名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨地方は冬に逆戻り?

2010年02月28日 | セカンドルーム

 

今朝起きたら、雪が激しく降っていた。
飛騨地方の天気予報は、曇り後晴れと伝えていたので、雪は予想していなかった。

まだら模様の田畑も、一夜で化粧をし直し、枯れ枝にも見事な花を咲かせている。
このあたりは山岳地帯に属するので、平地の天気予報や気温とは違う結果が出るのは、ごく日常的なことである。
昨日のブログで、「早くも春が」と書いていたが、冬に逆戻りしてしまった。
気の早い蕗のとうやわさびは、再び雪の中で震えていることだろう。

考えてみれば今日はまだ2月、3月になっても雪は降るし、気温もマイナス10℃を越すことも稀ではないので、冬に逆戻りは当たらない。
早く春が来てほしいとの願いが、垣間見た春の兆しで、期待が膨らんでしまったようだ。
折からテレビでは、チリで発生した巨大地震による津波の状況を報じている。
地球の裏側で発生した津波が、はるか太平洋を渡って、日本に達すると伝えているが、自然のエネルギーの大きさは想像を絶する。
津波到達時間や高さ、警報や避難勧告なども出ているので、被害が出ないことを祈りたい。
今から、急な用件が出来て名古屋に行く予定だが、平地に向かうのに多少の不安を感じる。

 「飛騨の山里暮らし」 3月号をUPしたのでご覧ください。

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早くも雪解け?

2010年02月27日 | セカンドルーム

 

明け方まで降っていた雨は上がったが、晴れ間は無く、山は濃い霧に包まれていた。
今日も気温は高めで、雪解け水があちこちで滴り落ちている。
飛騨地方に出ている雪崩れ注意報は、まだ解除になっていないので、危険箇所には近づけない。
屋根の氷塊は、昨日の雨でほとんど落ちてしまったので、注意報は自分で解除した。


日当たりの良い田んぼの雪は、南側から徐々に解けていく。


今年も米作りを予定している田んぼの雪も、先週に比べるとずいぶん薄くなっている。
去年は奥の1枚を使ったが、今年は手前の1枚も借りたので、200キロほどの収穫が出来ると、今から皮算用をしている。


先日まで雪や氷で塞がっていた田の水源も、雪が消えて勢いよくほとばしっていた。


その脇に自生しているわさびも、雪解けと同時に葉を出し始めている。


雪解け水を集めた大八賀川は、いつもの倍ほどの水量で、濁流が渦巻いていた。
例年、3月中旬から始まる雪解け風景が、今年は早くも目にするようになった。

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杉の伐採作業

2010年02月26日 | セカンドルーム

  

飛騨地方は今日も暖かい朝を迎えた。
道路の雪もシャーベット状になり、南向きの斜面はまだら模様になっている。


雪の消えたところからは、早くも蕗のとうが顔を出していた。


裏山のシイタケ栽培のほだ木から、小指の先ほどの走り子も出ている。
今年の春は、少し早く始まりそうだ。


今にも雨が降りそうな空模様であったが、裏山へ入って昨日の続きの仕事をした。
杉の木を切る予定であるが、雪が緩んで足元が悪いので、足場の良さそうな木を選んで伐採した。
10mほどの高さがあるので、倒す方向を間違うと他の木に引っ掛かったり、逆方向へ倒れることもある。


風向きや枝の張り方を読みながら、倒す方向を決めて楔型に受け口を切り、反対側の追い口を切り進めていくと、狙い通りの方向に倒れる。
狙った方向に倒すのが難しい時は、ロープで引っ張ったり、楔を打ち込みながら方向を決めていく。
近所の森林組合の人から一通り教わったが、チェンソーが挟まったり、枝が絡んで宙ぶらりんになって、後の処理に苦労したことは度々ある。


