名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

中部縦貫自動車道の開通

2007年09月30日 | セカンドルーム
東海北陸自動車道の清見ICから中部縦貫自動車道の高山西ICまでは完成していたが、昨日高山ICまでの6.5キロが開通した。
一作年の台風で不通になっていたJR高山線も復旧し、旧高山市内に初めてインターチェンジが完成して、市をあげて祝賀ムードに沸いている。

名古屋への行き来は、一宮IC~郡上八幡ICを利用していたが、今日は高山IC~一宮ICを利用して名古屋へ戻ってきた。
今までのルートに比べると、走行距離が5キロほど増え、時間は30分ほど短縮が出来たが、料金は1.300円増える。
景色のいい「せせらぎ街道」を通って、郡上八幡経由で走ったほうが気分もよさそうだ。

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雨降り

2007年09月29日 | セカンドルーム
今日の天気は、朝から雨が降ったり止んだりでちょっと肌寒い。
せっかく刈り取った稲が濡れて冷たそうだ。
残っている稲刈りを、土日でやろうとしていた人たちに、恨みの雨になってしまった。
兼業農家にとって、短い秋の休日は貴重なのに・・・

山里で降る雨は、一雨ごとに冷気をつれて来るようだ。
少し肌寒いくらいの方が、作業場の仕事もはかどる。
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飛騨三十三観音

2007年09月28日 | セカンドルーム
飛騨三十三観音霊場めぐりを思い立ち、手始めに第1番札所の国分寺を皮切りに、相応院、雲竜寺、素玄寺など高山市内のお寺を回ってきた。
円空上人も歩いたといわれる、全行程250kmに及ぶ巡礼の道は、ほぼ飛騨全域にまたがっている。
円空仏が祀られているお寺やお堂も多く、山国ならではの景観も美しいので、他の霊場めぐりとは一味違うコースといわれている。
霊場めぐりに順番は無いし、一気に回ることも無いので、これから秋を道連れに、温泉や名所旧跡なども加えながら、のんびりと回ってみようと思っている。

煩悩の多いにわか巡礼に、観音様のご利益や極楽往生を願っても無理と知りつつ、せめて人生の秋を見つめ直す良い機会にしてみたい。
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高山へ

2007年09月27日 | セカンドルーム
4日振りに高山へ戻ってきた。
いつものように、犬は家の周りをぐるぐる回って、異状がないか調べている。
飼い主も、新聞受けからたまった新聞を取り出し、物置や作業場、畑や裏山の様子などを見て回る。
お互いに異状のないことを確認して、犬は早々に昼寝をはじめ、飼い主は部屋の掃除など身辺を整えて、ようやく元の生活に戻っていく。

わずか数日間留守をしただけで、まわりの景色は結構変わっている。
ススキの穂が風で散り始め、近くの田んぼも、すでに半分ほどは稲刈りが終わっていた。


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南九州旅行

2007年09月26日 | セカンドルーム
恒例の、もと会社OB会親睦旅行で、霧島温泉と指宿温泉に泊まって南九州を周遊してきた。
真夏を思わせるような暑さの中を、霧島から青島、桜島、指宿、長崎鼻、知覧などを回ってきた。
桜島や開聞岳も、天気に恵まれてきれいに見えたし、波の音を聞きながら入った、指宿の砂蒸し風呂では疲れが癒された。
落ち着いた雰囲気の知覧の武家屋敷は、金沢や津和野などと異なる味わい深さがあった。
特攻平和会館は、特攻機の残骸や隊員の遺品が生々しく、身が凍る思いであったし、僅か二十歳前後の若者が、書き残した遺書や辞世・絶筆は涙なしでは読めない。

物見遊山で訪れる後ろめたさを感じつつ、国のために散った若者達へ、改めて鎮魂の祈りを捧げてきた。
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名古屋へ

2007年09月23日 | セカンドルーム
名古屋に着いて車から降りたら、ムッとする熱気に包まれた。
高山を出るときはカークーラーが要らなかったのに、この蒸し暑さは酷い。
それでも今日はいくらか涼しくなったと、家のものが言っていた。
お彼岸参りを済ませて、名駅周辺を歩いたけど、新しいビルが次々と完成して空が狭くなっていくようだ。

