手で草を取る要領は教わった通りに、株の周りの草を泥と一緒に丁寧に掻き取り、泥の中へ埋め込んでいく。
1本ずつ抜いていては日が暮れてしまうが、この方法なら効率よく除去できる。
光りの届かない泥の中で、草は枯れて稲の栄養になるという寸法だ。
90度に腰を屈めた状態で、単純作業の繰り返しは結構応える。
いでたちは、手ぬぐいでほお被りして、菅笠をかぶり、腰に籠をぶら下げて、靴下をはいたまま田に入る。
これで股引をはいて素足なら、安来節であるが、柔な足の裏は小石が痛くて素足は出来なかった。
長靴は泥が絡んで足が抜けなかったり、バランスを崩して尻餅をついたするので使えない。
午前中3時間かけて作業は終わったが、草取りの本番はこれからなので、まだまだ先が長い。


午後は畑の草取りをしたが、足場もいいし、しゃがんで出来るので、腰や足への負担は少ない。
そのかわり、根をしっかり張っているので、抜き取るのに力が要るし、途中で切れて根だけが残ってしまう。
田畑の猛者との戦いは、まだ序盤戦で、これからも延々と続く。

 

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高山へ

2010年06月19日 | セカンドルーム

 

名古屋に三泊して、高山へ戻ってきた。
朝方、名古屋を出るときは小雨が降っていたが、飛騨地方は薄日が差していた。


昨夜は大雨が降ったようで、渓谷は濁流が渦巻き、田んぼの水源もほとばしって流れ落ちていた。


大雨の影響も無く、稲も順調に育ち、畑も異常は無かった。


田を見回ったら、お玉じゃくしやいもり、みずすましなどが泳ぎ回っていた。
両棲類は、環境の変化を受けやすいというが、この田んぼは居心地が良いようだ。


預かってあったユキを引き取りに行ったら、飛びついたり擦り寄ったりして大喜びしていた。
おばあさんが散歩に連れて行ってくれたし、ストレスもたまらず3泊を無事過ごしたようだ。
本宅に帰ると、周りをクンクンしながら、早々と小屋に入り込んで寛いでいる。
飼い主も、早めに仕事や夕食を終えて、サッカーのテレビ観戦に備えることにした。

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LEDヘッドライト

2010年06月18日 | セカンドルーム


今日の名古屋は、梅雨空から時々雨が落ちてくる蒸し暑い日となった。 
曇っているので、昨日ほどの厳しい暑さは無かった。
栄へ出たついでに、アウトドアショップで山で使うウェアや道具を買ってきた。


以前使っていたペツルのヘッドライトを失くしてしまったので、同じメーカーの商品を買おうと選んでいたときに、ハンドルを回して充電できるLEDヘッドライトを見つけた。
1分間の充電で90分間使用できて、10m照射できる性能なら、今の登山スタイルなら十分使える。
夜間に長時間行動することは余り無いし、最近の山小屋は消灯後も非常灯が点いているので、懐中電灯の出番は少なくなっている。
緊急用の道具なので、常時携行しているが、電池切れや球切れはいつも気になる。
最近のヘッドライトは性能が向上して、LEDの寿命も長く消費電力も少ない上に、照射距離も長い。
その上100gにも満たない軽量なので、頭に付けていても違和感はないし、常に視線の先を光りが追うので、暗闇でも安心して使える。
部屋を暗くして歩き回り、家人に笑われてしまったが、どこかの山で試したくなった。
 

夕方から、山岳部OB会の集まりが、藤が丘の居酒屋であったので、激しい雨が降る中、出席してきた。
先日亡くなった先輩を偲び、あわせて穂高を望む清流の河畔に散骨を済ませた旨の報告などもあった。
故人の遺志を家族の方が快く受け入れられ、ドヴォルザークの「新世界より」が流れる中で行われた様子が、写真からもよく伝わってきた。
追悼文集を出すことも決まり、山仲間の絆の深さを改めて感じた。
われわれ年次以降の会員がいない会は、やがて消えていくので望むべくも無いが、先輩は最後まで幸せな人だとつくづく思った。

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名古屋で旧友と会食

2010年06月17日 | セカンドルーム

昨日の午後遅くに、野良仕事をひと通り終えて名古屋へ向かった。
せせらぎ街道経由で、郡上八幡ICから東海北陸道に入り、名古屋高速明道町ICを下りて、夕暮れ時に家に着いた。
今日明日と予定があり、今回もとんぼ返りのあわただしいスケジュールになった。
ユキ(柴犬)は、暑くなったこともあり、度々の往復はかわいそうと、近所のおばあさんに預かってもらうことにした。
去年まで上流の畑をやっていたので、その行き帰りに寄って、餌や散歩などの世話を頼んでいたが、畑仕事も止めてしまったので、わざわざ来て貰うのも大変と、ダンボールハウス付きで預かってもらうことにした。
餌をくれる人には忠実な犬なので、おばあさんの言うことをよく聞いて、おとなしく待っていてくれるだろう。

話はがらっと変わるが、学生時代の仲間が脳梗塞を患い、治療をしていたが幸い軽症で、何とか普通の生活に戻ることが出来た。
その回復振りを肴に一杯やろうということになり、栄のホテルで会食をした。
手足に痺れが残ったり、歩くのがやや不自由そうだが、出歩くことが出来るようになったのは同慶の至りだ。
卒業以来、同じメンバーで、年に数回は旅行をしたり、飲み食いを楽しんだりして長い付き合いが続いている。
血気盛んであった頃は、生臭い話題が飛び交ったが、最近は老・病・死に関わることばかりで、飲む、打つ、・・・ は、遠い昔の出来事になってしまった。
今日も、にわか貝原益軒の持論を、さんざん聞かされた。
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野山の恵み

2010年06月16日 | セカンドルーム

 

早朝まで続いた激しい雨も止み、薄日が差し始めた。


先日、キュウリの花が咲いているのを見たが、今朝は小さな実を付け、つるも大きく伸びていた。

 

さっそく近所の竹やぶへ行って、支柱用の竹を6本切ってきた。
食べ頃の竹の子も出ていたので、美味そうなのを選んで、少し採ってきた。
これを皮ごと焼いて、味噌などをつけて食べると、香ばしくてとてもおいしい。

木いちごも僅かにオレンジに色づき、間もなく食べられそうだ。

桑の実はまだ淡いピンクで渋いが、濃い紫色に変わると甘みを増して食べ頃になる。

青い小さな実を付けていた山桜も、いつの間にか赤いさくらんぼになっていた。
これからは、朝露に濡れた野山の恵みを楽しみながら、朝夕の散歩ができる。


竹と廃材と麻紐で作ったキュウリの支柱は、見栄えは悪いがすべて手近にある素材なので、使用後の処分も楽だ。
農業資材も、便利な商品がたくさん出回っていて、アクリルの棒やナイロンのネットなどを使えば、栽培用の支柱や棚は簡単に出来る。
家庭菜園で使う程度の材料は、まわりで間に合わせた方が経済的だし、自然に戻せる材料は環境にもやさしい。
これも野山の恵みの一つだと思っている。

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