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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

タモリ二冊

2005年04月06日 | Weblog
朝、アマゾンから書籍が届く。

『タモリのTOKYO坂道美学入門』(講談社)
『Quick Japan Vol.41』(太田出版)

だ。
前者は早稲田大学の文学部西洋哲学専攻を中退したタモリ氏による、傾斜の思想キルケゴールと平地の思想ハイデッガーとを対比した哲学的考察(ただし、「学生の頃、一度読んだことがあるが、あまりに難解なため、壁に投げつけてヒステリーをおこしたことがある。従って内容はなんにも理解していない」という)を基に東京の坂道が紹介される。幼少の坂道体験など、タモリ氏の自分を見る視線が強烈に坂道を舞台に煌めく、いいね、と思って頁を捲っていくと、その本はただの坂道ガイドブックと化していた、坂道近くの甘味処が紹介されてたり、なんだよ。