1本目を伐倒して枝を払い、玉切りを始めたところで、雨が降り始めた。
しばらく空模様を見ながら続けていたが、本降りになったので山を下りることにした。
せっかく、乗り始めた所であったが、汗と雨ですっかり体が濡れたので、今日も不完全燃焼のまま、仕事の先送りをやってしまった。

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裏山で久し振りの山仕事

2010年02月25日 | セカンドルーム

 

生暖かい南東の風が吹いて、今日も暖かかった。
屋根からは雪解け水が滴り落ち、時折りドサッと音を立てて氷塊も落ちてくる。
ユキはびっくりして小屋から飛び出てくるが、直撃を受けたら大変だ。
春になると、昼間に解けた屋根の雪が、夜間に凍って氷塊になり、濡れた屋根は潤滑油を塗ったような状態になっているので、ちょっとした風で落下してくる。
庇の下を歩くときは、♪♪上を向~いて、あ~るこ~うよ♪♪ である。

今日は裏山に入って、木材の伐り出し作業をした。
去年の秋に伐採して、「葉枯らし」をしておいた木の枝を落とし、玉切りをして下まで運ぶ作業である。

先日見回った時は、幹の部分がほとんど雪に埋まって作業が出来なかったが、今日は何とか出来そうな状態になっていた。


先ず、露出している枝を払い、運びやすい長さに切っていく。

雪に埋まっている幹は、スコップで掘り出して、120センチ程の長さに玉切りする。
気温が高くて雪面が十分絞まっていないので、踏み抜くと腰まで落ち込んでしまう。
急斜面は凍っていて滑りやすく、今日の雪の状態はあまり良くなかった。


いつもはスパイク付きの長靴を履いているが、今日は登山靴にアイゼンを付けて行ったので能率が上がった。
丸太は雪面を滑り落とすつもりだったが、鳶口一本でコントロールするのが難しく、分散した丸太を一ヶ所に集めるのに、余分な力を使ってしまった。
予定していた、枝を集めて下へ運ぶ作業と、日光を遮るスギの伐採が残ってしまったが、スタミナ切れで明日に先送りした。


何とか麓の平地に丸太を集めて、今日の作業を終えたが、遊び呆けて鈍った体は、思うように動かなかった。
間もなく雪も解けるし、スギ花粉のシャワーを浴びることになるので、のんびりと構えてはいられない。

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名古屋から高山へ

2010年02月24日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て、東海北陸道を郡上八幡ICまで走り、「せせらぎ街道」経由で高山へ向かった。
少しもやが掛かった空は、春を思わせるようで、空気も暖かかった。
美濃から坂本トンネルを抜けて飛騨へ入ると、まわりは少しずつ雪が深くなっていく。
道路は除雪してあるが、両側の積雪はまだ1m以上もある。

 
いつも休憩をする、西ウレ峠の遊歩道は雪に埋まり、小屋まで行けなかった。

街道沿いの渓谷は、真冬は雪で覆われていたが、所々で顔を出し、瀬音も賑やかに聞こえてきた。


昼食によく立ち寄る、「そば処・清見庵」も冬季休業中なので、高山の町で買い物をして、食事も済ませた。
高山市街地の雪はほとんど消えて、青い空にゆったりと浮か乗鞍岳は、何となく春の装いをしているように穏やかに見えた。


1時ごろに家に着いたが、20日に出かける時に比べると、屋根や庭の雪はずいぶん少なくなっている。
部屋の温度も3℃で、ひと頃の氷点下の冷たさは感じなかった。
飛騨もここ数日間は暖かかったようで、春が近くまで来ているようだ。
掃除を終え、部屋が暖まったところで、一息入れてテレビで真央ちゃんの応援をした。


ユキも庭の雪の感触を楽しんだ後は、藁敷きの小屋へ入って昼寝を始めた。
また、山里の、静かな暮らしが始まった。

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人間ドックの受診

2010年02月23日 | セカンドルーム

 

