業界初、ガス漏れ対応でＶＲシミュレータ開発 ＥＮＥＯＳグローブ「没入感」で現場力高める

ENEOSグローブはこのほど、LPガス販売事業者などに向けた「ガス漏れ対応VRシミュレーター（LPガス版）」を開発した。LP業界初の取り組みで、VRを活用することで、没入感と臨場感のある環境で「現場力」の向上を目指す。
同社は系列特約店を対象とした2024年度のENEOSグローブカレッジ（消費者保安対策コース、7～9月に開催予定）にこのVRシミュレーターを取り入れた研修をスタートするとともに、レンタル等の個別利用でグループ内での保安力向上を図るほか、地域の防災イベントなどでの展示も視野に入れている。
今回開発したVRシミュレーターは、エスユーエス（本社・京都市）の最新のVR技術を採用。スタンドアローン方式で開発され、パソコン1台でクラウドやインターネットに接続することなく作動する。Wi-Fiルーターを使うことでVRゴーグルとコントローラーをパソコンにワイヤレスで接続。体験者はそれを装着し参加する。同一空間に4名まで参加することができ、共同作業や1人が講師となって指導するなど様々な活用方法が考えられるという。

石油通信社