今回は、みなさんにぜひお試しいただきたいことがあります
それは、テニスボールを使ってふくらはぎをケアする方法です。
脚のだるさや疲れはもちろんですが、むくみやこむら返りの予防にも役に立ちます
とくに病院や老健施設などでお仕事していらっしゃる方、「 もしかしたらいいかも 」と感じられたら、入院・入所中の高齢の方におすすめしていただけたらと思っています。
方法は簡単です
あおむけで寝て、ふくらはぎの下にテニスボールを置き、反対の脚を組むようにしてのせます。
もちろん刺激が強いようなら、片脚だけでもかまいません。
そのままで気持ち良いなら、乗せておくだけでもよいですし、金魚運動のように脚を左右にモゾモゾ動かして刺激してもいいでしょう。
けっこう気持ちよくないですか?
≪これで物足りないようなら、正座をして行う方法もあります。こちらをご参照ください。
くつぬぎ手技治療院 「身近な道具を使って、かんたん! スッキリ!! コリとり体操」≫
高齢者の方にとってポイントとなるのは、この「気持ちよい」 ということと「金魚運動」です。
ご高齢で入院・入所中の方に、配慮しなければならない大切なことのひとつが廃用の予防です
とくに、体幹筋力の維持はとても大切なテーマです
しかし、予防のために運動を行うとなっても、体力が落ちていたり、何より気力がわかないと継続は難しいというのが実際のところではないでしょうか
そこで、このテニスボールを使ったふくらはぎのケアをおすすめしたいのです。
このケアのポイントである「気持ちよさ」というのは、人間の意欲に対してプラスに働きます。
そして、もうひとつのポイントである「金魚運動」は、体幹筋を働かせることになります。
実際に行ってみるとわかりますが、意外と腹斜筋や腰方形筋を使います。
入院・入所中の方で脚のだるさやツレを訴える方は少なくないと思います。
リハビリでカバーしようとしても、他のメニューが優先されると、なかなか手が回りにくいのではないでしょうか
そこで、患者さんご本人に自分でテニスボールを使ってふくらはぎケアをしていただきます。
この刺激が「気持ちよい」と感じてもらえるようなら、自発的に継続させやすいはずです。
そして、モゾモゾ動かしている間に体幹筋も刺激され、廃用をいくらかでも防ぐことができるのではないか!そのように考えています。
廃用を予防するために運動するのではなく、「気持ちよい」ことをしていたら、勝手に運動になっているという状態にするわけです。
もちろん身体状況にもよりますし、意識があって自分でコントロールできるということ最低条件になります。
ですから、全員に適応というわけにはいかないはずですが、この方法が役に立つ方もなかにはいらっしゃるのではないかと思います。
私は入院・入所施設で仕事をしたことはないのですが、以前、ケアマネージャーをして施設を回っていたころ、脚のツレのような、積極的な治療やリハビリの対象にはならないけれど、患者さんが困っていることを何とかできないものだろうかと考えていました。
治療院を開業してここ数年は、疲れきっていてエクササイズをする気力がわかなくても実行しやすいように、身近な道具を使ったケアの方法にも力を入れてきました。
とくにテニスボールを使ってケアする方法は、日ごろ運動をしない方、運動嫌いな方でも気に入って習慣にされることが多く、手ごたえを感じていました。
そして、たまたま他の病気で入院して方が退院してきた後、「同室の人たちは背中がしんどそうだったり、脚がつって大変そうだったけど、自分はベッドの上で、テニスボールでケアをしたらそのようなこともなく、快適に過ごせた」というお話をうかがい、今回のようなことを思いつきました。
私の治療院を利用して下さる看護師さんたちにもお話しするのですが、なかなか勝手に取り入れるのは難しいようです。
コストもあまりかからず、よい方法だと思うので私としては何とか広めることができないものかと考えています
このブログをご覧になっているみなさん、興味を持っていただけたら、ぜひお試しになってみて下さい。
結果や感想をお教えいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします
寺子屋セミナー「手技療法の基礎講座」のお知らせ
2010年1~3月は、ASTRなどの手技療法を用いる上で、私がもっとも大切にしている基本的なことをお伝えしたいと思います。
3/20(土) 18:00~ 2時間セミナー『手技療法に役立つ身体の使い方~治療の効率を高め、術者への負担も少なくするために大切なこと~ 』
3/21(日) 10:00~ 5時間セミナー『腰椎の可動性検査と関節モビライゼーション』
興味をお持ちの方は下記リンクをクリックなさって下さい。
くつぬぎ手技治療院「手技療法の寺子屋」
それは、テニスボールを使ってふくらはぎをケアする方法です。
脚のだるさや疲れはもちろんですが、むくみやこむら返りの予防にも役に立ちます
とくに病院や老健施設などでお仕事していらっしゃる方、「 もしかしたらいいかも 」と感じられたら、入院・入所中の高齢の方におすすめしていただけたらと思っています。
方法は簡単です
あおむけで寝て、ふくらはぎの下にテニスボールを置き、反対の脚を組むようにしてのせます。
もちろん刺激が強いようなら、片脚だけでもかまいません。
そのままで気持ち良いなら、乗せておくだけでもよいですし、金魚運動のように脚を左右にモゾモゾ動かして刺激してもいいでしょう。
けっこう気持ちよくないですか?