人間ドックの半日コースを受診してきた。
現役の頃は毎年成人病の検査をしてきたが、それ以降はこれといった検査をしたことが無い。
ここまで来れば、早期発見とか手遅れとかも、今後の人生で左程の大ごとではないと思っている。
それでも、70歳の節目と、これからの過ごし方を決める上で、使い込んだ体がどの程度もつかを知る必要はあると思った。


予約してあった総合病院の「人間ドックセンター」は、清潔感と静かな雰囲気、看護士さんたちの応対も親切で、ホテルへ来たかと思うような感じであった。
窮屈な検診車で、並んで受診していた頃に比べると、格段の違いであった。
身体測定、血液・尿・便潜血検査、眼科・聴力検査、肺機能、胸部X線、心電図、上部消化管、腹部超音波など等の検査が流れ作業で手際よく進んでいった。
受診者が少なかったようで、2時間足らずですべての検査が終わり、最後は医師の問診があって、文字通り半日で終わった。
一部の検査結果が出ていて、胃の底部と腹部エコーに異常があるとの指摘を受けた。
後日、専門医の所見と結果報告書を送るので、問題があれば医師と相談してくださいと言われた。
酷使してきた部品が傷むのはしょうがないと思っていたが、自覚症状が何も無いのに、無理に欠陥を曝されてしまったようで、何となく不安が募る結果となった。
放って置いて済むものなら、受診しないで気ままに過ごしていたほうが良かったかもしれない。

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恵那峡温泉にて

2010年02月22日 | セカンドルーム

昨夜は温泉ホテルで、もと仕事仲間の面々と、ご馳走をたらふく食べて、夜更けまで歓談を楽しんだ。
酒が入るにしたがって、現役時代には耳にしなかったような、ちょっとやばい話や、はじめて聞くようなびっくり話なども飛び出してきた。
時効?になった安心感か、利害関係が無くなった気安さか、何でも出てくる付き合いは結構楽しい。

 

昨夜泊まったのは、湯快リゾートが運営する 恵那峡国際ホテルで、この会社は、競売や廃業したリゾートホテルや温泉旅館などを買い取って再生し、近畿や北陸、東海各地を中心に展開している。
年間を通して7800円の均一料金と、各地のターミナルから低料金の送迎バス(名古屋から往復一人1000円)の運航が評判を呼んで、数多くの客を集めている。
朝・夕食ともバイキングで、部屋への案内や配膳などサービスなどを省いて、低価格を実現しているようだ。
宿泊施設や食事の豪華さ、高級感を売り物にした格式の高い旅館やリゾートホテルの対極にあるようなホテルであったが、当日もほぼ満室で、寂れた観光地の中でこのホテルの一角だけが賑わっていた。
この業界でも価格破壊が進んでいるようで、老舗の高級宿泊施設の不振を尻目に、この種のスタイルが広がりつつあるようだ。
グループ旅行なら、通常の半額程度で十分楽しめるので、利用価値はあると思う。

 

春を思わせるような穏やかな天気に誘われて、ダム周辺の遊歩道を散策し、遊覧船で岸辺の巨岩巨石を見物した。
湖畔の蕎麦屋で手打ちそばを味わい、いつもの旅行とは打って変わって、健康的な一日を過ごしてきた。

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恵那峡に来てます

2010年02月21日 | セカンドルーム
むかしの仕事仲間と恵那峡へ来てます。
木曽川中流で、渓谷とダムがあり、名古屋圏に近いこともあって、以前は人気の高いスボットであった。
最近は周辺のテーマパークなどとの競合で、客が分散し、施設の閉鎖や休止が続いているようだ。
ちょっと寂しい観光地であるが、メンバーはこの寒いのに、遊覧船で清流を楽しむ趣味も元気も無いので、幹事は良い場所を選んだと思っている。
今夜は恵那峡温泉に泊まって、旧交を温めながら遅くまで歓談が続きそう。
4時30分 携帯で投稿
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飛騨の天気

2010年02月20日 | セカンドルーム

 

