イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

野生の轍の裏

2008-02-15 | 野生の轍
おっと、遅れてしまいましたが、
OUTRIDER絶賛発売中です!
 
16回目はウグイスのはなしです。

文中に、ウグイスの体色は『緑まじりのくすんだ茶』と書きましたが、
イラストのこんな感じの色です。
地味です。
黄緑色の鳥はメジロでっせー。
何度も言いますが、梅や桜の蜜を吸いに来るのはメジロ。
 
春の「ホ~ホケキョ」は『さえずり』という鳴き方です。
冬はこれまた地味に
「チャッチャッチャッチャッ」という声で『地鳴き』します。
その他に「ケッキョケッキョケッキョ」とけたたましく鳴くのは
警戒しているときの『谷渡り鳴き』です。
 
「ウグイスの谷渡り」かぁ・・・
エロ仙人な彼方はもう想像しましたね。
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「野生の轍」のウラ

2007-12-06 | 野生の轍
遅くなりましたが、今号も絶賛発売中のOUTRIDERをよろしくです。

さてさて、ハクビシンです。
郊外にお住みの方には珍しくないかもしれませんが、
横浜の住宅地ではなかなかお目にかかれない珍獣です。
って書こうと思ったら、夕方散歩しているときに目撃しちゃいました。
旭区にもいるんだなぁ。
ちなみに、タヌキは多いんですけどね。
 
さてさてさて、アウトライダー本文ではハクビシンは
外来種か在来種かという話をしたのですが、
いまだにハッキリしていないようです。
そんなことを調べていくうちに、「雷獣」にたどり着きます。
 
雷と共に現れる妖怪とされてきたのですが、
やけにハクビシンと符合するところが多いのです。
たしか、今でもハクビシンをさして雷獣と呼んでる地域が
あったような、ないような・・・・・
妖怪の話が好きだから、毎回どうしてもそっち寄りに傾いてしまうなぁ。
 
日本で唯一のジャコウネコ科の動物ということから
個人的には外来種だと思います。
日本の珍獣の地位も確立していますし、
彼らにとって住みやすいのなら、どちらでも構わないですけどね。

※R-man>「めじろとり」の話はいつかやります。
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野生の轍の裏-アサギマダラ

2007-10-02 | 野生の轍
春に北上、秋に南下という「渡り」をすることで有名なアサギマダラです。
恥ずかしいことに、今年の夏にバイク仲間のラーまんに教えてもらって知りました。
(昆虫の図鑑を見ても蝶は似たものが多くて覚えるのが億劫だ)
いや、名前くらいは聞いたことはありましたけど、あんなに美しく優雅に舞うとは予想外でした。

「渡り」の距離は数千キロにも及ぶことがわかってきたのですが、
あんなフワフワした飛び方で果たして大丈夫なのかと不思議に思えます。

例によって『きれいなものには・・・』です。
体内に毒を持っていますので、いくらお腹が空いていても食べないように!
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野生の轍の裏-ヤモリ

2007-07-27 | 野生の轍
今号も面白いですよ、アウトライダー。

編集長の『アンチェイン』は、ハード路線を期待していた読者を奈落に突き落とす内容
読んでいるこちらが恥ずかしくなるようなウレシイ出会い
旅に出ると何が起こるかわからないのだ。
甘い出合いを求めて、すぐに北海道に旅立った読者もいるのでは?

『ナチュラル』の寺崎節もタマラナイ。
新車のXR250に『錆と汚れたオイルで爪の先が真っ黒になるような、
指先でこねくり回したような手垢感・・・』を求めてしまうのが大笑い!!
そんなあなたが大好きだ!!


で、『野生の轍』はヤモリです。
守宮と書きますが、家守と当て字をすることもあります。
読んで字のごとく、家の守り神です。
虫や蜘蛛を捕らえて食べてくれるので、実際有益な神様です。

我が家(というか僕個人?)には貧乏神という先客が居るのですが、
とうとう先日玄関にニホンヤモリ様を発見いたしました。
うれしかったな~。
どうかヤモリ様この手にお乗り下さい、と手を近付けると
貧乏臭さを嗅ぎとったのか、ササッと隠れてしまいました。
このボロ貸家を守ってくださるのか、アリガタヤ。
『どうかどうか、末永く』と心の中で祈ってしまいました。

雑草が伸び放題で、虫や蜘蛛が多くなったから寄り付いた
ってことに気付いたのは、その翌日。
バイクを引きずり出すと雑草や蜘蛛の巣が絡まり付いてモー大変。
しまいにゃ、でっかいアオダイショウまで現れたヨ。
小さな森状態かもしれないなぁ。
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野生の轍の裏

