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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

朝六時、高幡不動

2008年07月18日 | Weblog
7/18
朝六時、高幡不動尊の前。結構来られるものなのだな。ここまでスタートしてから30分かかった。コンビニにスクーターを置いて、北野街道をてくてくと走るんだか歩くんだか、適当なスピードで、少しずつ体が眠りから覚めるのを待って。帰り道、中学の時、陸上部で仲間だった1人を思い出していた。ヒジの辺りがこわばって曲げられない病気の彼が涙を流しながら、腕を不器用に動かしながら、ほとんど根性で走っていた時のことを思い出していた。自分は何でこんなに根性なしなのだろう、なんてぜーぜーいって途中から歩いて、なんてときに思い出した。彼のことを思い出すと、いつも切ない苦しい気持ちになる。がんばろうと思う。きっととてもやさしいいい男になって、慕われて生きているのだろうなあなどと予想する。戦争体験のようなものはないけれども、ぼくの世代だって、悲しい経験や苦しい記憶がある。それが共同体の記憶として統合される類のものでないとしてもそれでいいじゃないかと思ったりする。各人が大事にしている記憶を大事にすることで、日々生きている。各人のスピードで。犬と散歩に出るひとを、コンビニでポカリ飲みながら眺めていると、通勤に向かう歩くテンポがすごくマイペースな女の人が視界に被ってくる。今日は1時間弱。ジョン・川平(J-WAVE)と一緒に走った。


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