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高齢者の方にとってポイントとなるのは、この「気持ちよい」 ということと「金魚運動」です。
ご高齢で入院・入所中の方に、配慮しなければならない大切なことのひとつが廃用の予防です
とくに、体幹筋力の維持はとても大切なテーマです
しかし、予防のために運動を行うとなっても、体力が落ちていたり、何より気力がわかないと継続は難しいというのが実際のところではないでしょうか
そこで、このテニスボールを使ったふくらはぎのケアをおすすめしたいのです。
このケアのポイントである「気持ちよさ」というのは、人間の意欲に対してプラスに働きます。
そして、もうひとつのポイントである「金魚運動」は、体幹筋を働かせることになります。
実際に行ってみるとわかりますが、意外と腹斜筋や腰方形筋を使います。
入院・入所中の方で脚のだるさやツレを訴える方は少なくないと思います。
リハビリでカバーしようとしても、他のメニューが優先されると、なかなか手が回りにくいのではないでしょうか
そこで、患者さんご本人に自分でテニスボールを使ってふくらはぎケアをしていただきます。
この刺激が「気持ちよい」と感じてもらえるようなら、自発的に継続させやすいはずです。
そして、モゾモゾ動かしている間に体幹筋も刺激され、廃用をいくらかでも防ぐことができるのではないか!そのように考えています。
廃用を予防するために運動するのではなく、「気持ちよい」ことをしていたら、勝手に運動になっているという状態にするわけです。
もちろん身体状況にもよりますし、意識があって自分でコントロールできるということ最低条件になります。
ですから、全員に適応というわけにはいかないはずですが、この方法が役に立つ方もなかにはいらっしゃるのではないかと思います。
私は入院・入所施設で仕事をしたことはないのですが、以前、ケアマネージャーをして施設を回っていたころ、脚のツレのような、積極的な治療やリハビリの対象にはならないけれど、患者さんが困っていることを何とかできないものだろうかと考えていました。
治療院を開業してここ数年は、疲れきっていてエクササイズをする気力がわかなくても実行しやすいように、身近な道具を使ったケアの方法にも力を入れてきました。
とくにテニスボールを使ってケアする方法は、日ごろ運動をしない方、運動嫌いな方でも気に入って習慣にされることが多く、手ごたえを感じていました。
そして、たまたま他の病気で入院して方が退院してきた後、「同室の人たちは背中がしんどそうだったり、脚がつって大変そうだったけど、自分はベッドの上で、テニスボールでケアをしたらそのようなこともなく、快適に過ごせた」というお話をうかがい、今回のようなことを思いつきました。
私の治療院を利用して下さる看護師さんたちにもお話しするのですが、なかなか勝手に取り入れるのは難しいようです。
コストもあまりかからず、よい方法だと思うので私としては何とか広めることができないものかと考えています
このブログをご覧になっているみなさん、興味を持っていただけたら、ぜひお試しになってみて下さい。
結果や感想をお教えいただけると嬉しいです。
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2010年1~3月は、ASTRなどの手技療法を用いる上で、私がもっとも大切にしている基本的なことをお伝えしたいと思います。
3/20(土) 18:00~ 2時間セミナー『手技療法に役立つ身体の使い方~治療の効率を高め、術者への負担も少なくするために大切なこと~ 』
3/21(日) 10:00~ 5時間セミナー『腰椎の可動性検査と関節モビライゼーション』
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