今朝の名古屋はうす曇りだったが、風もなく暖かかった。
8時に家を出て、一宮ICから東海北陸道に入った。
ドッグランのある長良川サービスエリアで小休止をして、郡上八幡ICから「せせらぎ街道」経由で高山に向かった。
美濃路は道路際の雪が消えていたが、坂本峠を越えて飛騨路に入ると雪景色に変わる。
分水嶺の西ウレ峠で休憩したが、ここにある池はまだ全面結氷で、まわりも深い雪に覆われていた。
ここから南へ流れるせせらぎは馬瀬川の源流で、木曽川を経て伊勢湾に注ぐ。
北西へ向かう流れは、宮川から神通川となって富山湾に注いでいる。
今日は飛騨地方の渓流釣りの解禁日で、流域ではたくさんの釣師が竿を出していた。
見ている間に岩魚を次々に上げていたので、魚影は濃いようだ。
高山盆地まで下ってくると、前方が開けて笠が岳から槍・穂高連峰まで一望できた。
飛騨地方も暖かくて、少しもやった空は何となく春の柔らかさを感じる。
お昼ごろ家に着いたが、屋根の雪はいくらか薄くなっていたが、まわりはまだ冬の装いだ。
留守にしていた家の中は相変わらずの冷たさで、一頃の冷凍庫程ではないが、冷蔵庫並のひんやり感だった。
薪ストーブをフルに焚けば、短時間で室温が上がるので、山里の寒さも緩んできたことを実感できた。