コバピさんとの2子局、黒番、逆コミ1目半。
私もそれなりに上達しているつもりだが、コバピさんの速度はそれを上回る（対局数の違いもあるけど）。
噂によるとペア碁ハンディ戦ながら、3位にもなったらしい。
単純に直接対決でも3連敗だか4連敗だかしているので、打ち込まれるのは当然なのだけど、2子局でしかも1目半コミ出しまで差を広げられてしまった。
しかし一度も勝った事がないにも関わらず、「この手合いでは中々負けない」とタカをくくっている私は尊大。
で、気楽に打っていたら黒8。
いきなり方向を間違えて
「やっちゃいました」
とチャット。
「佐為（誰が？）、集中しないと負けるぜ」（進藤ヒカル）
という啓示か。
いやコバピさんはそんなことは言わなかったけど。
腐ってもいられないので、改めて腰を据えて盤面を見つめ、黒16と三連星を張り直す。
白17-23は教科書通り。
対して私の黒24がまた時期尚早。
あるいはこう打った以上はエグリを決めていくべきだった。
白33と良いタイミング(?)で踏み込まれて、黒34で
「上辺も左辺も」
なんてムシの良いことを考えているうちに、大きく左辺をエグられてしまう。
素直に教科書通りサガるべきだったか。
その上、白47に石が来たので、アラ不思議。
黒24の狙いが手順に消えてしまった。
黒70は、
「強行に遮断(白71)すると、壁攻めを喰らう可能性がある」
という意味で緩めたのだが、左辺を塗り付ける手段もあるので強く遮断すべきだったか。
黒82も本で読んだワナなのだけど、白83と的確に応じられて不発。
黒118-122とエグりの狙いを強引に成立させるが、白123と冴えた一手。
なるほど、この手を見越していたから受けなかったわけですか。
面白いのは最終盤のコウ。
まぁ、泣く泣くのコウなのだけど黒154のコウ立てはまずかった。
図のように黒Aからもっていけば、C、Eとあとソバコウが2つ増える。
これは大きい。
ただ今見返すと、もっと根本的にここが本当にコウ材として成り立っていたのかちょっと不安。
白157もコウに負けた時の損を、やや増やしていて疑問か？
この後は白Fをコウ材にするつもりだったというから、それなら先にFの方が良かった。
損コウって、こういうこと？
今だ「損コウ」がよくわからないのである。
白161が痛恨のポカ。
想像だがモニターの前で「アッ！」と叫ばれたのではないか。
私もモニターの前で「エッ！」。
まじまじと盤を見つめてしまった。
「先のコウ材を考えているうちに、一手思考が飛んでしまった」
とは、終局後の弁。
白Fの予定だったとのこと。
もしその手を打たれていたら黒はコウを解消するよりないが、この結果は微細の形勢のようだ。
CGobanの「スコア予測」機能にかけると「白1目半勝ち」と出た。
こうしてコバピさんから、待望の初勝利を挙げたわけだが、
「これじゃあ…」
との声が聞えてきそう。
本局を見返して感じるのは、知識はあるけれど、それを使うタイミングやら組み合わせ、方向が滅茶苦茶ということ。
強い人には通用しないだろう。
もっと全局的に使わなくては。
(;GM[1]FF[1]SZ[19]
AB[dp][pd]
;W[pq];B[dd];W[qo];B[dj];W[fq];B[hq];W[cq];B[dq];W[cp];B[do]
;W[dr];B[er];W[cr];B[eq];W[cn];B[jd];W[fc];B[ec];W[fd];B[df]
;W[hc];B[jc];W[ie];B[cl];W[qf];B[qh];W[qc];B[pc];W[qd];B[pe]
;W[rf];B[og];W[cc];B[dc];W[ce];B[cd];W[de];B[ee];W[cf];B[ef]
;W[ch];B[eh];W[cj];B[ci];W[bi];B[di];W[bk];B[ck];W[bj];B[cg]
;W[bg];B[dg];W[bd];B[be];W[bf];B[bc];W[ae];B[cb];W[gf];B[je]
;W[jf];B[kf];W[jg];B[qb];W[rb];B[pb];W[jq];B[lq];W[fr];B[fp]
;W[es];B[lo];W[hr];B[gq];W[gr];B[iq];W[ir];B[ho];W[jp];B[oo]