2007-06-21 | 野生の轍
今回もひじょ~に遅くなってしまいましたが、
アウトライダーに連載中の『野生の轍』の後記でございます。

デンデンムシムシ~と童謡にも歌われているカタツムリですが、
デンデンムシという呼び方は元々は京都の方言なのだそう。
全国に広がっているのだから、むかしの京都はさぞや影響力が大きかったのだろうなぁ。
ちなみに、正式にはマイマイというんですヨ。

カタツムリが雌雄同体だということを知ったのは、
たしか、小学校低学年。
ちんちんをいじって遊んでいた小学生ネ。
『一匹が雄と雌の生殖器官を合わせ持つ』という内容を図鑑に見ても
何とも思わなかったんじゃないのかな・・・
生殖行動よりも秘密基地を作るのに必死だったはずですから。

大人になってこの『雌雄同体』って言葉を聞くと、
自分のチン○を自分のマン○に入れても生殖できるのか?
と、いやらしい映像しか浮かんでこないのが困ります。

実際には、二匹のカタツムリがお互いに精子をやりとりし、
交尾した両方が産卵します。
動きが遅く、出会える確率が少ないからこその子孫繁栄の方法なんです。

ああ、そうか、そうなのか、よかった~。
ホッとした?
いやいや、お互いに陰茎を刺しあうところを想像すると、
これはこれで、かなりいやらしいよネ。
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忘れていました野生の轍

2007-05-01 | 野生の轍
すっかり忘れておりました、只今発売中のOUTRIDER。
今回の『野生の轍』はムジナです。いや、アナグマ君です。
 
まぁー影の薄い存在です。
昼間は穴の中に居て、夜行動するので人の目に触れることはかなり少ないはずです。
地方により呼び方もムジナ、ササグマ、マミ、と様々です。
なんと、『タヌキ』がアナグマを指す場所もあるのです。
さらに『ハクビシン』も顔の模様が似ているので、混同されやすいです。
もっと悪いことにタヌキさんの掘った巣穴をねぐらにしているから、もう訳がわかりません。
自分から混乱を招いているとしか思えない行動だよなぁ。
『同じ穴のムジナ』という言葉はここからきているんですね。
 
一生表舞台には立てないであろうアナグマ君にスポットを当ててあげました。
もしも、見ることがあったらはっきり本名で呼んであげてね。
『ニホンアナグマ君』と!
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野生の轍の裏(リス編)

2007-01-15 | 野生の轍
OUTRIDER vol.22 発売中です。

パラパラとページをめくると、なんと!
我らJETSが全国ミーでお世話になったお宿『The Wish』が載っているではないですかっ!
ちっちさんとマッハも出てるヨ。
うれしいけど、人気のお店になって予約が取れなくなるなんてことはないよネ・・・

さて、今月号の『野生の轍』はリス君です。
愛くるしい仕種の人気者です。(ぼく、リスじゃない)
去年末の本栖湖キャンプのときに、せわしなく走り回っていたので
取り上げてみました。

本州ではニホンリス(ホンドリス)が北海道ではエゾリスが、
林程度の木々があれば目にすることができると思います。
あまりの可愛らしさに、時間を忘れてボ~ッと眺めてしまいます。
(うさぎだよ!)
スペースの関係から省かなくてはならなかったのですが、
タイワンリスという帰化リスが日本の各地に点々と存在しています。
伊豆大島で逃げ出して繁殖したのをきっかけに、
江ノ島、鎌倉と広がり、今では日本に10箇所ほどの繁殖地
を持っています。
タイワンリスは日本のリスと異なり、集団で行動します。
食害もひどいらしく、時々ニュースになっているのを目にします。
鎌倉の休み屋で和菓子をネコババしたのもこいつらタイワンリス
だったのヨ。そのときはわからなかったけど。
(リスババさっ)
それもこれも、結局は連れてきた人、飼育していた人の責任ね!
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野生の轍の裏

2006-11-22 | 野生の轍
今は絶版になっていますが、不思議大好き少年にはタマランシリーズ本がありました。
記憶にあるのは『怪奇ミステリー』『謎の怪獣珍獣を追え』『宇宙人とUFO』などなど。
挿し絵がリアルで手に取るのも恐いのですが、だだをこねて買ってもらっていました。

