30年ぶりに改訂される、「基本事典」シリーズ第1弾「基本布石事典」が出た。
30年ぶりというのは1996年の「増補新装版」からでなく、
1975年の旧版から数えてということらしい。
著者も林海峰プロから依田プロに替わっている。
旧版の「基本布石事典」は基本事典シリーズの中でも評判は芳しくなく、
私も「布石のカタログ」という認識だけで、きちんと読んだことはない。
だからあまり細かいところはわからないのだが、
今回の改訂版も基本的な流れは変わらないと思う。
「星+小目」等の分類がなされ、
その型ごとに模範的な進行が3譜ぐらいに分けて示される。
そしてその後ろに参考譜が1~3局ぐらい載っているという形。
参考譜は全部で127局(100手未満まで)掲載されており、
依田プロの前書きによると
「これを一通り並べるだけでも、かなり力になる」
とのこと。
あるいは序盤の棋譜集とみるのが正しいか?
そうみるとちょっと布石のヴァリエーションが多すぎて、
全体が散漫な嫌いはあるけれど。
構成は酒巻忠雄氏。
ただ旧版と比べると図がみやすくなり、
解説とのポジショニングも良くなって、
若干読みやすくなっている気がする。
当然中身は現代のコミに即したものだし、改訂しただけの価値はありそうだ。
30年ぶりというのは1996年の「増補新装版」からでなく、
1975年の旧版から数えてということらしい。
著者も林海峰プロから依田プロに替わっている。
旧版の「基本布石事典」は基本事典シリーズの中でも評判は芳しくなく、
私も「布石のカタログ」という認識だけで、きちんと読んだことはない。
だからあまり細かいところはわからないのだが、
今回の改訂版も基本的な流れは変わらないと思う。
「星+小目」等の分類がなされ、
その型ごとに模範的な進行が3譜ぐらいに分けて示される。
そしてその後ろに参考譜が1~3局ぐらい載っているという形。
参考譜は全部で127局(100手未満まで)掲載されており、
依田プロの前書きによると
「これを一通り並べるだけでも、かなり力になる」
とのこと。
あるいは序盤の棋譜集とみるのが正しいか?
そうみるとちょっと布石のヴァリエーションが多すぎて、
全体が散漫な嫌いはあるけれど。
構成は酒巻忠雄氏。
ただ旧版と比べると図がみやすくなり、
解説とのポジショニングも良くなって、
若干読みやすくなっている気がする。
当然中身は現代のコミに即したものだし、改訂しただけの価値はありそうだ。