さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

鐘の鳴る丘

2019-07-08 20:46:57 | 日記・エッセイ・コラム

70年ほど前の小学生のころ、夕方には急いで家に帰ったものです。
ラジオ番組「鐘の鳴る丘」を聞くためです。
情景を想像して、子供ながらに涙したものでした。
映画化されたものも、ほとんど見ました。
関東の親戚からも聞きました。あんなものではなかったんだよ、と。
当時の僕世代の多くの孤児・少年・少女はその後どうしているのだろう、と気がかりでした。

今春からのNHK朝ドラを視聴して、改めて思い出しています。
もう70代から80代でしょう。どんな一生であったのでしょう。
8月に限らず、切なく思い出します。

参議院選挙のさなかです。どの政党のどの候補のポピュリズムが、なんとも空しく聞こえます。
でも、国民としての義務を果たします。そのうえで、権利を行使します。

古代の17条憲法、いわゆる明治憲法そして現行憲法に流れる共通の「和」を感じています。
恐れるのは、現実に呼応して追加・改定をなおざりにして抽象化してしまっていることです。
だんだん拡大解釈が可能になりつつあるのを知ります。明治憲法しかり、現行憲法しかりでね。
科学や技術そして芸術もスポーツも国や国境の概念が不要になりつつあるのに、政治は地球規
模で機能不全に向かっているように思えてならないのです。