さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

今年の札幌雪まつり

2013-02-10 10:32:45 | 日記・エッセイ・コラム

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平成25年2月8日(金)に家族で大通りの雪祭りを見に行ってきました。
初めて見たのは、50年以上も前です。
その頃は、大通公園にはまだ大きな木が多くありました。
夜に見るのが好きでした。
ライトアップしていない氷像が、街の光を受けてそれは美しいものでした。

今は、大通りの幅は100mあるとはいえ、両側にはビルがそびえたっています。

今年の大通会場は異様に感じました。
まるで、かつての食の祭典のようでした。
雪像は多くあったのでしょうが、飲食店の方がもっと多くあったように感じました。
海外からの観光客が感心するのでしょうか。
雪像がかすんで見えました。目立たないのです。
周りから、「何だこれ」という声が聞こえました。
離れた場所に行っても、聞こえました。
「どっちがメインだ」とも言っているのが聞こえました。
雪像の白とのコントラストが変でした。

TVで見えるアンバランスは恰好が良くない管理建物です。
取り残されたように見える重機です。
景観を欠いていて、海外にも報道されているのでしょうか。

大雪像は、年々、技術の高さを感じます。
会場に展開している大勢のスタッフは、丁寧でマナーも良いのが嬉しいです。
ありがたいのです。心からご苦労様と申し上げます。
寒さの中で、創る人々とかかわる人々の豊かな熱心を感じました。

苦言です。市民の雪像の多くが、あまりにも下手です。
今年は、とりわけやっつけ仕事が多いのです。
来年は、だだ抽選ではない、選考を求めたいものです。

海外チームの雪像は、何と美しいのでしょう。
彫りといい、表面といい、テーマ性といいすばらしい出来栄えでした。
すっかり感心しました。
見た甲斐がありました。

せっかくの世界に誇る北国の雪まつりです。
顕微鏡で今日の雪を知るなど雪国の科学、雪国の建築や工業も含
めての雪国の産業も展開していると、面白いことになる、と想像しました。

来年は、TVで報道される景色をもイメージして、全体像、部分像、
個々の雪像および氷像でありますよう、今から楽しみにしています。