さっぽろ物理塾です

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希望を込めての日記・エッセイです。

「太平洋の奇跡」を見ました

2011-02-26 09:27:53 | 日記・エッセイ・コラム

新聞・TVでチラチラ記事があって、気になっていた映画「太平洋の奇跡」を見ました。もう、ずいぶん映画館での映画を見ていません。

見た甲斐がありました。久方ぶりに日本人を見た思いです。私も、あの状況であったら、あの大尉のようにするであろう、したいと言うのが感想です。この年になって、あの映画の人々、日本人もアメリカの人々も現実にいたこと、分かります。命をつないできた先人の精神を学んで体現した人々の映画でした。

日本が狂気の時代にあって、世界もヒステリックにあって、しかし、生きること死ぬることを真剣にしている映画を見ました。人の誠意と意地が誇りだと思っていますから、なおのこと感動しました。

あの時代、こんな人々がいたことを、国内にも満州にも海外移民にも軍隊にもいたことが、戦後の日本の下地にあると、私は考えています。

今の時代、日本と言う果実は熟したのでしょうか。これから下手をすると腐るのでしょうか。

熟した果実には、種子があるもの。私はその種子の肥やしになりたい。熟した果実が腐っても、中の種子の萌芽を守って育てる肥やしでありたいものです。  

水耕栽培では、微量要素が欠けたいびつな文化になることでしょう。

親はもちろん、学校教師も大学の先生も、もうチャラチャラひらひらの大人にはならない、これからの時代を洞察して、子供に接しようではありませんか。

あらゆる分野の古典は、長く続く内容があることに感銘を受けます。すべての古典を読む、聞く、見る、触れることはとても不可能ですが、幾つかにでも触れること大切な経験になりました。

映画を見て、あの大尉の部下、住民の真剣、そしてあっぱれな敵の将校の意気を感じる精神を持ち続けていたいと思った映画でした。いい映画を見ました。

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