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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

3/22

2007年03月22日 | Weblog
火曜日(3/20)、事務の仕事をしている大学で仕事の合間図書館で『美術手帖』の72年ごろから(76~81年ごろが製本作業中で欠本していたが)84年までを借りてザザザーッとブラウズ。必要な部分をコピーしていった。本当に70年代半ばのしらけムードはなかなかすさまじい。60年代にあらゆる新しいトライアルは生まれそこで出尽くし、10年後ブームが去った後、指針がつかめぬままひたすら続く迷走。ポップアートの勉強。ハプニングとの親和性などについて。

水曜日、前夜から田舎に帰省。父親の仕事の話を聞いて慰めたり(世間が教育問題と言えば、まっさきに批判の対象にするあの役職に就いている)久しぶりに家族とゆっくり話す。午前中だけ、ドライブをして過ごす。ふらっと寄ったここが、いやよかった。Aともども温泉好きな2人の新しいお気に入りですね。白子町の砂風呂。昼ご飯は、帰省すると定番のぐぅ ラーメン。この真っ黒なスープが美味いのです。横浜・野毛の三陽に並ぶ、ぼくのなかの「ワルい」料理ですね。餃子がこれまた凄くて、ニンニクが強すぎて一口食べると苦いと感じるくらい。その後、東京に戻り、山賀ざくろのリハーサルを見学に行く(本番が見られないので!)。六割くらいの状態、でも、期待出来ますよ。これ、見逃しちゃだめですよ。すべては当日の山賀の気分に掛かっていたりもしますが、水物的なところがあるのは、パフォーマンスというもののなかにあるきわめてデリケートな部分へ果敢にアプローチしているからこそなのです。

明日(3/23)からバリへ旅行に行きます。以前ちょっと覚えたインドネシア語を思い出しています(「スラマッ・パギ!」「トゥリマカシッ」「ティダ・アパアパ」、、、音がかわいいんですよね、インドネシア語。ちなみに例えば、男性のことは「ラキッラキッ」女性は「プルンプアン」と呼びます。ね、かわいいでしょ?)。今回は椹木さんの奥様から紹介してもらったガイドさんが待っていてくれています。バリは深い襞が何層にも重なっているような不思議な場所で、どんなナビゲイターがついてくれるかで、そしてその人物がどの襞にどこまでの深さでアクセスするかで何が見えてくるかが変わってくるのです。前回の旅行では、ウブドの美術館、アルマのオーナーであるアグン・ライさんが偶然にもナビしてくれて、ほんとに信じられないくらい美しいみずみずしい世界を堪能出来たのでした。三年前のバリ日記、もしよかったら覗いてみて下さい。4/2に帰ってきますが、それまではメールの返信が滞ると思います。

あと、wonderlandに今月の吾妻橋ダンスクロッシングについて寄稿しました。現在は、メルマガでのみご覧頂ける期間ですが、しばらくすればHPにアップされるはずです。ご一読を。

では、真っ黒になって帰ってきます!
サンパイ・ジュンパ・ラギー!

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