昨日は西の空を茜色に染めて、夕日が沈んでいった。


今朝は晴れるだろうと期待していたら、けっこう激しく雪が降っていた。


小止みになるのを待って、散歩に出かける頃は、黒い雪雲を割って東の空がわずかに明るくなってきた。
飛騨地方の天気予報は、今日一日曇りと伝えていたが、どうやら外れそうだ。
この地方は、日本海側の影響と山岳地帯特有の変わりやすい気象が入り混じっているので、予報がとても難しいようだ。
むしろ、ここに住む人たちの、山にかかる雲や風の動きを読んだ観天望気の方が当たるような気がする。


硬く絞まった雪の上に、新雪が5~6センチほど積もって、キュッキュッと靴の鳴る感触が気持ち良かった。


雲が切れて日が差し始めると、裏山の枯れ木の白い花が、きらきらと輝き始めた。

朝食が終わった頃は、青空がいっぱいに広がり、久しぶりに陽光が眩しい朝を迎えた。
来週からは、春の暖かさが期待できると天気予報が伝えていたが、これだけは当たってほしい。

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雪山で奇跡の救助?

2010年02月19日 | セカンドルーム

 

昨日、下山途中にデジカメを失くしてしまった。
いつも山へ行く時には、高倍率カメラを首からぶら下げ、小型デジカメを胸のポケットに入れて、シーンによって使い分けている。
家に帰って、画像をパソコンに取り込もうとしたら、小型デジカメが見当たらない。
てっきり急な斜面で、滑落した時に落としたのだろうと思った。
その場所へ探しに行くには遠すぎるし、谷底へ飛んでいったり、雪に埋まっていれば見つからないだろうと諦めてしまった。
冷静になって考えてみたら、そのカメラで最後に撮ったのは、その場所より下で、眼下に田んぼや林道が見える場所であることを思い出した。
そこまでなら夕暮れ前に行けると、重い足を引きずり、救助犬ユキを連れて捜索に出かけた。
異物を見つけるとクンクンする習性に期待をして、撮影ポイントあたりを探し回ったが、結局見つからなかった。
もう1台のカメラで、山の風景は撮ってあったのでよかったが、買って半年にもならないカメラを失くしたことが残念でならなかった。


諦め切れずに、今朝は日の出とともに捜査活動を開始した。
クンクン捜査員は、昨日の足跡をたどりながら嗅ぎ回ったが、見つけることは出来なかった。


捜索を諦めて、しばらく下っていくと、キラッと光るものが目に入ったので、近づいてみたら探していたカメラだった。
執念の捜査活動で、奇跡の救助が出来たが、反省点も多かった。
撮影現場で失くしたとの思い込みと、途中で落とす筈は無いと信じたのがいけなかった。
原因は、胸のポケットに入れたつもりが、裾を締めたダウンとシャツの間に納まり、歩いている間に落ちてしまったのだろう。
液晶面が上になって目立たなかったのが、朝日を反射して発見出来たのもラッキーだった。
一晩氷点下の雪山でビバークしたカメラは作動しなかったが、室内で温めて水分をふき取ったら、無事に動いてくれた。
カメラが出てきたことで、昨日の滑落や道迷い、穴に落ち込んだことの反省もどこへやら。  お粗末な一席で・・・

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飛騨のヤブ山で滑ったり穴にはまったり

2010年02月18日 | セカンドルーム

 

家の南東方向に「でんでん平」と呼ばれる、お椀を伏せたような山が聳えている。
集落のどこからも見えるなじみの山であるが、たまにきのこや山菜のシーズンに訪れる人もいるが、わざわざ登る人はいない。
午前中は天気がもちそうだったので、でんでん平から小ピークを3つ越えて、松が洞山までミニ縦走をしてきた。
正面からは傾斜が厳しく、直登は無理なので左手の尾根から取り付くことにした。