;W[nq];B[ra];W[rh];B[qi];W[rc];B[ql];W[dn];B[en];W[dl];B[dk]
;W[em];B[fn];W[kg];B[lf];W[mp];B[lp];W[mo];B[mn];W[ln];B[kn]
;W[lm];B[jo];W[nn];B[pn];W[nm];B[qn];W[ro];B[kr];W[jr];B[or]
;W[nr];B[oq];W[pr];B[pp];W[os];B[op];W[qp];B[bl];W[gl];B[bo]
;W[co];B[bn];W[gp];B[eo];W[hp];B[go];W[ip];B[io];W[ib];B[jb]
;W[qk];B[pk];W[qj];B[pj];W[ri];B[ml];W[mm];B[nk];W[ol];B[pl]
;W[ok];B[nj];W[oj];B[oi];W[ni];B[mi];W[nh];B[mh];W[ng];B[nf]
;W[oh];B[ph];W[pi];B[rk];W[rj];B[oi];W[mg];B[lg];W[pi];B[om]
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私もそれなりに上達しているつもりだが、コバピさんの速度はそれを上回る（対局数の違いもあるけど）。
噂によるとペア碁ハンディ戦ながら、3位にもなったらしい。
単純に直接対決でも3連敗だか4連敗だかしているので、打ち込まれるのは当然なのだけど、2子局でしかも1目半コミ出しまで差を広げられてしまった。
しかし一度も勝った事がないにも関わらず、「この手合いでは中々負けない」とタカをくくっている私は尊大。
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いやコバピさんはそんなことは言わなかったけど。
腐ってもいられないので、改めて腰を据えて盤面を見つめ、黒16と三連星を張り直す。
白17-23は教科書通り。
対して私の黒24がまた時期尚早。
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白33と良いタイミング(?)で踏み込まれて、黒34で
「上辺も左辺も」
なんてムシの良いことを考えているうちに、大きく左辺をエグられてしまう。
素直に教科書通りサガるべきだったか。
その上、白47に石が来たので、アラ不思議。
黒24の狙いが手順に消えてしまった。
黒70は、
「強行に遮断(白71)すると、壁攻めを喰らう可能性がある」
という意味で緩めたのだが、左辺を塗り付ける手段もあるので強く遮断すべきだったか。
黒82も本で読んだワナなのだけど、白83と的確に応じられて不発。
黒118-122とエグりの狙いを強引に成立させるが、白123と冴えた一手。
なるほど、この手を見越していたから受けなかったわけですか。
面白いのは最終盤のコウ。
まぁ、泣く泣くのコウなのだけど黒154のコウ立てはまずかった。
図のように黒Aからもっていけば、C、Eとあとソバコウが2つ増える。
これは大きい。
ただ今見返すと、もっと根本的にここが本当にコウ材として成り立っていたのかちょっと不安。
白157もコウに負けた時の損を、やや増やしていて疑問か？
この後は白Fをコウ材にするつもりだったというから、それなら先にFの方が良かった。
損コウって、こういうこと？
今だ「損コウ」がよくわからないのである。
白161が痛恨のポカ。
想像だがモニターの前で「アッ！」と叫ばれたのではないか。
私もモニターの前で「エッ！」。
まじまじと盤を見つめてしまった。
「先のコウ材を考えているうちに、一手思考が飛んでしまった」
とは、終局後の弁。
白Fの予定だったとのこと。
もしその手を打たれていたら黒はコウを解消するよりないが、この結果は微細の形勢のようだ。
CGobanの「スコア予測」機能にかけると「白1目半勝ち」と出た。
こうしてコバピさんから、待望の初勝利を挙げたわけだが、
「これじゃあ…」
との声が聞えてきそう。
本局を見返して感じるのは、知識はあるけれど、それを使うタイミングやら組み合わせ、方向が滅茶苦茶ということ。
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