小学校低学年ころでしょうか、この『謎の怪獣珍獣を追え』との出会いが妖怪ヌエとの出会いです。
出会いなんて大袈裟な話ですが、見開きの挿し絵がすごい迫力で恐かったんですよ、これが。
頭は猿、体が狸、手足が虎、尾が蛇の妖怪とは、小学生でもさすがに無理がありすぎるなぁ
と思いましたよ。ツチノコもヒバゴンもありだけど、ヌエは無いなと思いましたね。

で、大人になってからヌエと呼ばれていた鳥、トラツグミを知ります。
妖怪よりずーーっと後になってからですね。
だから、ヌエと聞くと猿顔妖怪しか頭に浮かばなかったもんね。
悪霊島の『ヌエが鳴く夜は恐ろしい・・・』という有名なキャッチフレーズを聞いたときも、
「あの妖怪ヌエが鳴くときかぁ、そりゃあんなのが鳴いた日にゃ恐いどころの騒ぎじゃないよ」って思いましたね。
アウトライダー編集長も妖怪ヌエを知らなかったというから、ヌエ=トラツグミの方が普通なんでしょうね。

夜の森から『ヒィ~~~ヒィ~~~』と口笛のような声が聞こえたら、それがヌエですぞ。
鳥か妖怪かはわかりませんが・・・!!
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羚羊

2006-10-20 | 野生の轍
ブログの更新をすっかり怠けていますが、OUTRIDER発売中です

今回はカモシカ君です。
天然記念物のくせして、山に入ると結構見かけます。
誰も手が出せなくなって、繁殖しまくりです。
杉やヒノキの小さな苗を食べてしまい、迷惑千万とのこと

山で生活しているわけではないので、その苦労はわかりません。
たまにしか山に行くことがない人にとっては、
そこで見るカモシカはやっぱり感動で神聖でかわいいものです。

あ、でも、よく見ると、目が恐い・・・・・
『もののけ姫』のシシ神並みに、恐い!
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『野生の轍』の裏

2006-07-12 | 野生の轍
さて、今回のアウトライダー連載『野生の轍』はカラスです。
本文にあるように、脳化指数0.16と異常に数値の高いカラスに何度も食料を盗まれています。
脳化指数0.86の人間は、その度に地団駄を踏んでいます。
といっても、僕の脳化指数はサル並みだから、もっと低いのだろうけど。
 
カラスが真っ黒じゃなかったら、ここまで悪者にならなかったとは思いませんか?
たとえば、真っ白だったら、平和の象徴とされるかもしれないし、
虹色だったら、極楽の象徴としてもてはやされるかもしれないですよねぇ。
いや、ゴミ漁りしていたら、やっぱり白い悪魔とか虹色化け物って呼ばれるかナ・・・
 
ハシブトガラスが澄んだ声で「カァーカァー」と鳴くと書きましたが、
実はもっと多彩な鳴き方をします。
「アアアアアア」「アホー」にも聞こえることがあります。
頭の良いカラスですから、九官鳥のように物真似をしているのかもしれません。
 
北海道の羅臼、通称熊の湯キャンプ場に一ヶ月ほど滞在していたときは、
太郎ガラスに警戒が必要でした。目ざとく食料を盗むので、ホトホト困りました。
読んで字のごとく、太郎ガラスは「タロ~ タロ~」と鳴きます。
ホントの話。
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裏『野生の轍』

2006-05-12 | 野生の轍
OutRiderに連載中の『野生の轍』。その裏話です。
 
3年生まで育った三重県『ド田舎小学校』の周りは、田んぼだらけ。
一年中カエルの声を聞いていたような気がします。
文中では、雨が降りそうになると一斉に鳴き出すアマガエルのシャワーコールについて書きましたが、他にもカエルの思い出はいろいろとあります。
 
触ってばかりいたら、手にイボをうつしてくれたヒキガエル君。『キャー!イボがうつる~!』と騒がれて、遠足のときに女の子は手をつないでくれませんでした。トホホ
つついてイタズラしたくなるモリアオガエルのアワアワ卵塊君。アワフキムシの巣(?)もそっくりなアワアワなんだよナ。
 
そして、雨男の話。いやもう、すごいんですから!
時代が違えば、雨乞いの達人、いや、雨の神様だと崇められたのではないでしょうか!?
ツーリングは言うに及ばず、タバコを買いにちょっと外に出ると、そのちょっとの間だけ雨が降ったりするんです。これだけ降られると、雨が嫌いになりそうでしょ。でも、つき合いが長いと好きになっちゃうんだよねぇ。
大雨でも。
 
Vo.18好評発売中!!
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