さっぽろ物理塾です

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希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾 10代の知能

2011-12-04 11:10:12 | 学問

Nature誌の479-113にLetterで「ティンエイジャーの脳では、言語性知能および非言語性知能は変化する」(タイトルを翻訳)を掲載しています。読んで、やっぱりなという感想です。

長く高校教職にあって、10代の知能検査をしての知能指数(IQ)を、概して評価できると考えてきました。

私は、授業や人間関係で、さらなる知能発達を可能に出来そうと意識してきました。

家庭訪問では、居間では私から成績の話をしないことにしていました。分かっていることだからです。生まれてからの首の座り・振る舞い・言語・非言語のことを聞きました。

親に思い出してもらい、私との共通認識を持つことに勤めました。勉強場所(部屋)で本人と話しました。双方にとても有益でした。

ここ30年ほど、日本の学校教育の現場では知能(知能指数IQ)検査を避けるようになりました。教育系大学・学部でもこの傾向が多く見られます。

日本の発達心理学は、脳科学の成果をさらに取り入れる、あるいは協働することが大切でしょう。さらに感性工学が進展しつつあります。面白くなりつつあります。

小学校・中学校はもちろん高等学校、専修学校や大学での先生は内外の教育に係わる諸分野に関心を高めましょう。

一部の大学では、教員採用試験に合格出来なくて大学院に向かい、学者・研究者になる人も見ました。そして大学の先生になっている。??

今回の論文(Letter)は,10代の生徒の学校で、とても使えるヒントになりますね。

知能検査、知能指数(IQ)を、もっと積極的に評価してはどうでしょうか。今回のLetterは、教育にもいい刺激になることでしょう。

こうした論文が広範囲に読まれて議論されることを願っています。

URL http://www4.ocn.ne.jp/~b-juku/      さっぽろ物理塾  もどうぞ