これから、午後の便で中部空港を発ち、鹿児島へ。
指宿と、まだ訪れたことの無い知覧が楽しみだ。

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牛舎の屋根葺き

2007年09月22日 | セカンドルーム
牛の飼育をしている老夫婦が、牛舎の屋根の張り替えをしていたので手伝ってきた。
真夏のような日差しが、シートに反射して暑かったし、老朽化した小屋は不安定で怖かった。
2~3年に1度はするとのことで、70過ぎのおばあさんも、10mほどの高さの屋根にへばり付いて作業をしている。
おじいさんは手際が悪いと大声で怒鳴り、おばあさんは負けずに口答えをしている。
喧嘩をしているようだけど、長年支え合って仕事をしてきた夫婦の、呼吸のようなものかも知れない。
13年前に、杉丸太で組み上げた大きな牛舎は、台風や豪雪にも耐えて来た。
山仕事が盛んであった頃は、寝泊りするために丸太で骨組みを作り、屋根や壁はススキを利用して小屋を作っていた。
こうした技術が、集落のお年寄りの間には残っていて、暮らしに必要なものは、周りにある材料を利用して何でも作ってしまう。

この仕事もこれでお終いだと、おじいさんはつぶやいていたけど、引き継がれることのない仕事をしている人たちからは、いつも哀感が漂ってくる。
昭和のはじめにタイムスリップしたような風景が、また一つ消えていきそうだ。
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初秋のトレッキング

2007年09月21日 | セカンドルーム
お天気に誘われて高い山を見ようと、乗鞍岳前衛の日陰平山からブナの木平までトレッキングをしてきた。
快晴であったけど、抜けるように澄んだ秋の空というよりは、熱気を含んだ真夏の空だった。
コースの途中にはビュースポットが何ヶ所かあって、東に乗鞍岳が眼前にそびえ、西に白山、南に御岳、北に槍・穂高から笠が岳まで見ることが出来る。
家から20分ほど走れば麓の駐車場へ行けるので、季節にかかわらず、ここはよく訪れる。

写真は左から、槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、北穂高、涸沢岳、奥穂高岳へと3.000m級の山々が連なっている。
涼風に吹かれながら、のんびりと山を眺めるひと時は、あえぎながら登る高い山とは一味違う楽しさがある。
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おじいさんの稲刈り

2007年09月20日 | セカンドルーム
85歳になるおじいさんが、ひとりで稲刈りをしていたので、はさ干しを手伝った。
一昨年までは、おばあさんと二人でやっていたけど、介護の手を借りるようになってからはすべて一人でこなしている。
元気な頃のおばあさんは義理堅く、何か手伝ったりすると自家製の味噌や梅干をくれた。
昨日貰ったのに、今日会うと又くれたりするような事があって、しばらく経ったらおじいさんの手伝いも難しくなってしまった。
ひとりで黙々と農作業に励むおじいさんは、相棒がいなくなって寂しそうだ。

機械が使えない山里の稲作は手間が掛かるので、ひとりになると諦めて止めてしまう人が多い。
そんな廃田がすすきヶ原となって、秋風に揺れている姿がおばあさんと重なって切ない。
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豊穣の秋

2007年09月19日 | セカンドルーム
ぶどうの房のように沢山の実を付けていた沢ぐるみや、イガが一回り大きくなった山栗も熟して落ちはじめた。
アケビも色づき、表皮がはじけてゼリー状の純白の実がおいしくなってきた。
遅れていたきのこもようやく採れはじめて、松茸はキロ8万円の値が付いたと報じていた。
こけ(飛騨の人は、きのこをこけという)採りの好きな人たちの目の色が変わる。

今年はアケビが豊作だけど、栗は例年に比べて少ないようだ。
いつもはどんぐりが、足の踏み場もないほど落ちているけど、今年はあまり目立たない。
人は豊穣の秋を楽しんでいるけど、山の動物たちのお腹は満たされているだろうか?
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岩井神社の秋祭り

