中身を見た瞬間は、
「うーん」
と芳しくない印象だった「ひと目の手筋 問題集600」。
なぜなら一部を除いて解説がないのである。
第1章と第3章は最初に解答に解説のついた(2図)例題。
そしてその例題に類題が1ページ4題、
ないし2ページ8題(第3章の一部)付随する。
こちらは例題と同じ筋ということで手順のみ示され、
解説はない。
そして第2章(148題)、4章(92題)、6章(124題)は、
1ページ4題で怒涛の如く問題が出される。
解答は1章と3章の類題と同じく手順のみ。
ただ第1章と第3章のどの例題を参考にすればよいのか、
ページが示されることで解説に代えられている。
恐ろしくストイックな本だ。
そして問題いくつかは初級者にとって、簡単な筋とは言えず、
解説を読んで「納得」することは困難だと思う。
そこが冒頭に述べた悪印象の原因。
ただ使い方や対象棋力をかえて、
「ひと目の手筋」と「もっとひと目の手筋」を卒業した人が、
ドンドン解いて第一感を磨く問題集と考えれば、これはアリ。
「囲碁入門編」や「囲碁おもしろレッスン」(「囲碁面白お稽古話)」と同じ)巻末問題集と同義と見るのだ。
10秒以上考えてはいけない。
とにかくひたすら解いてページをめくる。
そして解答も理解するのではなく
「こういうものなのだ」
と、とにかく脳に染みこませる。
そのココロは
「考えるな、感じろ」。
考えて理解するのは他の本に任せよう。
思考の膠着化という危険はあるにしても、
この問題で出てくる手順は、
最初に脳裏に浮かんで欲しい、
いわゆる「筋」ばかり。
それを大量に反復することで定着させるというコンセプトなら、
対象棋力(初段前後向け)の問題はあるにしても、
本書は「ひと目」シリーズの名に恥じない一冊だと私は思うのだ。
「うーん」
と芳しくない印象だった「ひと目の手筋 問題集600」。
なぜなら一部を除いて解説がないのである。
第1章と第3章は最初に解答に解説のついた(2図)例題。
そしてその例題に類題が1ページ4題、
ないし2ページ8題(第3章の一部)付随する。
こちらは例題と同じ筋ということで手順のみ示され、
解説はない。
そして第2章(148題)、4章(92題)、6章(124題)は、
1ページ4題で怒涛の如く問題が出される。
解答は1章と3章の類題と同じく手順のみ。
ただ第1章と第3章のどの例題を参考にすればよいのか、
ページが示されることで解説に代えられている。
恐ろしくストイックな本だ。
そして問題いくつかは初級者にとって、簡単な筋とは言えず、
解説を読んで「納得」することは困難だと思う。
そこが冒頭に述べた悪印象の原因。
ただ使い方や対象棋力をかえて、
「ひと目の手筋」と「もっとひと目の手筋」を卒業した人が、
ドンドン解いて第一感を磨く問題集と考えれば、これはアリ。
「囲碁入門編」や「囲碁おもしろレッスン」(「囲碁面白お稽古話)」と同じ)巻末問題集と同義と見るのだ。
10秒以上考えてはいけない。
とにかくひたすら解いてページをめくる。
そして解答も理解するのではなく
「こういうものなのだ」
と、とにかく脳に染みこませる。
そのココロは
「考えるな、感じろ」。
考えて理解するのは他の本に任せよう。
思考の膠着化という危険はあるにしても、
この問題で出てくる手順は、
最初に脳裏に浮かんで欲しい、
いわゆる「筋」ばかり。
それを大量に反復することで定着させるというコンセプトなら、
対象棋力(初段前後向け)の問題はあるにしても、
本書は「ひと目」シリーズの名に恥じない一冊だと私は思うのだ。