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コロナ脱却禍道半ば、21年度は「レ字型」回復 エネ研、国内経済・エネルギー需給見通し

2020-12-25 07:27:04 | 日記
コロナ禍での日本の経済やエネルギー需要は、2019~21年度にかけて「レ字型」で推移する-日本エネルギー経済研究所は24日の定例研究報告会で2021年度の日本の経済・エネルギー需給見通しを示した。
エネ研は毎年この時期に来年度の経済やエネルギー需給の見通しを示しているが、今回は「コロナ禍脱却の道半ば」と位置付け、経済やエネルギー需要は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた20年度は19年度に比べ大幅に落ち込み、21年度はウィズコロナ経済の進展で大幅に増加するものの、19年度には届かない「レ」ような回復をたどると予想した。
燃料油販売も同様に21年度は3.1%増と9年ぶりに増加する見通しであるものの、19年度に比べると3.6%減。灯油は19年度が記録的な暖冬だったため、20年度は巣ごもり需要を含めて12.8%増となるが、21年度は構造的な需要減退で1.7%減。ナフサはエチレンプラントの定修がなく4.1%増、C重油は一般用が経済回復による産業用需要増加と燃料転換の進展で0.4%増にとどまり、発電用は20年度から複数の電力会社の石油火力が長期停止に入るため、21年度は29.7%減と予想。このほか、再エネはおおむね順調に拡大し21年度は総発電量の17%を占めるとみている。
なお、原油価格はブレントで45~55ドル/バレルの範囲で推移。コロナ収束や世界経済の動向、OPECプラスの減産動向を含めたイランや米国の増産動向などに影響されるとみている。

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