2007年09月18日 | セカンドルーム
 今日は、久し振りの秋晴れの中で、岩井神社の祭りが行われた。
朝7時に神社に集合して、境内やお旅所の清掃をし、しめ縄をなって本殿や鳥居に飾り、幟を3ヶ所に立てて祭りの準備をする。
午後からは、祭りの神事の数々が執り行われ、獅子舞、お神楽、お囃子、踊りなどが日の暮れるま繰り広げられた。
ここでは懐かしい祭りの原風景が、ごく普通に行われ、何百年も続いてきた伝統を集落全体で支えている様子がよく分かる。

飛騨では10月の半ば頃まで、鎮守の森の秋祭りが各地で行われる。
どこからともなく祭囃子が聞こえて来ると、秋の深まりを身近に感じる。

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ご馳走

2007年09月17日 | セカンドルーム
猪わなは、色々なご馳走を用意して、お客さんが来るのを待っている。
普通は、おからや米ぬかなどが多いけど、その上にカボチャやサツマイモなどのトッピングで誘っているわなもある。
雑食性の猪は何でも食べるので、色々メニューに工夫を凝らしているけど、決め手に欠いているようだ。
おからが腐ってウジやミミズなどが湧けば、猪はよろこんで食べに来ると云う人もいるけど、どうも臭い餌よりは、新鮮で見た目も美味しそうな方に入る確率が高いようだ。

口の肥えたグルメ猪との知恵比べが当分続く。
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実りの秋

2007年09月16日 | セカンドルーム
山里の田んぼも、実りの秋を迎えて黄金色を帯びてきた。
暑かった夏が稲の生育に幸いして、出来はまずまずと農作業をしている人たちの表情も明るい。
この後、台風や動物の被害が無ければ、豊作は期待できそうだ。
ひと事ながら、春先からの苦労の数々を身近に見ている者として、豊かな実りはとてもうれしい。

間もなく飛騨各地で、鎮守の森の祭りが執り行われ、田の神や山の神への感謝の神事が繰り広げられる。
秋祭りを境に、山里の秋模様が色濃くなっていく。
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ツキノワグマ

2007年09月15日 | セカンドルーム
熊の目撃情報を耳にするようになった。
秋も深まると、冬籠りに備えて熊の食欲も盛んになり、山の餌が不足すると人里近くに現れるようになる。
去年、飛騨地方では民家の近くに、多数出没して100頭以上も捕獲されている。
熊が人に危害を加えるのは、ごく稀なことなのに、人はなぜこんなに過剰反応するのだろう。
熊は人見れば避けて逃げるけど、無差別に襲う都会の酔っ払い運転や凶悪犯罪は山の熊よりずっとたちが悪いのに。

軽トラックの荷台に乗せられていたのは、子供の熊だった。
月の輪を胸にくっきりと付け、つぶらな瞳があどけなかったけど、痩せた体が哀れだった。
山に栗やどんぐりが豊富にあれば、小熊も危険な人里に近付くことは無かったのに・・・と、いつも悔やまれる。
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雨上がり

2007年09月14日 | セカンドルーム
昨夜の雨は朝になって止んだけど、秋雨前線が停滞して天気はすっきりしない。
夏野菜の盛りが過ぎ、稲刈りを控えた今、集落の人たちは干草作りで忙しそうだ。
刈り取った草を円筒形に積み上げて乾燥し、来春の田起こしの時に漉き込んだり、牛舎の敷き藁などに使う。
昔は集落の草刈り場があちこちにあって、足場の悪い崖や、かなり奥地まで刈りに行っていた様だ。
今は干草作りをする人も少なくなり、近くの廃田などで十分賄えるので、遠くまで刈りに行く人はあまりいない。

昔からの農作業のスタイルにこだわる人たちは、草刈りに精を出し、草にご(写真の刈り草の山を飛騨ではそう呼ぶ)が次々と出来上がっていく。
手間やひまの掛かる手作業が、山里からも少しずつ消えていく。
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