10/25
一ヶ月くらい前だったか、講義の前にたまたま研究室でラジオを付けていたら、高城剛がインタビューを受けていて、インターネットの情報というのは、二級のものだからネットではなく現実世界から情報を採り入れる方がいいというようなことを言っていて、確かに、例えば自分がブログに書くことというのは、雑誌に書く文章のあまりもののようなところがあって、本当に重要なことじっくり考えたことはブログでは書いていなくて、自分のことを考えてもネットは二級は分かるところがあるな、と思っているうちに、いまの不活性なエントリー状態になっています。ネットの有効性は確かにある。紙媒体に書かせてもらう努力や紙媒体を自力で作る努力に比べると楽に自分の意見が公表出来る。最近も、あまりにあんまりな誌面構成・時評文の質になったと思って、あの雑誌のオルタナティヴをどうにか自力で出来ないものかと考え、さしあたりやっぱりネットを使うべきかなとか思っていたところではあったのだけれど、それでも、大事なことは、情報よりもコミュニケーションというかコンタクトだと、結構切実に感じるようになっている。で、高城のインタビューをネットで(アレ、、、笑)見つけたので、貼り付けてみます。
高城剛「21世紀の正体」
『REVIEW HOUSE』の第二号が出ました。以前からお話ししているように、ぼくは会田誠と彼の周辺の若手作家達(とくにChim↑Pomや遠藤一郎)は、似て非なる存在であり、両者の差異を分析することで、今日の日本の美術がその相貌をあらわすのではないか、といった原稿を書きました。キーワードは「アイロニー」です。「アイロニー」は僕だけのキーワードではなく、パラパラめくると何人かの書き手が同様にアイロニーを問題にしています。そして、考えていることは、大方共通している。自分が書いたからということ以上に、是非RH読んでみて欲しいです。ここから始まる何かがある気がしてしようがないです。サブテキストとしていま書店に並んでいる堀北真希が表紙の『クイック・ジャパン』遠藤一郎インタビューもあわせてお読み下さい。あと、RHでは、この十年くらいコンテンポラリーダンスをフォローしてきた3人の書き手が寄稿しています。この3人がひとつの誌面で書くというのははじめてのことで、内輪的な話ではあるけれどとても画期的なことです(ぼくはこの件に関して何もしてません、編集者さんの尽力の賜です)。ただ、桜井さんは庭劇団ペニノ、武藤さんはアジアのダンサー、でぼくは現代美術と3人とも日本のコンテンポラリーダンスを取り上げていない。偶然でしょうかね。(ただ、小沢+桜井+木村の鼎談とか、鈴木ユキオ、神村恵のテクストとか、日本のコンテンポラリーダンスがまったく無視されていると言うことはなく、むしろ例外的にフォローされているというべきでしょう)
一ヶ月くらい前だったか、講義の前にたまたま研究室でラジオを付けていたら、高城剛がインタビューを受けていて、インターネットの情報というのは、二級のものだからネットではなく現実世界から情報を採り入れる方がいいというようなことを言っていて、確かに、例えば自分がブログに書くことというのは、雑誌に書く文章のあまりもののようなところがあって、本当に重要なことじっくり考えたことはブログでは書いていなくて、自分のことを考えてもネットは二級は分かるところがあるな、と思っているうちに、いまの不活性なエントリー状態になっています。ネットの有効性は確かにある。紙媒体に書かせてもらう努力や紙媒体を自力で作る努力に比べると楽に自分の意見が公表出来る。最近も、あまりにあんまりな誌面構成・時評文の質になったと思って、あの雑誌のオルタナティヴをどうにか自力で出来ないものかと考え、さしあたりやっぱりネットを使うべきかなとか思っていたところではあったのだけれど、それでも、大事なことは、情報よりもコミュニケーションというかコンタクトだと、結構切実に感じるようになっている。で、高城のインタビューをネットで(アレ、、、笑)見つけたので、貼り付けてみます。
高城剛「21世紀の正体」
『REVIEW HOUSE』の第二号が出ました。以前からお話ししているように、ぼくは会田誠と彼の周辺の若手作家達(とくにChim↑Pomや遠藤一郎)は、似て非なる存在であり、両者の差異を分析することで、今日の日本の美術がその相貌をあらわすのではないか、といった原稿を書きました。キーワードは「アイロニー」です。「アイロニー」は僕だけのキーワードではなく、パラパラめくると何人かの書き手が同様にアイロニーを問題にしています。そして、考えていることは、大方共通している。自分が書いたからということ以上に、是非RH読んでみて欲しいです。ここから始まる何かがある気がしてしようがないです。サブテキストとしていま書店に並んでいる堀北真希が表紙の『クイック・ジャパン』遠藤一郎インタビューもあわせてお読み下さい。あと、RHでは、この十年くらいコンテンポラリーダンスをフォローしてきた3人の書き手が寄稿しています。この3人がひとつの誌面で書くというのははじめてのことで、内輪的な話ではあるけれどとても画期的なことです(ぼくはこの件に関して何もしてません、編集者さんの尽力の賜です)。ただ、桜井さんは庭劇団ペニノ、武藤さんはアジアのダンサー、でぼくは現代美術と3人とも日本のコンテンポラリーダンスを取り上げていない。偶然でしょうかね。(ただ、小沢+桜井+木村の鼎談とか、鈴木ユキオ、神村恵のテクストとか、日本のコンテンポラリーダンスがまったく無視されていると言うことはなく、むしろ例外的にフォローされているというべきでしょう)