伐採現場の谷を抜けて、潅木の密生した尾根を登っていった。


山腹は、3~40年程の杉や檜の人工林も散見され、ヒメコやカラマツ、アカマツ、ブナ、ナラなどの混合林も大木は少なかった。


視界が開けて前方に、やや広い平地が現れ、そこが「でんでん平」であった。
まわりを木が囲み、見晴らしは利かなかったが、昔、日照りが続いたときに、ここで雨乞いをしたと伝えられている。
太鼓や鉦を打ち鳴らし、雨が降るまで焚き火の煙を絶やさず、雨乞い祈願をしたと言われている。


ここから東の方に一旦下り、次のピークを上りきると、視界が開けて、眼下の集落が箱庭のように小さく見えた。


望遠で撮ると、我が家もGoogle earthで見るように、はっきり写っていた。
3年ほど前に、この一帯が伐採されて、見晴らしが良くなっている。
前に登った時は、白山や乗鞍岳が見えたが、今日は雲に隠れていた。


登り下りを繰り返しながら、ようやく松が洞山(1.167m)たどり着いた。
登山道の無いヤブ山は、山頂の目印も標識も無いので地図上で特定するのが難しいが、木の枝に古い登頂記念の木札が吊るしてあったので確認できた。
下山コースは、南西方向へ下れば、岩井林道に合流することを地図と磁石で確認して、なだらかな尾根を選んで取り付いた。
この選択が後で思わぬトラブルに見まわれ、もう一度山頂に引き返すことになってしまった。
状況は、後日機会があったら書こうと思うが、3時間ほどのコースと読んでいたのが、倍以上の時間を掛けたて下山する結果となった。
飛騨のヤブ山は、低山でも侮れないことは分かっていたが、見慣れた前山に油断をしてしまった。

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裏山のほだ木

2010年02月17日 | セカンドルーム

 

今までは雪が深くて入れなかった裏山も、午前中は雪が固く締まっているので、かんじき無しでも歩けるようになった。
傾斜がかなり急なので、スパイク付きの長靴か、アイゼンが必要だ。


崩れそうな雪塊や小さな雪庇などもせり出しているので、ちょっと不気味なところもある。
去年の秋に、薪ときのこ栽培の「ほだ木」用に、ナラを3本伐採して「葉枯らし」をしておいた。
太い部分は薪に、中くらいをほだ木に、細い枝は焚き付けなどに使っている。
休眠期に入って吸水しなくなった広葉樹を伐採し、葉を付けたまま放置しておくと、残った水分も葉が放出して、良い材料が取れる。


今朝、様子を見に裏山へ入ったが、枝は露出していたが、幹は雪に埋まり、凍結してびくとも動かない。
今の雪の状態なら、玉切りした材を、雪面を滑らせながら下ろせるが、スコップで幹を掘り出すには、手間が掛かりそうだ。
作業は、もうしばらく様子を見ることにして、今日のところは「ほだ場」を見回って下山した。


なめこ栽培のほだ木は、地面に伏せて置いてあるので、まだ深い雪の下で眠っている。


椎茸のほだ木は、杉林の中に、むかで状に立てて並べてある。


椎茸は春と秋に発生するが、雪が付いてない部分から、凍結して石のように固い小さな椎茸が出ていた。
この寒さで発生したとは考え難いので、去年の晩秋に顔を出したところへ寒波が来て、そのまま冬眠してしまったのだろうか。
去年は不作であったが、今年は当たり年になる前兆ではないかと期待が高まった。
暖かくなれば成長するかも知れない冷凍椎茸は、そのままほだ木に残しておいた。

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青空が待ち遠しい

2010年02月16日 | セカンドルーム

 

