Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

ボクデス『モノリス棚卸し~ワークインプログレス』(@BankARTstudio NYK)

2005年10月22日 | Weblog
を見てきた(10/19)。

ボクデス本人は「モノリス」に模した白い箱の中に隠れ、故に基本的には舞台にあらわれず、その代わり箱から操作しながら、電気仕掛けで様々な「モノ」が動きだす、それがパフォーマンス(本人はダンスではないと言っていた)といった作品。レコードプレイヤー(人形の下にプレイヤーが置かれ回転すると糸で繋がっている人形がクルクル回転する)とか、扇風機(上に日本人形がのっていて、扇風機の首が動くと「見返り」する)とか、掃除機の巻き上がるコードとか、他には本物の亀が出てきたり頭上から大量のスーパーボールをこぼしたり。テンポ良く次々いくのではなく、間の悪いズルズルした進行、スポットライトなしで、横幅の長い空間で小さいオブジェ達が突然動くので、ところどころ見えない人続出、など決して要領は良くないが、ある意味ではそういうところが頗るボクデスらしい。「ダメ身体」ならぬ「ダメ人間」(ってどこかのブログで読んだ気が、、、どこだ?)って感じのボクデスの「風情」を味わう、まあ観客がそういう愛情を振り絞らなきゃ見られないモノなんですが。そういう母性本能?みたいなところにツボおいているってことなのか、、、?

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