今日も飛騨地方は灰色の雲に覆われ、時折り黒い雲が流れてくると、小雪が舞い始める。
野山は、相変わらずのモノトーンで、色だけでなく音まで消えてしまった。
そんな中を、隣の家のおばあさんが回覧板を届けてくれた。
集落の一番奥にある一軒家から、10分ほどかけて歩いてくるのは、大変なことで恐縮してしまう。
それでも、冬はお互いに顔を見る機会が少ないので、他愛の無い雑談も、数少ないコミュニケーションの場になる。
この一家も、春には町へ引っ越して行くとのことだ。
80代の老夫婦が、交通機関や店も無いところで、冬を越す不安が募って来たのだろう。
他にも同じような家があるようで、過疎の集落が少しずつ寂れていく。

軽快な「碧空」でも聴きたい気分だが、しばらくは寒くて暗い日が続きそうだ。
せめて気分だけでもと、「DigiBook」で青い空と明るい集落を集めて眺めることにした。
鬱陶しい天気で、青空が待ち遠しい方はご覧ください。(上映期間30日)

 

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確定申告を書き上げた

2010年02月15日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨は、雪が断続的に降る寒い一日だった。
朝方の降り方は激しくて、散歩に出かけられるような天気ではなかった。

ユキ(柴犬)を放してやったが、30分ほどで戻ってきた。
雪が激しく降る日は、犬も人並みに動きが鈍くなるようだ。、
こんな日は外へ出る気にならないので、確定申告書の記入をすることにした。
先日、名古屋へ行った時に、必要な資料は揃えておいたので、計算して書き込むだけだ。
木工品の売り上げは、前年の75%に減少し、経費はそれほど減らないので、で赤字だけが膨らんでいく。最近は戸棚やテーブルなど、大きい家具を作らなくなったことと、仕事を減らしている結果である。
午前中で書き上げたが、今年も税金が払えない、肩身の狭い申告になってしまった。


夕暮れ近くになって、ようやく雪が止み、まわりは一面の銀世界になっていた。

10センチほど積もった新雪の下は、固く締まっているので、山裾まで登っていける。
杉林の杉の実が、茶色く膨らんでいるが、雪と寒さで花粉はまだ飛ばせないようだ。
もうしばらくすると、このあたりは「くしゃみ・鼻水通り」になる。

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名古屋から高山へ

2010年02月14日 | セカンドルーム

  

今朝、快晴の名古屋を出て高山に向かった。
4泊した名古屋では、友人と食事をしたり、昔の同僚に会い、少しばかりの家族サービスで外食をしたりと、慌しい中で楽しく過ごしてきた。
その間、余分な飲み食いをして、体を使わなかったので、体重が少し増えてしまった。
家で夕食を十分食べているのに、その後近所のラーメン屋へ行ったり、寿司のバイキングでは意地汚く食べ漁って、胃に負担をかけている。
山里では、こういう機会が無いので、たまのご馳走に目が眩んだり、ちょっとお腹が空いただけで、コントロールが利かなくなってしまう。


東海北陸道は、天気も道路状態も良く、渋滞も無かった。
「ひるがの高原SA」からは、久しぶりに大日が岳や白山がきれいに見えた。
晴れた日の大日が岳は、穏やかな表情で佇んでいるが、先日行方不明になった登山者は、まだ発見されていないようだ。
荘川と飛騨清見間は、チェーン規制されていたが、路面の雪はほとんど無く、走りやすかった。


中部縦貫道も路面に雪は無く、乗鞍岳がゆったりと、青空に浮かんでいた。


お昼過ぎに家に着いたが、あたりは雪に覆われて、部屋の中は氷点下の寒さだった。
高山の市街地は雪も少なく、寒さは感じなかったが、ここまで来ると周りの様子もがらっと変わる。
新しい雪は数センチほどで、雪かきをする必要は無かった。
部屋の掃除をし、薪ストーブに火をつけ、水の点検などをしている間に部屋も暖まっていく。


犬を連れて散歩に出かけたが、いつものように人の気配も無く、日曜日の集落は静まり返っていた。


刺激の多い都会に疲れていたユキ(柴犬)も、雪原を歩き、雪の感触を楽しんでいるうちに、飼い主同様、山里の暮らしに馴染んでいく。

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